• R/O
  • HTTP
  • SSH
  • HTTPS

jm: Commit

翻訳ドキュメント管理用


Commit MetaInfo

Révision13f2028332c4f7b75e10eadf3fa0cc790c0557a6 (tree)
l'heure2022-10-29 21:49:25
Auteurcyoichi <cyoichi@user...>
Commitercyoichi

Message de Log

kmod: Modification of kmod-29 package's tranlations, Part 3.

new file: manual/kmod/ChangeLog
new file: manual/kmod/README.po4a
modified: manual/kmod/release/man5/depmod.d.5
modified: manual/kmod/release/man5/modprobe.d.5
modified: manual/kmod/release/man5/modules.dep.5
modified: manual/kmod/release/man8/depmod.8
modified: manual/kmod/release/man8/insmod.8
modified: manual/kmod/release/man8/kmod.8
modified: manual/kmod/release/man8/lsmod.8
modified: manual/kmod/release/man8/modinfo.8
modified: manual/kmod/release/man8/modprobe.8
modified: manual/kmod/release/man8/rmmod.8
modified: manual/kmod/translation_list

Change Summary

Modification

--- /dev/null
+++ b/manual/kmod/ChangeLog
@@ -0,0 +1,77 @@
1+Tue Oct 25 09:28:07 JST 2022, Full Modification, Chonan Yoichi
2+
3+ 同一バージョン (kmod-29) の翻訳の修正・改訂。
4+
5+ * po4a/man5/ja.po
6+ * po4a/man8/ja.po
7+ * po4a-each/man5/depmod.d.5.po
8+ * po4a-each/man5/modprobe.d.5.po
9+ * po4a-each/man5/modules.dep.5.po
10+ * po4a-each/man8/depmod.8.po
11+ * po4a-each/man8/insmod.8.po
12+ * po4a-each/man8/kmod.8.po
13+ * po4a-each/man8/lsmod.8.po
14+ * po4a-each/man8/modinfo.8.po
15+ * po4a-each/man8/modprobe.8.po
16+ * po4a-each/man8/rmmod.8.po
17+ * release/man5/depmod.d.5
18+ * release/man5/modprobe.d.5
19+ * release/man5/modules.dep.5
20+ * release/man8/depmod.8
21+ * release/man8/insmod.8
22+ * release/man8/kmod.8
23+ * release/man8/lsmod.8
24+ * release/man8/modinfo.8
25+ * release/man8/modprobe.8
26+ * release/man8/rmmod.8
27+ * README.po4a
28+ * ChangLog
29+
30+Tue May 31 2022, New Translation, ribbon
31+
32+ kmod version 29 の翻訳を公開。新訳。
33+
34+ 2011 年ごろ、パッケージの名前が "module-init-tools" から
35+ "kmod" に変わったらしい。
36+
37+ * Makefile
38+ * po4a/man5/ja.po
39+ * po4a/man5/kmod-man5.pot
40+ * po4a/man5/kmod-man5.cfg
41+ * po4a/man8/ja.po
42+ * po4a/man8/kmod-man8.pot
43+ * po4a/man8/kmod-man8.cfg
44+ * release/man5/depmod.d.5
45+ * release/man5/modprobe.d.5
46+ * release/man5/modules.dep.5
47+ * release/man8/depmod.8
48+ * release/man8/insmod.8
49+ * release/man8/kmod.8
50+ * release/man8/lsmod.8
51+ * release/man8/modinfo.8
52+ * release/man8/modprobe.8
53+ * release/man8/rmmod.8
54+
55+ draft ディレクトリ以下の変更などについては省略。
56+
57+Sat Oct 15 00:02:19 JST 2005, First Translation, Suzuki Takashi
58+
59+ module-init-tools の翻訳を公開。
60+
61+ * release/man5/modprobe.conf.5
62+ * release/man5/modules.dep.5
63+ * release/man8/depmod.8
64+ * release/man8/insmod.8
65+ * release/man8/lsmod.8
66+ * release/man8/modinfo.8
67+ * release/man8/modprobe.8
68+ * release/man8/rmmod.8
69+
70+Sun Jul 10 23:12:28 2005, NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
71+
72+ 最初の記録。当時、このパッケージは "module-init-tools" だった。
73+
74+ first import:
75+ * original/: created.
76+ * translation_list: created.
77+
--- /dev/null
+++ b/manual/kmod/README.po4a
@@ -0,0 +1,65 @@
1+このディレクトリ以下には、2 種類の po ファイル群が入っています。
2+マニュアルを改訂するときは、どちらでもお好きな方をご利用ください。
3+どちらも、それなりのやり方で、利用できるはずです。
4+
5+ご存知でしょうが、po4a では、複数の manpage を一つにまとめた po ファイルを
6+作ることもできますし、1 manpage 1 po ファイルにすることもできます。
7+
8+po4a ディレクトリ以下には、man5 と man8 の manpage をそれぞれ一つに
9+まとめた po ファイルと、po4a コマンドの設定ファイルが入っています。
10+po4a/man5/ja.po と同ディレクトリの kmod-man5.cfg、及び
11+po4a/man8/ja.po と同ディレクトリの kmod-man8.cfg が、それです。
12+翻訳にこうした ja.po ファイルを使う場合は、翻訳 manpage の作成に
13+kmod ディレクトリ直下にある Makefile が使用できます (make を使用したく
14+ない場合は、kmod ディレクトリから直接 "po4a po4a/man8/kmod-man8.cfg"
15+などを実行しても構いません。この場合、draft/man8 以下に manpage が
16+作成されます)。
17+
18+po4a-each ディレクトリ以下に入っているのは、1 manpage 1 po ファイル形式の
19+po フィルです。こちらは Makefile を利用できません。すべて po4a-translate
20+コマンドを使って、手作業で一つ一つ po ファイルを日本語 manpage に変換
21+することになります。なお、kmod パッケージでは、どの manpage の場合でも
22+コマンドに "-o groff_code=verbatim" オプションを付ける必要があります。
23+たとえば、こんな具合です。
24+
25+ $ po4a-translate -f man -m original/man8/modprobe.8 \
26+ -p po4a-each/man8/modprobe.8.po -l draft/man8/modprobe.8 \
27+ -a po4a-each/add_ja/copyright/modprobe.8.txt -o groff_code=verbatim \
28+ -k 0 -v
29+
30+どちらのやり方にも一長一短があります。たとえば、複数 manpage をまとめた
31+po ファイルを使えば、make 一発で po から複数の manpage を作成することができ、
32+上記のような長々しいコマンドを打ち込む必要も、憶える必要もありません。
33+また、改訂時には、新しい原文を用意して make (あるいは、po4a コマンド)
34+を実行するだけで、既訳部分を取り込んだ、翻訳の土台になる新しい po
35+ファイルが作れます。
36+
37+一方、1 manpage 1 po ファイル方式の最大の長所は、たくさんの manpage
38+を一つにした長大な po ファイルを相手にしなくても済むことでしょう。
39+やりたくないものや、よくわからないものに、手を出さないでも済みます。
40+また、自分が今何を訳しているのか、はっきりしていますし、(上の例の
41+ように、"-k 0" オプションを付けて po4a-translate を実行すれば)
42+訳しながら、いつでも好きなときに整形後の結果を簡単に確かめることが
43+できます (もう一方のやり方でも、できないわけではありません)。
44+
45+翻訳の対象を選ぶときや、訳している間は、1 manpage 1 po ファイルの
46+方が楽であり、原稿の提出時やマニュアルの改訂時には、複数ページを
47+一つにまとめるやり方の方が楽だ、と言えるでしょう。言い換えれば、
48+翻訳という作業そのものについては、1 manpage 1 po ファイルに利があり、
49+翻訳製品の操作や管理では、すべての manpage を一つにする方法の方が
50+優っているということでしょうか。
51+
52+そんなわけで、両方の po ファイルを置いておきます。manpage の改訂をなさる
53+ときは、お好きな方、使いやすい方を利用してください。要らない方は、消して
54+しまっても構いません。自分が使わない方の po ファイルまで更新するのは面倒
55+でしょうから。
56+
57+なお、実を言うと、私はやりませんでしたが、すべての manpage を一つに
58+まとめるのではなく、1 manpage 1 po ファイルになるように、po4a の設定
59+ファイルを書くこともできます。この方法を使えば、変換時に po4a-translate
60+を、改訂時に po4a-updatepo を使うのではなく、どちらの場合も、
61+"po4a 設定ファイル" コマンドを実行するだけで済ますことが出来ます。
62+
63+--
64+長南洋一 (version 29 の改訂者)
65+
--- a/manual/kmod/release/man5/depmod.d.5
+++ b/manual/kmod/release/man5/depmod.d.5
@@ -13,7 +13,26 @@
1313 .\"
1414 .\"*******************************************************************
1515 .\"
16-.\" translated for 29, 2022-05-31 ribbon <ribbon@users.osdn.me>
16+.\" Japanese Version Copyright (C) 2022 ribbon,
17+.\" and 2022 Chonan Yoichi,
18+.\" all right reserved.
19+.\" Translated (kmod version 29) Tue May 31 2022
20+.\" by ribbon <ribbon@users.osdn.me>
21+.\" Modified Tue Oct 25 09:28:07 JST 2022
22+.\" by Chonan Yoichi <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
23+.\"
24+.\" This program is free software: you can redistribute it and/or modify
25+.\" it under the terms of the GNU General Public License as published by
26+.\" the Free Software Foundation, either version 2 of the License, or
27+.\" (at your option) any later version.
28+.\"
29+.\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
30+.\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
31+.\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the
32+.\" GNU General Public License for more details.
33+.\"
34+.\" You should have received a copy of the GNU General Public License
35+.\" along with this program. If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.
1736 .\"
1837 .TH DEPMOD\&.D 5 2021/01/29 kmod depmod.d
1938 .ie \n(.g .ds Aq \(aq
@@ -36,8 +55,8 @@
3655 .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
3756 .\" -----------------------------------------------------------------
3857 .SH 名前
39-depmod.d \- depmod 向けの設定ディレクトリ
40-.SH 書式
58+depmod.d \- depmod 用の設定ディレクトリ
59+.SH 概要
4160 .PP
4261 /usr/lib/depmod\&.d/*\&.conf
4362 .PP
@@ -48,50 +67,71 @@ depmod.d \- depmod 向けの設定ディレクトリ
4867 /etc/depmod\&.d/*\&.conf
4968 .SH 説明
5069 .PP
51-\fBdepmod\fP コマンドによって処理されるモジュールの順番は、 グローバルにもモジュールごとにでも変更できます。 このことが役立つ場面としては、
52-ビルトインのカーネルモジュールが、 カスタムビルドされている場合です。 そしてユーザーが望む動作として、
53-カーネルにより提供されるモジュールバージョンを上書きして、 処理優先度を制御したい場合です。
70+モジュールが \fBdepmod\fP コマンドによって処理される順番は、
71+全体としても、モジュールごとにも変更することができます。
72+これが役に立つ典型的なケースは、カーネルに付属するモジュールが、
73+同じモジュールのカスタムビルト版で補正されており、
74+ユーザとしては、カーネルの供給するモジュールのバージョンを使わないようにするために、
75+処理の優先順位を変更したい場合です。
5476 .PP
55-depmod\&.d 配下にあるファイルのフォーマットは単純です。 1 行に 1 つのコマンドを記述します。 空行や \*(Aq#\*(Aq
56-で始まる行は無視されます (コメント行として利用できます)。 行末に \*(Aq\e\*(Aq を記述すれば、 次の行への継続を表します。
57-これを使えば、ファイルが多少すっきりします。
77+depmod\&.d の下にあるファイルの書式は単純です。1 行 1 コマンドで、空行や
78+\*(Aq#\*(Aq で始まる行は無視されます (後者はコメントを付けるのに使えます)。行末に
79+1 個の \*(Aq\e\*(Aq があると、その行は次の行に続くことになります。これを使うと、
80+ファイルの見かけがちょっとよくなります。
5881 .SH コマンド
5982 .PP
6083 search \fIsubdirectory\&.\&.\&.\fP
6184 .RS 4
62-これは、 \fBdepmod\fP によって処理される /lib/modules (あるいは設定されたモジュールディレクトリ)
63-配下のサブディレクトリの処理順の指定を行います。 ディレクトリを順に列記して、 最も優先度の高いディレクトリを先頭に記述します。
64-同じく最も優先度の低いディレクトリを最後に記述します。 特別なキーワード \fBbuilt\-in\fP は、
65-カーネルによってインストールされた標準的なモジュールディレクトリを参照します。 別のキーワード \fBexternal\fP は、
66-外部ディレクトリの一覧を参照するものであり、 \fBexternal\fP コマンドによって定義します。
85+このコマンドを使うと、/lib/modules
86+(あるいは、モジュールの置き場として設定されたほかの場所)
87+以下のサブディレクトリが、\fBdepmod\fP によって処理される順番を指定することができます。
88+リストするディレクトリの順番では、最初のものの優先度が最も高く、
89+最後のものの優先度が最も低くなります。スペシャルキーワードの \fBbuilt\-in\fP
90+は、カーネルによってインストールされる標準のモジュールディレクトリを指しています。
91+もう一つのスペシャルキーワード \fBexternal\fP は、\fBexternal\fP
92+コマンドによって定義される外部のディレクトリのリストを指しています。
6793 .sp
68-デフォルトで depmod は、 ビルトインに対する検索文字列 "updates built\-in" を用いることで、 \fBupdates\fP
69-という名前のディレクトリを、 より優先度を上げて検索することができます。 ただしこれよりも、 さらに複雑な設定も可能であり、
70-代表的なディストリビューションでは、 そのような指定も利用されています。
94+デフォルトでは、\fBdepmod\fP は、プログラムに埋め込まれた "updates built\-in"
95+という検索文字列を使って、\fBupdates\fP という名前のディレクトリに、\fBbuilt\-in\fP
96+よりも高い優先度を与えています。でも、もっと複雑な順番の設定も可能であり、
97+有名なディストリビューションのいくつかでは、
98+そうした順番が実際に使われています。
7199 .RE
72100 .PP
73101 override \fImodulename\fP \fIkernelversion\fP \fImodulesubdirectory\fP
74102 .RS 4
75-このコマンドは、 \fBdepmod\fP コマンドにおいて同一の名前を共有する複数のモジュールが処理される場合に、
76-特定のどのバージョンのモジュールを用いるかを、 上書き指定できるものです。 1 つのカーネルを指定することや、 ワイルドカード指定 * を用いれば、
77-複数のカーネルの指定が可能です。 \fImodulesubdirectory\fP は /lib/modules
78-(あるいは別に指定されたモジュールディレクトリ) 配下のサブディレクトリ名であり、 対象とするモジュールがインストールされているディレクトリです。
103+このコマンドを使うと、同じ名前を持つ複数のモジュールが \fBdepmod\fP
104+コマンドの処理の対象になる場合に、
105+特定のモジュールについて、使用するバージョンを変更することができます。
106+ある一つのカーネルを指定することもできますし、ワイルドカードの *
107+を使って、すべてのカーネルを指定することも可能です。(書式中の)
108+\fImodulesubdirectory\fP は、/lib/modules
109+(あるいは、モジュールの存在するほかの場所) 以下のサブディレクトリの名前であり、
110+処理対象になるモジュールがインストールされているところです。
79111 .sp
80-たとえば、 \fBkmod\fP という名のテストモジュールが更新されたので、 その優先順位を上書きするには、 以下のコマンド "override kmod
81-* extra" を指定します。 これを行うことで、 /lib/modules (または別に指定されたモジュールディレクトリ) 配下のサブディレクトリ
82-\fBextra\fP に、 その名称に一致するモジュールがあれば、 カーネルが同様な名前のモジュールを提供していたとしても、 それが優先的に用いられます。
112+たとえば、更新版の出た \fBkmod\fP
113+という名前のテストモジュールの優先度を、"override kmod * extra"
114+というコマンドを指定することで変更することができます。
115+このようにすると、/lib/modules (あるいは、モジュールの存在するほかの場所)
116+の内にある \fBextra\fP というサブディレクトリ以下にインストールされているモジュールの中に、
117+モジュール名のマッチするものがあれば、
118+カーネルによってすでに提供されている同名のどんなモジュールよりも、
119+それが高い優先度を持つようになるのです。
83120 .RE
84121 .PP
85122 external \fIkernelversion\fP \fIabsolutemodulesdirectory\&.\&.\&.\fP
86123 .RS 4
87-これはディレクトリの一覧を指定するものであり、 \fBsearch\fP コマンドにおける優先順位に際してチェックされるものです。 一覧の並び順に意味があり、
88-最初に示されたディレクトリが、 最も優先度の高いものです。
124+このコマンドでは、ディレクトリのリストを指定しますが、そのリストは、\fBsearch\fP
125+コマンドにおける優先順位に従って照合されることになります。
126+順序はここでも意味があり、先に挙げたディレクトリが、より高い優先度を持ちます。
89127 .sp
90-\fIkernelversion\fP は POSIX 正規表現、 またはワイルドカード * を指定します。 これは \fBoverride\fP と同様です。
128+\fIkernelversion\fP は、POSIX の正規表現、またはワイルドカードの * です。\fBoverride\fP
129+におけると同様です
91130 .RE
92131 .SH 著作権
93132 .PP
94-This manual page Copyright 2006\-2010, Jon Masters, Red Hat, Inc\&.
133+このマニュアルページは、"Copyright 2006\-2010, Jon Masters,
134+Red Hat, Inc" です。
95135 .SH 関連項目
96136 .PP
97137 \fBdepmod\fP(8)
--- a/manual/kmod/release/man5/modprobe.d.5
+++ b/manual/kmod/release/man5/modprobe.d.5
@@ -13,7 +13,29 @@
1313 .\"
1414 .\"*******************************************************************
1515 .\"
16-.\" translated for 29, 2022-05-31 ribbon <ribbon@users.osdn.me>
16+.\" Japanese Version Copyright (C) 2005 Suzuki Takashi,
17+.\" and 2022 ribbon,
18+.\" and 2022 Chonan Yoichi,
19+.\" all rights reserved.
20+.\" Translated (modprobe.conf in module-init-tools) Sun Jul 10 22:56:20 JST 2005
21+.\" by Suzuki Takashi <JM@linux.or.jp>.
22+.\" New Translation (kmod version 29) Tue May 31 2022
23+.\" by ribbon <ribbon@users.osdn.me>
24+.\" Modified Tue Oct 25 09:28:07 JST 2022
25+.\" by Chonan Yoichi <cyoichi@maple.ocn.ne.ja>
26+.\"
27+.\" This program is free software: you can redistribute it and/or modify
28+.\" it under the terms of the GNU General Public License as published by
29+.\" the Free Software Foundation, either version 2 of the License, or
30+.\" (at your option) any later version.
31+.\"
32+.\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
33+.\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
34+.\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the
35+.\" GNU General Public License for more details.
36+.\"
37+.\" You should have received a copy of the GNU General Public License
38+.\" along with this program. If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.
1739 .\"
1840 .TH MODPROBE\&.D 5 2021/01/29 kmod modprobe.d
1941 .ie \n(.g .ds Aq \(aq
@@ -36,8 +58,8 @@
3658 .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
3759 .\" -----------------------------------------------------------------
3860 .SH 名前
39-modprobe.d \- modprobe 向けの設定ディレクトリ
40-.SH 書式
61+modprobe.d \- modprobe 用の設定ディレクトリ
62+.SH 概要
4163 .PP
4264 /lib/modprobe\&.d/*\&.conf
4365 .PP
@@ -48,105 +70,162 @@ modprobe.d \- modprobe 向けの設定ディレクトリ
4870 /etc/modprobe\&.d/*\&.conf
4971 .SH 説明
5072 .PP
51-\fBmodprobe\fP コマンドでは、 複数のモジュールに対する追加や削除ができます。 そもそもモジュールには依存関係があるため、
52-そのようなモジュールに対しては、 どのようなオプションを適用するのかを示す必要があります。 /etc/modprobe\&.d
53-ディレクトリに置くファイルは、 すべて \&.conf という拡張子を持つものであり、 必要となるオプションを指定します。 同時にこれらのファイルでは、
54-便利なエイリアス、 つまりモジュールに対する別名を生成するものとしても利用されます。 また、 特別な要件 (たとえば複数モジュールの挿入を要するなど)
55-がある場合に、 通常の \fBmodprobe\fP の動作を上書きすることができます。
56-.PP
57-なお、 モジュール名や (別モジュール名である) エイリアス名においては、 \- や _ を名称に含めることができます。 そして両者は、
58-あらゆるモジュールコマンドを通じて区別なく用いられ、 アンダースコアへの変換は自動的に行われます。
59-.PP
60-modprobe\&.d 配下にあるファイルのフォーマットは単純です。 1 行に 1 つのコマンドを記述します。空行や \*(Aq#\*(Aq
61-で始まる行は無視されます (コメント行として利用できます)。 行末に \*(Aq\e\*(Aq を記述すれば、 次の行への継続を表します。
62-これを使えば、ファイルが多少すっきりします。
73+モジュールには依存関係があるので、\fBmodprobe\fP
74+コマンドは、複数のモジュールを追加したり、取り外したりすることがありますが、そのため、
75+そうした個々のモジュールにどんなオプションを使うべきかを指定する方法が必要になります。
76+/etc/modprobe\&.d ディレクトリの直下にあるファイルで、.conf
77+という拡張子で終わるもののすべてが、必要に応じて、そうしたオプションを指定しています。
78+そうしたファイルは、使いやすいエイリアス、
79+すなわちモジュールの別名を作るためにも使用することができます。
80+また、そうしたファイルによって、(二つ以上のモジュールを組み込むといった)
81+特別な要求を持つモジュールのために、標準の \fBmodprobe\fP
82+の動作を全面的に変更することもできます。
83+.PP
84+モジュール名やエイリアス名では (後者の場合も、ほかのモジュール名と同様に)、\- や _
85+を名前の一部に使うことができます。アンダースコアの変換が自動的に行われるので、
86+モジュールコマンドのすべてにおいて、どちらを使っても同じであることに留意してください。
87+.PP
88+modprobe\&.d の下にあるファイルの書式は単純です。1 行 1 コマンドで、空行や
89+\*(Aq#\*(Aq で始まる行は無視されます (後者はコメントを付けるのに使えます)。
90+行末に 1 個の \*(Aq\e\*(Aq があると、その行は次の行に続くことになります。
91+これを使うと、ファイルの見かけがちょっとよくなります。
6392 .SH コマンド
6493 .PP
6594 alias \fIwildcard\fP \fImodulename\fP
6695 .RS 4
67-これは、 モジュールに対する別名指定を可能にします。 たとえば、 "alias my\-mod really_long_modulename" とすると、
68-"modprobe really_long_modulename" でなく "modprobe my\-mod" とすることができます。
69-またシェルのようなワイルドカードの利用もできるため、 "alias my\-mod* really_long_modulename" とすると、
70-"modprobe my\-mod\-something" でも同じことになります。 他のエイリアスに対するエイリアスを作ることはできません
71-(これを行うとおかしくなります)。 エイリアスはオプションを含めることができるため、 他のオプションに加えて利用することができます。
96+このコマンドを使えば、モジュールに別名を付けることができます。たとえば、"alias
97+my\-mod really_long_modulename" と指定すると、"modprobe
98+really_long_modulename" の代わりに "modprobe my\-mod"
99+を使うことができます。シェル式のワイルドカードも使用できるので、
100+"alias my\-mod* really_long_modulename" と指定すれば、
101+"modprobe my\-mod\-something" でも同じ効果があります。
102+ほかのエイリアスに対するエイリアスは作れませんが
103+(そんなことをしたら、わけが分からなくなります)、
104+エイリアスにもオプションを指定することはできます。その場合は、
105+ほかにもオプションがあれば、そこに追加されることになるわけです
106+(訳注: ここで言うオプションは、\fBmodprobe\fP(8) の「書式」で
107+\fImodule\ parameter\fP と言われているもののこと)。
72108 .sp
73-なお、 モジュールにはそれ独自のエイリアスを含めることができます。 これは \fBmodinfo\fP を使って確認することができます。
74-こういったエイリアスは、 最後の手段として用いられます (実際のモジュール, \fBinstall\fP, \fBremove\fP, \fBalias\fP
75-の各コマンドが設定内にない場合など)。
109+気をつけていただきたいのですが、
110+モジュールは、自前のエイリアスを内蔵していることもあり、\fBmodinfo\fP
111+を使えば、それを見ることができます。
112+そうしたエイリアスは (訳注: モジュールを特定するとき) 最後の手段として利用されます
113+(すなわち、指定された名前の実モジュールがなく、その名前に対応する
114+\fBinstall\fP, \fBremove\fP, \fBalias\fP コマンドも設定ファイル中にない場合)。
76115 .RE
77116 .PP
78117 blacklist \fImodulename\fP
79118 .RS 4
80-モジュールにはそれ独自のエイリアスを含めることができます。 通常そういったエイリアスは、 "pci:123\&.\&.\&." などのように、
81-サポートしているデバイスを表すものです。 こういった「内部の」エイリアスは、 通常のキーワード "alias" を使って上書きすることができます。
82-というのも、 2 つ以上のモジュールが同一デバイスをサポートしている場合があります。 あるいはモジュールがサポートしているといいつつ、
83-対象デバイスが存在しないような不適切な状況があります。 キーワード \fBblacklist\fP は、 特定のモジュールにおける内部エイリアスを、
84-無効なものとして指示するためにあります。
119+モジュールは、自前のエイリアスを内蔵していることがあります。たいていの場合、
120+そうしたエイリアスは、そのモジュールがサポートしているデバイスを表していて、
121+"pci:123\&.\&.\&." といったものです。こうした「内蔵」エイリアスも、通常の
122+"alias" キーワードによって置き換えることができますが、
123+二つ以上のモジュールが、どちらも同じデバイスをサポートしていたり
124+(訳注: すなわち、同じ名前の内蔵エイリアスを持っていたり)、
125+あるモジュールが、実際にはサポートしていないデバイスをサポートしていると、
126+無効な主張をしていたりすることもあります。そうした場合に \fBblacklist\fP
127+キーワードを使うと、そのモジュールの内蔵エイリアスをすべて無視せよと指示することになります。
85128 .RE
86129 .PP
87130 install \fImodulename\fP \fIcommand\&.\&.\&.\fP
88131 .RS 4
89-このコマンドは \fBmodprobe\fP に対して、 カーネルに対して普通にモジュールを登録するのではなく、 指定したコマンドの実行を指示するものです。
90-コマンドにはシェルコマンドが指定できます。 これによって、 どのような複雑な処理であっても、 必要であれば実現することができます。 たとえば、
91-"fred" というモジュールが、 すでにインストール済みの "barney" というモジュールを使って適切に動作するとします
92-(ただし依存関係にはないことから、 \fBmodprobe\fP は自動的にはロードしないものとします)。 その場合には、 "install fred
93-/sbin/modprobe barney; /sbin/modprobe \-\-ignore\-install fred" を実行します。
94-こうすれば適切に実現されます。 なお、 ここにある \fB\-\-ignore\-install\fP は、 2 つめの \fBmodprobe\fP コマンドが、 同じ
95-\fBinstall\fP コマンドを再度実行することがないようにしています。 以下の \fBremove\fP も参照してください。
132+このコマンドは、\fBmodprobe\fP
133+に対して、いつもどおりカーネルにモジュールを組み込む代わりに、
134+指定されたコマンドを実行するように指示します。
135+指定するコマンドには任意のシェルコマンドが使えるので、
136+どのような複雑な処理を望もうと、それを実行することができます。たとえば、
137+モジュール "fred" は、モジュール "barney"
138+がすでにインストールされているときの方が、うまく動作するとします
139+(しかし、前者は後者に依存しているわけではないので、\fBmodprobe\fP
140+は後者を自動的にロードしようとはしません)。そういう場合は、"install fred
141+/sbin/modprobe barney; /sbin/modprobe \-\-ignore\-install fred"
142+と、設定ファイルに書いておけばよいのです。そうすれば、
143+希望する動作が行われることになります。
144+\fB\-\-ignore\-install\fP に注意してください。これは、二番目の \fBmodprobe\fP
145+が、ほかならぬこの \fBinstall\fP コマンドを繰り返し実行しないようにしているのです。
146+以下の \fBremove\fP の項も参照してください。
96147 .sp
97-モジュール追加によって依存関係を維持する対処として、 このコマンドが、 今後も長期的にその解決策となる保証はありません。 このコマンドは、
98-将来のリリースのある時点において、 最終的には削除か非推奨として、 警告する形に置き換わる予定です。 このコマンドを利用すると、 mkinitrd
99-などのような配布ユーティリティーが行っているモジュール依存関係の自動検出の処理が複雑になります (なぜなら、 \fBinstall\fP
100-コマンドが行っている処理内容を、 ある程度解釈しておかなければならないためです)。 理想的には、 本コマンドを用いずに、
101-モジュールが依存関係をすべて提供するようになるはずであり、 Linux カーネル内部において、 ソフトな依存関係を実装する作業が、 現在進行中です。
148+このコマンドは、モジュールに補助的な依存モジュールを提供するという課題に対する一つの解決策ですが、
149+長期的に見て、将来もそうである保証はありません。
150+それどころか、このコマンドは、将来のリリースのある時点で、
151+いずれ廃棄されるだろうとか、非推奨であるとかの警告に置き換えることが予定されています。
152+このコマンドを使用すると、mkinitrd
153+のようなディストリビューション固有のユーティリティが、
154+依存するモジュールを自動的に判断しようとするとき、作業が複雑になるのです
155+(なぜなら、現状では、そうしたユーティリティは、\fBinstall\fP
156+コマンドがやっていそうなことを、何らかの方法で解読しなければならないからです)。
157+完璧な世界でなら、このコマンドを使わないでも、モジュールは、
158+依存関係の情報を漏れなく提供することでしょう。実際、ゆるやかな依存関係のサポートを
159+Linux カーネルの内部で実装しようとする作業が、現在進行しています。
102160 .sp
103-コマンド内に文字列 "$CMDLINE_OPTS" を用いると、 これは modprobe コマンドラインに指定されたオプションに置き換えられます。
104-これが役に立つのは、 "modprobe fred opt=1" とした場合に、 モジュールに対しては、 "opt=1"
105-という引数が受け渡されることが期待されるためです。 たとえ設定ファイル内に install コマンドがあったとしても実現できます。
106-したがって先に示したコマンド例は "install fred /sbin/modprobe barney; /sbin/modprobe
107-\-\-ignore\-install fred $CMDLINE_OPTS" となります。
161+このコマンド中で、"$CMDLINE_OPTS" という文字列を使用すると、
162+\fBmodprobe\fP のコマンドラインでオプションを指定した場合に、そのオプションが
163+"$CMDLINE_OPTS" に置き換わります (訳注: このオプションは、上の \fBalias\fP
164+コマンドの訳注でも述べましたが、\fBmodprobe\fP(8) の「書式」で \fImodule parameter\fP
165+と言われているもののことです)。この動作は重宝なことがあります。
166+なぜなら、ユーザとしては、"modprobe fred opt=1" とコマンドライン上で指定したら、
167+設定ファイル中に \fBinstall\fP コマンドが存在する場合でも、モジュールに
168+"opt=1" という引数が渡ってほしいと思うからです。そこで、上記の例でこれを使うと、
169+"install fred /sbin/modprobe barney;
170+/sbin/modprobe \-\-ignore\-install fred $CMDLINE_OPTS" になります。
108171 .RE
109172 .PP
110173 options \fImodulename\fP \fIoption\&.\&.\&.\fP
111174 .RS 4
112-このコマンドは、 モジュール \fImodulename\fP (エイリアスを含む) がカーネルに登録される際に、 その都度追加するオプションを指定します。
113-その場合は、 (\fBmodprobe \fP \fImodulename\fP を使って) 直接指定する場合と、
114-そのモジュールに依存したモジュールが登録される場合があります。
175+このコマンドを使えば、モジュール \fImodulename\fP (エイリアスであっても構いません)
176+がカーネルに組み込まれるたびに、それにオプションを付け加えることができます。
177+組み込みは、(\fBmodprobe \fP \fImodulename\fP を使って) 直接行われるか、
178+組み込もうとするモジュールがこのモジュールに依存しているために行われるかを問いません。
115179 .sp
116-オプションは、 すべてまとめて追加されます。 つまりオプションは、 モジュール自体への指定、 エイリアスへの指定、 コマンドラインからの指定すべてです。
180+すべてのオプションは、まとめて付け加えられます。そうしたオプションには、
181+モジュールそのものやエイリアスに対して \fBoptions\fP
182+コマンドで指定したものあれば、コマンドラインで指定したものもあるわけです。
117183 .RE
118184 .PP
119185 remove \fImodulename\fP \fIcommand\&.\&.\&.\fP
120186 .RS 4
121-これは上で示した \fBinstall\fP コマンドに似ていますが、 違うところは、 "modprobe \-r" が実行されている際に呼び出される点です。
187+これは上記の \fBinstall\fP コマンドに似ていますが、"modprobe \-r"
188+が実行されるときに、呼び出される点が異なっています。
122189 .RE
123190 .PP
124191 softdep \fImodulename\fP pre: \fImodules\&.\&.\&.\fP post: \fImodules\&.\&.\&.\fP
125192 .RS 4
126-\fBsoftdep\fP コマンドは、 ソフトな、 つまり任意のモジュール依存関係の指定を行います。 \fImodulename\fP は、
127-そのような任意のモジュールがインストールされていなくても、 用いることができます。 ただし普通は、 何かの機能が失われることがあります。 たとえば、
128-ストレージ HBA に対するドライバーは、 管理機能を利用するために、 別のモジュールがロードされている必要があります。
193+\fBsoftdep\fP コマンドを使えば、
194+ゆるやかな、すなわち使用・不使用が任意なモジュールの依存関係を指定できます。
195+\fImodulename\fP というモジュールは、
196+そうした使用・不使用が任意なモジュールをインストールしないでも、使うことができます。
197+でも、たいていの場合、何らかの機能が使えないことになります。
198+たとえば、ある記憶装置の HBA (ホストバスアダプタ) 用のドライバは、
199+管理機能を使うためには、別のモジュールをロードする必要があるかもしれません。
129200 .sp
130-pre\-deps モジュールと post\-deps モジュールは、 \fImodulename\fP 引数として与えられたメインのモジュールの前後において、
131-modprobe がインストール (または削除) しようとする別のモジュール名、 あるいはエイリアス名のリストです。
201+前依存モジュールや後依存モジュール (訳注: 上記 \fBsoftdep\fP の書式の pre: や
202+post: に続く \fImodules\&.\&.\&.\fP) は、\fImodulename\fP
203+という引数によって指定されたメインモジュールの前後に、\fBmodprobe\fP
204+が 順番に組み込み (あるいは、取り外し)
205+を試みるほかのモジュールの名前やエイリアスのリストです。
132206 .sp
133-例: 設定として "softdep c pre: a b post: d e" が与えられたとします。 "modprobe c"
134-を実行するということは、 softdep がなかった場合には、 "modprobe a b c d e" を実行することと同じになります。
135-\-\-use\-blacklist などのフラグは、 指定されたモジュールすべてに適用されます。 一方で、 モジュールパラメーターは、 モジュール c
136-にのみ適用されます。
207+用例: "softdep c pre: a b post: d e"
208+という設定がなされているとします。このとき、"modprobe c" を実行するのは、この
209+softdep コマンドを設定せずに、"modprobe \-\-all a b c d e"
210+を行うのと同じことです。なお、\-\-use\-blacklist
211+のようなフラグは、指定されたすべてのモジュールに適用されますが、
212+モジュールパラメータが適用されるのは、モジュール c だけです。
137213 .sp
138-注意: 同一の \fImodulename\fP を引数とする \fBinstall\fP コマンドまたは \fBremove\fP コマンドがある場合、
139-\fBsoftdep\fP が優先されます。
214+注意: 同じ \fImodulename\fP 引数を取る \fBinstall\fP や \fBremove\fP
215+コマンドが設定ファイル中にあっても、\fBsoftdep\fP が優先されます。
140216 .RE
141217 .SH 互換性
142218 .PP
143-kmod の将来版においては、 上で説明した \fBinstall\fP の利用を避けるような警告を含めるつもりでいます。 これは、
144-カーネル内でのソフトな依存関係のサポートが完成した際に行います。 そういった依存関係は直接モジュール内で行われるようになるため、 そのサポートは、
145-本ユーティリティーの既存の softdep サポート機能を補助するものとなります。
219+kmod の将来のバージョンでは、上で述べたように、\fBinstall\fP
220+の使用は避けるべきだとの強い警告が出ることになるでしょう。
221+そうなるのは、カーネル中でのゆるやかな依存関係に対するサポートが完成したときのことです。
222+そうしたサポートでは、ゆるやかな依存関係の情報をモジュール内で直接提供することによって、
223+kmod ユーティリティ内での softdep
224+による現在のサポートを補完することになるでしょう。
146225 .SH 著作権
147226 .PP
148-この man ページの元々の著作権表記は Copyright 2004, Rusty Russell, IBM Corporation です。 現在は
149-Jon Masters その他により保守されています。
227+このマニュアルページの最初の版は、"Copyright 2004, Rusty Russell,
228+IBM Corporation" でした。現在では、Jon Masters ほか数名によって保守されています。
150229 .SH 関連項目
151230 .PP
152231 \fBmodprobe\fP(8), \fBmodules.dep\fP(5)
--- a/manual/kmod/release/man5/modules.dep.5
+++ b/manual/kmod/release/man5/modules.dep.5
@@ -13,7 +13,29 @@
1313 .\"
1414 .\"*******************************************************************
1515 .\"
16-.\" translated for 29, 2022-05-31 ribbon <ribbon@users.osdn.me>
16+.\" Japanese Version Copyright (C) 2005 Suzuki Takashi,
17+.\" and 2022 ribbon,
18+.\" and 2022 Chonan Yoichi,
19+.\" all rights reserved.
20+.\" Translated (module-init-tools) Sun Jul 10 00:50:38 JST 2005
21+.\" by Suzuki Takashi <JM@linux.or.jp>.
22+.\" New Translation (kmod version 29) Tue May 31 2022
23+.\" by ribbon <ribbon@users.osdn.me>
24+.\" Modified Tue Oct 25 09:28:07 JST 2022
25+.\" by Chonan Yoichi <cyoichimaple.ocn.ne.jp>
26+.\"
27+.\" This program is free software: you can redistribute it and/or modify
28+.\" it under the terms of the GNU General Public License as published by
29+.\" the Free Software Foundation, either version 2 of the License, or
30+.\" (at your option) any later version.
31+.\"
32+.\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
33+.\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
34+.\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the
35+.\" GNU General Public License for more details.
36+.\"
37+.\" You should have received a copy of the GNU General Public License
38+.\" along with this program. If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.
1739 .\"
1840 .TH MODULES\&.DEP 5 2021/01/29 kmod modules.dep
1941 .ie \n(.g .ds Aq \(aq
@@ -37,27 +59,29 @@
3759 .\" -----------------------------------------------------------------
3860 .SH 名前
3961 modules.dep, modules.dep.bin \- モジュールの依存情報
40-.SH 書式
62+.SH 概要
4163 .PP
4264 /lib/modules/modules\&.dep
4365 .PP
4466 /lib/modules/modules\&.dep\&.bin
4567 .SH 説明
4668 .PP
47-modules\&.dep\&.bin は \fBdepmod\fP によって生成されるバイナリファイルであり、
48-/lib/modules/\fIversion\fP 配下のディレクトリにあるすべてのモジュールに対する依存関係を一覧出力しています。 これは
49-\fBmodprobe\fP や libkmod といった kmod ツールによって利用されています。
69+modules\&.dep\&.bin は、\fBdepmod\fP によって作成されるバイナリファイルであり、
70+/lib/modules/\fIversion\fP 以下のディレクトリにあるすべてのモジュールの依存関係をリストしています。
71+このファイルは、\fBmodprobe\fP や libkmod のような kmod のツールによって使用されます。
5072 .PP
51-そのテキスト版は、 同じディレクトリに置かれており、 ファイル名は modules\&.dep です。 テキスト版は、
52-簡単に読めることを目的してのみメンテナンスされており、 どの kmod ツールからも利用されていません。
73+対になるテキスト版が、modules\&.dep という名前で同じディレクトリにあります。
74+テキスト版は、人間にとって読みやすいという理由から維持されているだけであり、
75+kmod のどのツールによってもまったく使用されていません。
5376 .PP
54-これらのファイルは編集されることは意図されていません。 またこれ以上、 別のユーティリティーによって用いられることもありません。
55-その書式は将来変更される可能性があります。 将来性と互換性を維持するために、 このファイルは編集するのではなく、 \fBmodinfo\fP(8)
56-コマンドを使った情報取得を行うことが必要です。
77+こうしたファイルは、外部のユーティリティによって編集・利用されることを目的としていません。
78+ファイルの書式が、将来変わるかもしれないからです。
79+将来の変更に強く、ほかのツールでも利用できる形でモジュールの情報を取得したいのなら、
80+こうしたファイルに手を出すよりも、\fBmodinfo\fP(8) コマンドを使用するべきです。
5781 .SH 著作権
5882 .PP
59-この man ページの元々の著作権表記は Copyright 2002, Rusty Russell, IBM Corporation です。 Jon
60-Masters その他により保守されています。
83+このマニュアルページの最初の版は、"Copyright 2002, Rusty Russell,
84+IBM Corporation" でした。 現在では、Jon Masters ほか数名によって保守されています。
6185 .SH 関連項目
6286 .PP
6387 \fBdepmod\fP(8), \fBmodprobe\fP(8)
--- a/manual/kmod/release/man8/depmod.8
+++ b/manual/kmod/release/man8/depmod.8
@@ -13,7 +13,29 @@
1313 .\"
1414 .\"*******************************************************************
1515 .\"
16-.\" translated for 29, 2022-05-31 ribbon <ribbon@users.osdn.me>
16+.\" Japanese Version Copyright (C) 2005 Suzuki Takashi,
17+.\" and 2022 ribbon,
18+.\" and 2022 Chonan Yoichi,
19+.\" all rights reserved.
20+.\" Translated (module-init-tools) Fri Jul 8 23:11:03 JST 2005
21+.\" by Suzuki Takashi <JM@linux.or.jp>.
22+.\" New Translation (kmod version 29) Tue May 31 2022
23+.\" by ribbon <ribbon@users.osdn.me>
24+.\" Modified Tue Oct 25 09:28:07 JST 2022
25+.\" by Chonan Yoichi <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
26+.\"
27+.\" This program is free software: you can redistribute it and/or modify
28+.\" it under the terms of the GNU General Public License as published by
29+.\" the Free Software Foundation, either version 2 of the License, or
30+.\" (at your option) any later version.
31+.\"
32+.\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
33+.\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
34+.\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the
35+.\" GNU General Public License for more details.
36+.\"
37+.\" You should have received a copy of the GNU General Public License
38+.\" along with this program. If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.
1739 .\"
1840 .TH DEPMOD 8 2021/01/29 kmod depmod
1941 .ie \n(.g .ds Aq \(aq
@@ -46,66 +68,93 @@ depmod \- modules\&.dep とマップファイルを生成する
4668 [\fB\-n\fP] [\fB\-v\fP] [\fB\-P\ \fP\fIprefix\fP] [\fB\-w\fP] [\fIversion\fP] [\fIfilename\fP...]
4769 .SH 説明
4870 .PP
49-Linux カーネルモジュールは、 他のモジュールが利用できるようなサービス ("シンボル" と呼ばれる) を提供することができます (コード内において
50-EXPORT_SYMBOL バリアントを用いて行われます)。 2 つめのモジュールがこのシンボルを利用していたら、 2 つめのモジュールは、 明らかに
51-1 つめのモジュールに依存していることになります。 このような依存関係は、 非常に複雑になることがあります。
52-.PP
53-\fBdepmod\fP は /lib/modules/\fIversion\fP 以下にあるモジュールを読み込んで、 何というシンボルをエクスポートしているか、
54-何というシンボルを必要としているかを確認した上で、 モジュールの依存関係の一覧を生成します。 デフォルトでは、 その一覧を modules\&.dep
55-に書き込みます。 またバイナリハッシュ形式として modules\&.dep\&.bin を同一ディレクトリ内に書き込みます。
56-コマンドラインからファイル名が指定された場合は、 そのモジュールのみが検査されます (モジュールがすべて一覧表示されていなければ、
57-この機能はほぼ役に立ちません)。 \fBdepmod\fP はまた、 modules\&.symbols という名のファイル内に、
58-モジュールによって提供されるシンボルの一覧を生成します。 そのバイナリハッシュ形式は、 modules\&.symbols\&.bin に生成します。
59-モジュールが特別なデバイス名 (devname) を提供するものであって、 (systemd\-tmpfiles などのユーティリティーによって)
60-システム起動時に /dev を有効化する必要がある場合、 \fBdepmod\fP は modules\&.devname というファイルを出力します。
61-.PP
62-\fIversion\fP が指定された場合は、 現在のカーネルバージョン (\fBuname \-r\fP によって返される) ではなく、
63-指定されたカーネルバージョンのディレクトリを用います。
71+Linux のカーネルモジュールは、(「シンボル」と呼ばれる)
72+サービスを (コード中で EXPORT_SYMBOL バリアントの 1 つを使用して)
73+ほかのモジュールが使えるように提供することができます。
74+あるモジュールがそうしたシンボルを使用している場合、
75+そのモジュールがシンボルを提供する側のモジュールに依存していることは明白です。
76+こうした依存関係は、かなり複雑になることがあります。
77+.PP
78+\fBdepmod\fP は、/lib/modules/\fIversion\fP 以下にある各モジュールを読み込み、
79+それがどんなシンボルをエクスポートし、どんなシンボルを必要としているかを特定して、
80+モジュールの依存関係のリストを作成します。デフォルトでは、このリストは、
81+上記ディレクトリに置かれる modules\&.dep と、それをバイナリハッシュ化した
82+modules\&.dep\&.bin という名前のファイルに書き込まれます。
83+なお、ファイル名をコマンドラインで指定した場合は、そうしたモジュールのみが調べられます
84+(すべてのモジュールを指定しないかぎり、これが役に立つことはめったにありません)。
85+\fBdepmod\fP はまた、モジュールが提供するシンボルのリストを作成し、modules\&.symbols
86+というファイルと、そのバイナリハッシュ版の
87+modules\&.symbols\&.bin に書き込みます。最後に、\fBdepmod\fP
88+は、モジュールがスペシャルデバイス名を供給している場合は、modules\&.devname
89+という名前のファイルを出力します。そうしたスペシャルデバイス名は、普通ブート時に
90+(systemd\-tmpfiles のようなユーティリティによって) /dev
91+ディレクトリに配置されます。
92+.PP
93+引数に \fIversion\fP を指定した場合は、現在稼働中のカーネルバージョン
94+(\fBuname \-r\fP で返ってくるもの)
95+ではなく、指定したカーネルバージョンのモジュールディレクトリが使用されます。
6496 .SH オプション
6597 .PP
6698 \fB\-a\fP, \fB\-\-all\fP
6799 .RS 4
68-すべてのモジュールを調査します。 このオプションはデフォルトでは、 コマンドラインからファイル名を何も指定しなかった場合に利用できます。
100+すべてのモジュールを調べます。このオプションは、
101+コマンドラインでファイル名を一つも指定しなかった場合、デフォルトで有効になります。
69102 .RE
70103 .PP
71104 \fB\-A\fP, \fB\-\-quick\fP
72105 .RS 4
73-このオプションを指定すると、 処理を行う前に、 modules\&.dep ファイルよりも、 モジュールが新しいかどうかがチェックされます。
74-新しくなければ、 ファイルを再生成することなく、 すぐに終了します。
106+このオプションを指定すると、処理を行う前にモジュール群にざっと目を通して、
107+modules\&.dep ファイルより新しいモジュールがあるかどうかを調べます。もしなければ、
108+modules\&.dep などのファイルを作り直さず、何のメッセージも出さずに終了します。
75109 .RE
76110 .PP
77111 \fB\-b \fP\fIbasedir\fP, \fB\-\-basedir \fP\fIbasedir\fP
78112 .RS 4
79-指定するモジュールが、 その時点で (通常の) ディレクトリ /lib/modules/\fIversion\fP にないが、ステージング領域にある場合に、
80-ディレクトリ名の先頭につく \fIbasedir\fP を指定することができます。 この \fIbasedir\fP は、 出力先である modules\&.dep
81-ファイルでは取り除かれます。 したがって、 すぐに通常のディレクトリに移動させることができます。 このオプションを用いるのは、
82-ディストリビューションベンダーであり、 depmod を後で実行することなく、 メタデータファイルを事前生成したい場合です。
113+対象となるモジュール群が、現在、(標準の) ディレクトリ /lib/modules/\fIversion\fP
114+になく、準備領域 (a staging area) にある場合、
115+準備領域で標準ディレクトリ名に先行するディレクトリ名 \fIbasedir\fP
116+を指定することができます。この \fIbasename\fP は、作成される modules\&.dep
117+ファイルでは取り除かれるので、作成されたファイルは、
118+そのまま標準の場所に移動することができます。あなたがディストリビューターであり、
119+depmod を後であらためて実行しないでも済むように、
120+一連のメタデータファイルを前もって作っておく必要があるならば、
121+このオプションを使用するとよいでしょう。
83122 .RE
84123 .PP
85124 \fB\-C\fP, \fB\-\-config \fP\fIfile or directory\fP
86125 .RS 4
87-このオプションは、 デフォルトの設定ディレクトリ /etc/depmod\&.d/ を上書きします。
126+/etc/depmod\&.d にあるデフォルトの設定ディレクトリの代わりに、
127+このオプションで指定するものを使用します。
88128 .RE
89129 .PP
90130 \fB\-e\fP, \fB\-\-errsyms\fP
91131 .RS 4
92-\fB\-F\fP と合わせて用いた場合に、 このオプションは、 モジュールが必要としているシンボルの中で、
93-他のモジュールやカーネルからは提供されていないものを表示します。 モジュールによってシンボルが提供されていない場合には、
94-カーネルから提供されているものとして扱うのが普通です (理想的には、 そうであるべきです)。 ただし、
95-追加してアップデートしたサードパーティー製のドライバーが、 正しくインストールされていなかったり、 適切にビルドされていなかったりした場合に、
96-この仮定は成り立たなくなります。
132+このオプションは、\fB\-F\fP オプションと一緒に使用した場合、
133+あるモジュールが必要としているシンボルに、
134+ほかのモジュールやカーネルによって供給されていないものがあると、
135+そのシンボルを報告します。通常、モジュールによって提供されていないシンボルがあれば、
136+それはカーネルによって提供されるものと見なされます
137+(完璧な世界でなら、そうなっているはずです)。しかし、その想定が外れることもあります。
138+特に、サードパーティ製のドライバを後日アップデートしたとき、
139+それがきちんとインストールされていなかったり、正しくビルドされていなかったりすると、
140+そうなります。
97141 .RE
98142 .PP
99-\fB\-E\fP, \fB\-\-symvers\fP
143+\fB\-E\fP, \fB\-\-symvers \fP\fIModule\&.symvers\fP
100144 .RS 4
101-\fB\-e\fP と合わせて用いた場合に、 このオプションは、 モジュールが提供するシンボルバージョンの中で、 Module\&.symvers
102-を通じてカーネルが提供するシンボルバージョンに一致しないものを表示します。 このオプションは \fB\-F\fP とともに用いることはできません。
145+このオプションは、\fB\-e\fP オプションと一緒に使用した場合、
146+モジュールが提示しているシンボルのバージョンの中に、カーネルがその
147+Module\&.symvers (訳注: このファイルは、自分でカーネルをビルドすると生成されます)
148+で情報を提供しているシンボルのバージョンと一致しないものがあれば、それを報告します。
149+このオプションは、\fB\-F\fP と一緒には使えません。
103150 .RE
104151 .PP
105152 \fB\-F\fP, \fB\-\-filesyms \fP\fISystem\&.map\fP
106153 .RS 4
107-カーネルのビルド時に System\&.map が提供されるので、 この \fB\-e\fP オプションを使えば、 未解決のシンボルを表示できます。
108-このオプションは \fB\-E\fP とともに用いることはできません。
154+カーネルがビルドされたときに作成された System\&.map
155+を指定します。このオプションを使用すると、\fB\-e\fP
156+オプションが、解決できないシンボルを報告できるようになります。このオプションは、\fB\-E\fP
157+と一緒には使えません。
109158 .RE
110159 .PP
111160 \fB\-h\fP, \fB\-\-help\fP
@@ -115,35 +164,37 @@ EXPORT_SYMBOL バリアントを用いて行われます)。 2 つめのモジ
115164 .PP
116165 \fB\-n\fP, \fB\-\-show\fP, \fB\-\-dry\-run\fP
117166 .RS 4
118-これを指定すると、 生成結果である modules\&.dep やその他のマップファイルを、 モジュールディレクトリに書き込まずに、
119-標準出力へ書き出します。
167+このオプションを指定すると、生成された modules\&.dep
168+や様々なマップファイルを、モジュールディレクトリに書き込まずに、
169+標準出力に書き出します。
120170 .RE
121171 .PP
122172 \fB\-P\fP
123173 .RS 4
124-アーキテクチャーによっては、 シンボルの先頭に無関係なプレフィックスがつけられる場合があります。 このオプションは、 無視したいプレフィックス
125-(たとえば \*(Aq_\*(Aq) を指定します。
174+アーキテクチャーによっては、シンボルの前に無関係な文字を付けるものがあります。
175+このオプションでは、(たとえば、\*(Aq_\*(Aq といった) 無視すべき接頭辞を指定します。
126176 .RE
127177 .PP
128178 \fB\-v\fP, \fB\-\-verbose\fP
129179 .RS 4
130-\fBdepmod\fP の詳細 (verbose) モードでは、 各モジュールが依存するシンボルすべてと、 そのシンボルを提供するモジュールのファイル名を
131-(stdout に) 出力します。
180+詳細モードでは、\fBdepmod\fP は、各モジュールが依存しているすべてのシンボルと、
181+そのシンボルを提供しているモジュールのファイル名を (標準出力に) 書き出します。
132182 .RE
133183 .PP
134184 \fB\-V\fP, \fB\-\-version\fP
135185 .RS 4
136-プログラムのバージョンを表示して終了します。 古いカーネル上において実行する場合には、 以降の注意事項を参照してください。
186+プログラムのバージョンを表示して終了します。
137187 .RE
138188 .PP
139189 \fB\-w\fP
140190 .RS 4
141-依存関係、エイリアス、シンボルバージョンなどに重複があった場合に警告します。
191+依存関係、エイリアス、シンボルバージョンなどに重複がある場合に警告します。
142192 .RE
143193 .SH 著作権
144194 .PP
145-この man ページの元々の著作権表記は Copyright 2002, Rusty Russell, IBM Corporation です。 一部は
146-Copyright Jon Masters, and others です。
195+このマニュアルページの最初の版は、"Copyright 2002, Rusty Russell,
196+IBM Corporation" でした。現在では、"Copyright Jon Masters,
197+and others" の部分もあります。
147198 .SH 関連項目
148199 .PP
149200 \fBdepmod.d\fP(5), \fBmodprobe\fP(8), \fBmodules.dep\fP(5)
--- a/manual/kmod/release/man8/insmod.8
+++ b/manual/kmod/release/man8/insmod.8
@@ -13,7 +13,29 @@
1313 .\"
1414 .\"*******************************************************************
1515 .\"
16-.\" translated for 29, 2022-05-31 ribbon <ribbon@users.osdn.me>
16+.\" Japanese Version Copyright (C) 2005 Suzuki Takashi,
17+.\" and 2022 ribbon,
18+.\" and 2022 Chonan Yoichi,
19+.\" all rights reserved.
20+.\" Translated (module-init-tools) Sat Jul 9 16:44:06 JST 2005
21+.\" by Suzuki Takashi <JM@linux.or.jp>.
22+.\" New Translation (kmod version 29) Tue May 31 2022
23+.\" by ribbon <ribbon@users.osdn.me>
24+.\" Modified Tue Oct 25 09:28:07 JST 2022
25+.\" by Chonan Yoichi <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
26+.\"
27+.\" This program is free software: you can redistribute it and/or modify
28+.\" it under the terms of the GNU General Public License as published by
29+.\" the Free Software Foundation, either version 2 of the License, or
30+.\" (at your option) any later version.
31+.\"
32+.\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
33+.\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
34+.\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the
35+.\" GNU General Public License for more details.
36+.\"
37+.\" You should have received a copy of the GNU General Public License
38+.\" along with this program. If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.
1739 .\"
1840 .TH INSMOD 8 2021/01/29 kmod insmod
1941 .ie \n(.g .ds Aq \(aq
@@ -36,21 +58,23 @@
3658 .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
3759 .\" -----------------------------------------------------------------
3860 .SH 名前
39-insmod \- Linux カーネルにモジュールを登録する単純なプログラム
61+insmod \- Linux カーネルにモジュールを組み込む単純なプログラム
4062 .SH 書式
4163 .HP \w'\fBinsmod\fR\ 'u
4264 \fBinsmod\fP [\fIfilename\fP] [\fImodule\ options\fP...]
4365 .SH 説明
4466 .PP
45-\fBinsmod\fP はカーネルに対して、 モジュールを登録する簡単なプログラムです。 たいていのユーザーは \fBmodprobe\fP(8)
46-を使いたいと思うはずです。 そのプログラムの方が、 より賢いもので、 モジュールの依存関係を取り扱ってくれます。
67+\fBinsmod\fP は、カーネルにモジュールを組み込むささやかなプログラムです。
68+ほとんどのユーザが \fBinsmod\fP より \fBmodprobe\fP(8) を使いたいと思うことでしょう。
69+\fBmodprobe\fP の方が賢く、モジュールの依存関係を処理することができます。
4770 .PP
48-最も一般的なエラーメッセージだけが出力されます。 モジュールのリンク処理は、 現在はカーネル内部において行われるようになったため、
49-より詳細なエラー情報は、 普通は \fBdmesg\fP が提供します。
71+エラーメッセージのうち、もっとも一般的なものだけが報告されます。
72+モジュールをリンクしようとする作業は、今ではカーネルの内部で行われているので、
73+エラーについては、通常 \fBdmesg\fP の方が詳しい情報を提供するのです。
5074 .SH 著作権
5175 .PP
52-この man ページの元々の著作権表記は Copyright 2002, Rusty Russell, IBM Corporation です。 現在は
53-Jon Masters その他により保守されています。
76+このマニュアルページの最初の版は、"Copyright 2002, Rusty Russell,
77+IBM Corporation" でした。現在では、Jon Masters ほか数名によって保守されています。
5478 .SH 関連項目
5579 .PP
5680 \fBmodprobe\fP(8), \fBrmmod\fP(8), \fBlsmod\fP(8), \fBmodinfo\fP(8) \fBdepmod\fP(8)
--- a/manual/kmod/release/man8/kmod.8
+++ b/manual/kmod/release/man8/kmod.8
@@ -13,7 +13,26 @@
1313 .\"
1414 .\"*******************************************************************
1515 .\"
16-.\" translated for 29, 2022-05-31 ribbon <ribbon@users.osdn.me>
16+.\" Japanese Version Copyright (C) 2022 ribbon,
17+.\" and 2022 Chonan Yoichi,
18+.\" all right reserved.
19+.\" Translated (kmod version 29) Tue May 31 2022
20+.\" by ribbon <ribbon@users.osdn.me>
21+.\" Modified Tue Oct 25 09:28:07 JST 2022
22+.\" by Chonan Yoichi <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
23+.\"
24+.\" This program is free software: you can redistribute it and/or modify
25+.\" it under the terms of the GNU General Public License as published by
26+.\" the Free Software Foundation, either version 2 of the License, or
27+.\" (at your option) any later version.
28+.\"
29+.\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
30+.\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
31+.\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the
32+.\" GNU General Public License for more details.
33+.\"
34+.\" You should have received a copy of the GNU General Public License
35+.\" along with this program. If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.
1736 .\"
1837 .TH KMOD 8 2021/01/29 kmod kmod
1938 .ie \n(.g .ds Aq \(aq
@@ -36,19 +55,21 @@
3655 .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
3756 .\" -----------------------------------------------------------------
3857 .SH 名前
39-kmod \- Linux カーネルモジュールを管理するためのプログラム
58+kmod \- Linux のカーネルモジュールを管理するプログラム
4059 .SH 書式
4160 .HP \w'\fBkmod\fR\ 'u
4261 \fBkmod\fP [\fBOPTIONS\fP...] [\fICOMMAND\fP] [\fBCOMMAND_OPTIONS\fP...]
4362 .SH 説明
4463 .PP
45-\fBkmod\fP は複数のプログラムを呼び出す実行ファイルであり、 Linux カーネルモジュールを制御するためのプログラムが実装されています。
46-たいていのユーザーは、 別の名前を使ってこのプログラムを実行します。
64+\fBkmod\fP は、マルチコール型の実行ファイルであり、Linux
65+のカーネルモジュールを管理するために使用する複数のプログラムを実装しています。
66+たいていのユーザは、このプログラムを (訳注: depmod, modprobe, lsmod などの)
67+その別名を使ってしか実行しないでしょう。
4768 .SH オプション
4869 .PP
4970 \fB\-V\fP \fB\-\-version\fP
5071 .RS 4
51-プログラムバージョンを表示して終了します。
72+プログラムのバージョンを表示して終了します。
5273 .RE
5374 .PP
5475 \fB\-h\fP \fB\-\-help\fP
@@ -64,17 +85,18 @@ kmod \- Linux カーネルモジュールを管理するためのプログラム
6485 .PP
6586 \fBlist\fP
6687 .RS 4
67-現在ロードされているモジュールを一覧表示します。
88+現在ロードしているモジュールを一覧表示します。
6889 .RE
6990 .PP
7091 \fBstatic\-nodes\fP
7192 .RS 4
72-現在稼働しているカーネルバージョンのモジュールによって提供される、 スタティックデバイスノードの情報を出力します。
93+静的なデバイスノードについて、
94+現在稼働中のカーネルバージョンのモジュールが提供する情報を出力します。
7395 .RE
7496 .SH 著作権
7597 .PP
76-この man ページの元々の著作権表記は Copyright 2014, Marco d\*(AqItri です。 Lucas De Marchi
77-その他により保守されています。
98+このマニュアルページの最初の版は、"Copyright 2014, Marco d\*(AqItri"
99+でした。現在では、Lucas De Marchi ほか数名によって保守されています。
78100 .SH 関連項目
79101 .PP
80102 \fBlsmod\fP(8), \fBrmmod\fP(8), \fBinsmod\fP(8), \fBmodinfo\fP(8), \fBmodprobe\fP(8),
--- a/manual/kmod/release/man8/lsmod.8
+++ b/manual/kmod/release/man8/lsmod.8
@@ -13,7 +13,29 @@
1313 .\"
1414 .\"*******************************************************************
1515 .\"
16-.\" translated for 29, 2022-05-31 ribbon <ribbon@users.osdn.me>
16+.\" Japanese Version Copyright (C) 2005 Suzuki Takashi,
17+.\" and 2022 ribbon,
18+.\" and 2022 Chonan Yoichi,
19+.\" all rights reserved.
20+.\" Translated (module-init-tools) Fri Jul 8 23:05:21 JST 2005
21+.\" by Suzuki Takashi <JM@linux.or.jp>.
22+.\" New Translation (kmod version 29), Tue May 31 2022
23+.\" by ribbon <ribbon@users.osdn.me>
24+.\" Modified Tue Oct 25 09:28:07 JST 2022
25+.\" by Chonan Yoichi <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
26+.\"
27+.\" This program is free software: you can redistribute it and/or modify
28+.\" it under the terms of the GNU General Public License as published by
29+.\" the Free Software Foundation, either version 2 of the License, or
30+.\" (at your option) any later version.
31+.\"
32+.\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
33+.\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
34+.\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the
35+.\" GNU General Public License for more details.
36+.\"
37+.\" You should have received a copy of the GNU General Public License
38+.\" along with this program. If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.
1739 .\"
1840 .TH LSMOD 8 2021/01/29 kmod lsmod
1941 .ie \n(.g .ds Aq \(aq
@@ -36,18 +58,18 @@
3658 .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
3759 .\" -----------------------------------------------------------------
3860 .SH 名前
39-lsmod \- Linux カーネル内のモジュール状態を表示する
61+lsmod \- Linux カーネル中のモジュールの状態を表示する
4062 .SH 書式
4163 .HP \w'\fBlsmod\fR\ 'u
4264 \fBlsmod\fP
4365 .SH 説明
4466 .PP
45-\fBlsmod\fP は、 /proc/modules の内容をきれいに出力する簡単なプログラムです。
46-現時点でロードされているカーネルモジュールが何であるのかが示されます。
67+\fBlsmod\fP は、/proc/modules の内容を見栄えよく整形して、
68+現在どんなカーネルモジュールがロードされているかを表示するささやかなプログラムです。
4769 .SH 著作権
4870 .PP
49-この man ページの元々の著作権表記は Copyright 2002, Rusty Russell, IBM Corporation です。 現在は
50-Jon Masters その他により保守されています。
71+このマニュアルページの最初の版は、"Copyright 2002, Rusty Russell,
72+IBM Corporation" でした。現在では、Jon Masters ほか数名によって保守されています。
5173 .SH 関連項目
5274 .PP
5375 \fBinsmod\fP(8), \fBmodprobe\fP(8), \fBmodinfo\fP(8) \fBdepmod\fP(8)
--- a/manual/kmod/release/man8/modinfo.8
+++ b/manual/kmod/release/man8/modinfo.8
@@ -13,7 +13,29 @@
1313 .\"
1414 .\"*******************************************************************
1515 .\"
16-.\" translated for 29, 2022-05-31 ribbon <ribbon@users.osdn.me>
16+.\" Japanese Version Copyright (C) 2005 Suzuki Takashi,
17+.\" and ribbon,
18+.\" and Chonan Yoichi,
19+.\" all rights reserved.
20+.\" Translated (module-init-tools) Sat Jul 9 17:17:44 JST 2005
21+.\" by Suzuki Takashi <JM@linux.or.jp>.
22+.\" New Translation (kmod version 29) Tue May 31 2022
23+.\" by ribbon <ribbon@users.osdn.me>
24+.\" Modified Tue Oct 25 09:28:07 JST 2022
25+.\" by Chonan Yoichi <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
26+.\"
27+.\" This program is free software: you can redistribute it and/or modify
28+.\" it under the terms of the GNU General Public License as published by
29+.\" the Free Software Foundation, either version 2 of the License, or
30+.\" (at your option) any later version.
31+.\"
32+.\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
33+.\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
34+.\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the
35+.\" GNU General Public License for more details.
36+.\"
37+.\" You should have received a copy of the GNU General Public License
38+.\" along with this program. If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.
1739 .\"
1840 .TH MODINFO 8 2021/01/29 kmod modinfo
1941 .ie \n(.g .ds Aq \(aq
@@ -36,7 +58,7 @@
3658 .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
3759 .\" -----------------------------------------------------------------
3860 .SH 名前
39-modinfo \- Linux カーネルモジュールに関する情報を表示する
61+modinfo \- Linux カーネルモジュールについて情報を表示する
4062 .SH 書式
4163 .HP \w'\fBmodinfo\fR\ 'u
4264 \fBmodinfo\fP [\fB\-0\fP] [\fB\-F\ \fP\fIfield\fP] [\fB\-k\ \fP\fIkernel\fP]
@@ -47,14 +69,16 @@ modinfo \- Linux カーネルモジュールに関する情報を表示する
4769 \fBmodinfo \-h\fP
4870 .SH 説明
4971 .PP
50-\fBmodinfo\fP は、 コマンドラインから与えられた Linux カーネルモジュールから、 その情報を抽出します。
51-モジュール名がファイル名でない場合は、 /lib/modules/\fIversion\fP ディレクトリが検索されます。
52-これはカーネルモジュールがロードされる際に \fBmodprobe\fP(8) によっても行われます。
72+\fBmodinfo\fP は、コマンドラインで指定された Linux
73+のカーネルモジュールから情報を取り出します。モジュールの名前がファイル名でない場合は、
74+/lib/modules/\fIversion\fP ディレクトリが検索されます。
75+これは、カーネルモジュールをロードするときの \fBmodprobe\fP(8) の動作と同じです。
5376 .PP
54-\fBmodinfo\fP がモジュールの各属性を一覧表示するにあたって、 デフォルトでは、 読みやすさを考慮して \fIfieldname\fP :
55-\fIvalue\fP という形式の出力を行います。 ファイル名も同様にして一覧出力されます (ただしファイル名は、 実際の属性ではありません)。
77+\fBmodinfo\fP は、デフォルトでは、指定されたモジュールの各属性を、読みやすいように
78+\fIfieldname\fP : \fIvalue\fP の形式で列挙します。また、同じ形式でファイル名も表示します
79+(ファイル名は、実際には属性ではありませんが)。
5680 .PP
57-\fBmodinfo\fP の本バージョンでは、 どのような Linux カーネルアーキテクチャーのモジュールでも解釈します。
81+このバージョンの \fBmodinfo\fP は、どんな Linux カーネルアーキテクチャのモジュールも理解できます。
5882 .SH オプション
5983 .PP
6084 \fB\-V\fP, \fB\-\-version\fP
@@ -64,41 +88,48 @@ modinfo のバージョンを表示します。
6488 .PP
6589 \fB\-F\fP, \fB\-\-field\fP
6690 .RS 4
67-指定された項目値だけを 1 行ずつに表示します。 これはスクリプト内で用いる際に便利です。 項目名は、 大文字小文字を区別します。 一般的な項目は
68-(すべてのモジュールに含まれるわけではないですが)、 著者 (author)、 説明 (description)、 ライセンス (license)、
69-引数 (param)、 依存モジュール (depends)、 エイリアス (alias)、 依存モジュールの項目、
70-です。特別な項目としてファイル名があり、 モジュールのファイル名を一覧表示します。
91+指定されたフィールドの値だけを、1 行に 1 つずつ表示します。
92+この動作は、スクリプトで特に役に立ちます。
93+フィールド名は、大文字小文字を区別しません (訳注: 実際には区別します)。
94+よく使われるフィールドには (すべてのモジュールに存在するとはかぎりませんが)、
95+author, description, license, parm, depends, alias などがあります。
96+parm, alias, depends については、複数のフィールドがあることも珍しくありません。
97+スペシャルフィールド filename には、モジュールのファイル名が入っています。
7198 .RE
7299 .PP
73100 \fB\-b \fP\fIbasedir\fP, \fB\-\-basedir \fP\fIbasedir\fP
74101 .RS 4
75-モジュールのルートディレクトリ。 デフォルトは / です。
102+モジュール群にとってのルートディレクトリ。デフォルトでは / です。
76103 .RE
77104 .PP
78105 \fB\-k \fP\fIkernel\fP
79106 .RS 4
80-実行中のカーネルではない、 別のカーネルに関する情報を表示します。 これが必要になるのは、 ディストリビューションにおいて、 新たにインストールされた
81-(まだ稼働していない) 一連のカーネルモジュールについて、 そこからの情報を取得する場合です。 たとえば、
82-新たなカーネルにおける種々のモジュールに対して、 必要となるファームウェアファイルは何であるのかを調べたいような場合です。 その場合には、 起動時に
83-initrd/initramfs イメージの読み込みを行わなければならないためです。
107+現在稼働しているカーネル以外のカーネルについて情報を提供します。
108+これがとりわけ役に立つのは、ディストリビューションにとって、新たにインストールした
109+(しかし、まだ動作していない) カーネルモジュール一式から情報を取り出す必要がある場合です。
110+たとえば、新しいカーネルでブートする前には、そのカーネル用の
111+initrd/initramfs イメージを作らなければなりませんが、
112+そのために、新しいカーネルの様々なモジュールが、
113+どんなファームウェア・ファイルを必要としているかを知りたい場合がそれに当たります。
84114 .RE
85115 .PP
86116 \fB\-0\fP, \fB\-\-null\fP
87117 .RS 4
88-項目値の区切りとして、 改行文字ではなく ASCII ゼロ文字を用います。 これはスクリプト内で用いる際に便利です。 理論的には、
89-改行文字が項目内に含まれる場合があるためです。
118+フィールドの値の区切りに改行ではなく、ASCII ゼロ文字を使用します。
119+理論上では改行がフィールド中に現れることもあり得るので、これはスクリプトで役に立ちます。
90120 .RE
91121 .PP
92122 \fB\-a\fP \fB\-\-author\fP, \fB\-d\fP \fB\-\-description\fP, \fB\-l\fP \fB\-\-license\fP, \fB\-p\fP
93123 \fB\-\-parameters\fP, \fB\-n\fP \fB\-\-filename\fP
94124 .RS 4
95-これは \fB\-\-field\fP フラグにおける各引数、 つまり author, description, license, parm, filename
96-に対するショートカットです。 かつての modutils の \fBmodinfo\fP を使っていた方が、 扱いやすくなるようにしたものです。
125+こうしたものは、\fB\-\-field\fP フラグの引数に author, description,
126+license, parm, filename を指定する場合の簡易表記です。古い modutils の
127+\fBmodinfo\fP からの移行を容易にするためにあります。
97128 .RE
98129 .SH 著作権
99130 .PP
100-この man ページの元々の著作権表記は Copyright 2003, Rusty Russell, IBM Corporation です。 現在は
101-Jon Masters その他が保守を行っています。
131+このマニュアルページの最初の版は、"Copyright 2003, Rusty Russell,
132+IBM Corporation" でした。現在では、Jon Masters ほか数名によって保守されています。
102133 .SH 関連項目
103134 .PP
104135 \fBmodprobe\fP(8)
--- a/manual/kmod/release/man8/modprobe.8
+++ b/manual/kmod/release/man8/modprobe.8
@@ -13,7 +13,29 @@
1313 .\"
1414 .\"*******************************************************************
1515 .\"
16-.\" translated for 29, 2022-05-31 ribbon <ribbon@users.osdn.me>
16+.\" Japanese Version Copyright (C) 2005 Suzuki Takashi,
17+.\" and 2022 ribbon,
18+.\" and 2022 Chonan Yoichi,
19+.\" all rights reserved.
20+.\" Translated (module-init-tools) Sun Jul 10 00:42:36 JST 2005
21+.\" by Suzuki Takashi <JM@linux.or.jp>.
22+.\" New Translation (kmod version 29) Tue May 31 2022
23+.\" by ribbon <ribbon@users.osdn.me>
24+.\" Modified Tue Oct 25 09:28:07 JST 2022
25+.\" by Chonan Yoichi <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
26+.\"
27+.\" This program is free software: you can redistribute it and/or modify
28+.\" it under the terms of the GNU General Public License as published by
29+.\" the Free Software Foundation, either version 2 of the License, or
30+.\" (at your option) any later version.
31+.\"
32+.\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
33+.\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
34+.\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the
35+.\" GNU General Public License for more details.
36+.\"
37+.\" You should have received a copy of the GNU General Public License
38+.\" along with this program. If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.
1739 .\"
1840 .TH MODPROBE 8 2021/01/29 kmod modprobe
1941 .ie \n(.g .ds Aq \(aq
@@ -36,7 +58,7 @@
3658 .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
3759 .\" -----------------------------------------------------------------
3860 .SH 名前
39-modprobe \- Linux カーネルへのモジュールの追加や削除
61+modprobe \- Linux カーネルに対してモジュールの着脱を行う
4062 .SH 書式
4163 .HP \w'\fBmodprobe\fR\ 'u
4264 \fBmodprobe\fP [\fB\-v\fP] [\fB\-V\fP] [\fB\-C\ \fP\fIconfig\-file\fP] [\fB\-n\fP] [\fB\-i\fP] [\fB\-q\fP]
@@ -49,185 +71,243 @@ modprobe \- Linux カーネルへのモジュールの追加や削除
4971 \fBmodprobe\fP [\-\-dump\-modversions] [\fIfilename\fP]
5072 .SH 説明
5173 .PP
52-\fBmodprobe\fP は Linux カーネルに対するモジュールの登録や削除を適切に行います。 扱いやすさを考慮して、 モジュール名に使われる _ と
53-\- は区別されません (アンダースコアの変換が自動的に行われます)。 \fBmodprobe\fP がモジュールや他のファイルを検索するディレクトリは、
54-/lib/modules/`uname \-r` というモジュールディレクトリです。 この他に、 任意の設定ファイルは /etc/modprobe\&.d
55-ディレクトリから検索します (\fBmodprobe.d\fP(5) 参照)。 また \fBmodprobe\fP は、 カーネルのコマンドラインからは
56-<module>\&.<option> という形式で、 またブラックリストからは
57-modprobe\&.blacklist=<module> という形式で、 オプション指定することができます。
74+\fBmodprobe\fP は、Linux
75+カーネルに対して頭のよいやり方でモジュールの追加や取り外しを行います。
76+なお、ユーザの便宜を考慮して、モジュール名に含まれる _ と \- とを区別しません
77+(アンダースコアの変換が自動的に行われます)。
78+\fBmodprobe\fP は、モジュールディレクトリ /lib/modules/`uname \-r`
79+を見て、すべてのモジュールやそのほかのファイルをそれ以下に捜します。
80+ただし、作成が任意の設定ファイルについては、/etc/modprobe\&.d
81+ディレクトリを調べます (\fBmodprobe.d\fP(5) 参照)。
82+\fBmodprobe\fP はまた、カーネルコマンドラインで指定された、
83+モジュールオプションやブラックリストも使用します。前者の書式は
84+<module>\&.<option> であり、後者の書式は
85+modprobe\&.blacklist=<module> です。
5886 .PP
59-(本ツールがサポートしていない) Linux カーネル 2.4 系列の場合とは異なり、 \fBmodprobe\fP の本バージョンでは、
60-モジュールそのものには何も行いません。 つまりシンボルの解決やパラメーターの解釈は、 カーネル内部で行われます。
61-したがってモジュールに関する処理失敗は、 カーネルメッセージに出力されることがあります。 \fBdmesg\fP(8) を参照してください。
87+なお、2\&.4 系列の Linux カーネル (このツールはサポートしていません)
88+の場合とは違って、当バージョンの \fBmodprobe\fP
89+は、モジュールそのものに対しては何の操作も行いません。
90+シンボルの解決やパラメータの解釈といった作業は、
91+カーネルの内部で行われます。そこで、モジュールの処理に失敗すると、
92+カーネルメッセージが出ることがあります。\fBdmesg\fP(8) を参照してください。
6293 .PP
63-\fBmodprobe\fP に対応づいて提供される \fBdepmod\fP ユーティリティーからは modules\&.dep\&.bin
64-ファイルが生成されます (\fBdepmod\fP(8) 参照)。 そして \fBmodprobe\fP では、 そのファイルが最新であることを想定しています。
65-このファイルでは、 各モジュールが他のモジュールを必要としている場合に、 それが何であるのかを一覧に示しています。 そして \fBmodprobe\fP
66-はこれを利用して、 依存モジュールの追加や削除を自動的に行います。
94+\fBmodprobe\fP は、modules\&.dep\&.bin
95+ファイルが最新であることを当てにしています。このファイルは、\fBmodprobe\fP
96+と一緒に配布され、現在の \fBmodprobe\fP に対応している
97+\fBdepmod\fP(8) ユーティリティによって生成されます (\fBdepmod\fP(8) 参照)。
98+modules\&.dep\&.bin は、各モジュールが、ほかのどんなモジュールを必要としているかを
99+(そういったものがあれば) リストしており、\fBmodprobe\fP は、このファイルを使用して、
100+そうした依存するモジュールを自動的に追加したり、取り外したりします
67101 .PP
68-\fImodulename\fP より後ろに指定された引数は、 すべてカーネルに受け渡されます (設定ファイルに指定されたオプションも、
69-そこに加えられます)。
102+\fImodulename\fP の後ろに引数を付けると、そうした引数はカーネルに渡されます
103+(設定ファイルで指定しているモジュールオプション (モジュールパラメータとも言います)
104+があれば、そこに追加されるわけです)。
70105 .SH オプション
71106 .PP
72107 \fB\-a\fP, \fB\-\-all\fP
73108 .RS 4
74-コマンドラインから指定されたモジュール名をすべて登録します。
109+コマンドラインで指定されたモジュール名をすべて組み込みます。
75110 .RE
76111 .PP
77112 \fB\-b\fP, \fB\-\-use\-blacklist\fP
78113 .RS 4
79-このオプション指定により、 設定ファイル内に \fBblacklist\fP コマンドがあれば、 それもモジュール名に対して適用するようになります。
80-これは通常、 \fBudev\fP(7) が利用します。
114+このオプションを指定すると、\fBmodprobe\fP は、設定ファイルに \fBblacklist\fP
115+コマンドがあれば、それもモジュール名に対して適用します。
116+このオプションは通常、\fBudev\fP(7) によって使用されます。
81117 .RE
82118 .PP
83119 \fB\-C\fP, \fB\-\-config\fP
84120 .RS 4
85-このオプションは、 デフォルトの設定ディレクトリ (/etc/depmod\&.d/) を上書きします。
121+このオプションは、設定ディレクトリをデフォルトの /etc/modprobe\&.d
122+から変更します。
86123 .sp
87-このオプションは、 \fBinstall\fP コマンドや \fBremove\fP コマンドを通じて、 環境変数 MODPROBE_OPTIONS 内の別の
88-\fBmodprobe\fP コマンドに受け渡されます。
124+このオプションは、環境変数 MODPROBE_OPTIONS に入れられて、\fBinstall\fP や
125+\fBremove\fP コマンド経由で、ほかの \fBmodprobe\fP コマンドにも渡されます。
89126 .RE
90127 .PP
91128 \fB\-c\fP, \fB\-\-showconfig\fP
92129 .RS 4
93-設定ディレクトリから有効な設定を取得および表示して、 終了します。
130+設定ディレクトリを読み込み、有効な設定を標準出力に書き出して、終了します。
94131 .RE
95132 .PP
96133 \fB\-\-dump\-modversions\fP
97134 .RS 4
98-1 つのモジュールが必要としている、 モジュールのバージョン情報の一覧を表示します。 このオプションは、
99-通常はディストリビューションが利用するものであり、 モジュールバージョンを示す dep ファイルを使って、 Linux
100-カーネルモジュールをパッケージ化するために用いられます。
135+あるモジュールが要求している、そのモジュールのバージョン管理情報のリストを表示します。
136+このオプションは通常、モジュールのバージョン管理の依存情報を利用して Linux
137+のカーネルモジュールをパッケージにまとめるために、
138+ディストリビューションによって使用されます。
101139 .RE
102140 .PP
103141 \fB\-d\fP, \fB\-\-dirname\fP
104142 .RS 4
105-モジュールのルートディレクトリ。 デフォルトは / です。
143+モジュール群にとってのルートディレクトリ。デフォルトでは / です。
106144 .RE
107145 .PP
108146 \fB\-\-first\-time\fP
109147 .RS 4
110-通常 \fBmodprobe\fP では、 すでに存在しているモジュールを登録しようとしたり、 存在しないモジュールを削除しようとした場合でも、
111-正常終了します (そのときは何も行いません)。 これは単純なスクリプトにおいては最適なものですが、 より複雑なスクリプトの場合には、 実際に
112-\fBmodprobe\fP が何を行ったのかを知る必要が出てきます。 このオプションは、 実際に何も行われなかった場合には、 modprobe
113-の処理が失敗したものとします。
148+通常、\fBmodprobe\fP は、すでに存在するモジュールの組み込みや、
149+存在しないモジュールの取り外しを命じられても、処理に成功したものとして
150+(何もせずに) 終了します。これは単純なスクリプトではまったく問題がありません。
151+でも、より複雑なスクリプトでは、\fBmodprobe\fP
152+が実際に何らかの処理を行ったかどうかを知りたいことがよくあります。
153+このオプションを使うと、\fBmodprobe\fP は、実際には何もしなかった場合、
154+実行に失敗したことになります。
114155 .RE
115156 .PP
116157 \fB\-\-force\-vermagic\fP
117158 .RS 4
118-どのモジュールであっても、 カーネルバージョンやコンパイラーバージョンといった重要な情報が、 短い文字列となってその名前に含められています。
119-モジュールのロードが失敗して、 カーネルが「version magic」が一致しないというエラーを出力した場合には、
120-このオプションを使えばエラー回避できます。 本来このチェック処理は、 ユーザー操作を保護するものであるため、 処理内容が分かっていない限り、
121-このオプションの利用は危険です。
159+どのモジュールの中にも、
160+カーネルやコンパイラのバージョンといった重要な情報を含む短い文字列が存在します。
161+モジュールのロードに失敗して、
162+カーネルが「バージョンマジックが一致しない」と苦情を言って来る場合、
163+このオプションを使えば、そのバージョンマジックを除去することができます。
164+言うまでもありませんが、こうしたチェックは、
165+ユーザを守るためにあるのですから、自分のやっていることがよくわかっていないかぎり、
166+このオプションを使うのは危険です。
122167 .sp
123-これは、 登録されているモジュールすべてに適用されます。 つまり対象となるモジュールは、 コマンドラインから指定されたモジュール (あるいはエイリアス)
124-と、 それが依存するモジュールを含みます。
168+このオプションは、組み込まれるどんなモジュールにも適用されます。
169+すなわち、コマンドラインで指定されたモジュール (やエイリアス) だけでなく、
170+それが依存するモジュールがあれば、それにも適用されます。
125171 .RE
126172 .PP
127173 \fB\-\-force\-modversion\fP
128174 .RS 4
129-CONFIG_MODVERSIONS の設定を行ってモジュールがコンパイルされた場合には、 モジュールが使用する (あるいは提供する)
130-インターフェースに関して、 そのバージョンをすべて説明するセクションが生成されます。 モジュールのロードが失敗して、 特定のインターフェースにおいて、
131-モジュールのバージョンが不一致であることをカーネルがエラー出力した場合には、 "\-\-force\-modversion" を使えば、
132-バージョン情報をすべて取り除いて処理することができます。本来このチェック処理は、 ユーザー操作を保護するものであるため、 処理内容が分かっていない限り、
133-このオプションの利用は危険です。
175+CONFIG_MODVERSIONS を有効にして、モジュールをコンパイルすると、
176+そのモジュールが利用する (あるいは、提供する)
177+すべてのインターフェースのバージョンを記録したセクションが、モジュール内に作られます。
178+モジュールのロードに失敗して、カーネルが「モジュールのインターフェースに、
179+バージョンがカーネル側と一致しないものがある」と苦情を言って来る場合、
180+"\-\-force\-modversion" を使えば、そうしたバージョン情報をそっくり除去することができます。
181+言うまでもありませんが、こうしたチェックは、ユーザを守るためにあるのですから、
182+自分のやっていることがよくわかっていないかぎり、このオプションを使うのは危険です。
134183 .sp
135-これは、 登録されているモジュールすべてに適用されます。 つまり対象となるモジュールは、 コマンドラインから指定されたモジュール (あるいはエイリアス)
136-と、 それが依存するモジュールを含みます。
184+このオプションは、組み込まれるどんなモジュールにも適用されます。
185+すなわち、コマンドラインで指定されたモジュール (やエイリアス) だけでなく、
186+それが依存するモジュールがあれば、それにも適用されます。
137187 .RE
138188 .PP
139189 \fB\-f\fP, \fB\-\-force\fP
140190 .RS 4
141-バージョン情報を含んでいることが原因で、 ロードができないモジュールに対して、 そのバージョン情報を取り除いてロードを行います。 これは
142-\fB\-\-force\-vermagic\fP と \fB\-\-force\-modversion\fP をともに指定することと同じです。 本来このチェック処理は、
143-ユーザー操作を保護するものであるため、 処理内容が分かっていない限り、 このオプションの利用は危険です。
191+バージョン管理に関する情報がモジュールにあると、ロードが中断しかねない場合に、
192+モジュールからそうした情報をすべて取り除こうとします。
193+これは \fB\-\-force\-vermagic\fP と \fB\-\-force\-modversion\fP
194+の両方を使用するのと同じことです。
195+言うまでもありませんが、こうしたチェックはユーザを守るためにあるのですから、
196+自分のやっていることがよくわかっていないかぎり、このオプションを使うのは危険です。
144197 .sp
145-これは、 登録されているモジュールすべてに適用されます。 つまり対象となるモジュールは、 コマンドラインから指定されたモジュール (あるいはエイリアス)
146-と、 それが依存するモジュールを含みます。
198+このオプションは、組み込まれるどんなモジュールにも適用されます。
199+すなわち、コマンドラインで指定されたモジュール (やエイリアス) だけでなく、
200+それが依存するモジュールがあれば、それにも適用されます
147201 .RE
148202 .PP
149203 \fB\-i\fP, \fB\-\-ignore\-install\fP, \fB\-\-ignore\-remove\fP
150204 .RS 4
151-このオプションを指定すると、 \fBmodprobe\fP の処理にあたって、 コマンドラインからモジュールが指定されても、
152-設定ファイル内にそのモジュールが存在していれば、 \fBinstall\fP コマンドや \fBremove\fP コマンドは無視されます (その依存モジュールは、
153-設定ファイル内に設定されたコマンドに従います)。 \fBinstall\fP コマンドと \fBremove\fP コマンドは、
154-このオプションが用いられた場合に無視されますが、 \fB\-\-ignore\-install\fP または \fB\-\-ignore\-remove\fP
155-の一方だけが指定された (両方の指定がない) 場合であっても、 両方が無視されます。 \fBmodprobe.d\fP(5) を参照してください。
205+このオプションを使うと、\fBmodprobe\fP
206+は、コマンドラインで指定されたモジュールに対して設定ファイル中に
207+install や remove コマンドが存在しても、それを無視します
208+(依存するモジュールについては、このオプションを指定した場合でも、
209+設定ファイル中でそのモジュールに対して設定されているコマンドの対象になります)。
210+現状では、このオプションを使用した場合、\fBinstall\fP と \fBremove\fP
211+の両方のコマンドが無視されることになります。
212+\fB\-\-ignore\-install\fP や \fB\-\-ignore\-remove\fP の片方のみを使って
213+(そして、両方を使うことなく) より具体的に指定しても、動作は変わりません。
214+\fBmodprobe.d(5)\fP を参照してください。
156215 .RE
157216 .PP
158217 \fB\-n\fP, \fB\-\-dry\-run\fP, \fB\-\-show\fP
159218 .RS 4
160-このオプションは、 モジュールの登録や削除 (つまり install コマンドや remove コマンドの実行) は行わず、
161-これを除いたすべてのコマンドを実行します。 \fB\-v\fP と合わせて用いれば、 デバッグ目的で利用することができます。 これまでの開発経緯において、
162-\fB\-\-dry\-run\fP と \fB\-\-show\fP は、 まったく同じ意味となっているため、 どちらを用いても構いません。
219+このオプションを指定すると、実際にモジュールを組み込んだり、取り外したり
220+(それに、install や remove コマンドを実行したり) する以外のあらゆることを行います。
221+\fB\-v\fP オプションと組み合わせると、問題が起きたときのデバッグに便利です。
222+歴史的な理由から \fB\-\-dry\-run\fP と \fB\-\-show\fP は事実上同じ意味なので、
223+どちらを使っても構いません。
163224 .RE
164225 .PP
165226 \fB\-q\fP, \fB\-\-quiet\fP
166227 .RS 4
167-このフラグを指定した場合、 削除または登録しようとしているモジュールが見つからない場合 (エイリアスでもなく、 \fBinstall\fP/\fBremove\fP
168-コマンドでもない場合)、 \fBmodprobe\fP はエラーメッセージを表示しません。 ただしその場合でも、 ゼロではない終了ステータスを返します。
169-request_module を利用すれば存在確認が取れるモジュールに対しては、 カーネルはこの機能を使うことで、 モジュール検査を行います。
228+このフラグを使用すると、\fBmodprobe\fP は、モジュールを取り外したり、
229+組み込んだりしようとして、それが見つからなかった場合に
230+(しかも、それがエイリアスの名前でも、\fBinstall\fP や \fBremove\fP
231+コマンドの対象でもなかった場合に)、エラーメッセージを出さなくなります。それでも、
232+ゼロ以外のステータスで終了することに変わりはありません。なお、カーネルは、
233+存在するかどうかが不確かなモジュールの探索を request_module
234+関数を使って便宜主義的に行うために、このフラグを使用します。
170235 .RE
171236 .PP
172237 \fB\-R\fP, \fB\-\-resolve\-alias\fP
173238 .RS 4
174-エイリアスに一致するモジュール名をすべて表示します。 これは、 モジュールエイリアスに問題がある際のデバッグに利用できます。
239+あるエイリアスに対応するモジュール名をすべて表示します。
240+モジュールのエイリアスに問題がある場合、デバッグの役に立つかもしれません。
175241 .RE
176242 .PP
177243 \fB\-r\fP, \fB\-\-remove\fP
178244 .RS 4
179-この \fBmodprobe\fP オプションは、 モジュールを登録するのではなく、 削除を行います。
180-対象モジュールが依存しているモジュールも未使用であった場合、 \fBmodprobe\fP はそのモジュールも削除します。 モジュール登録の場合とは違って、
181-コマンドラインからは複数のモジュールを指定することができます (モジュールを削除するので、 モジュールにパラメーターを受け渡しても意味がありません)。
245+このオプションを指定すると、\fBmodprobe\fP は、モジュールを組み込む代わりに、
246+それを取り外します。そのモジュールが依存しているモジュールも使用されていない場合は、
247+それもまた取り外そうとします。組み込みを行う場合とは違って、
248+複数のモジュールをコマンドラインで指定することができます
249+(モジュールを取り外す場合には、モジュールパラメータを指定しても意味がありません)。
182250 .sp
183-通常、 モジュールを削除することはありません。 ただしバグを含んだモジュールであれば必要になることがあります。
184-利用しているディストリビューションのカーネルが、 モジュール削除機能のサポートを含めずにビルドされている場合があります。
251+通常は、モジュールを取り外す理由などありませんが、
252+モジュールにバグのある場合には、それが必要になることもあります。
253+もっとも、ご使用のディストリビューションのカーネルは、
254+モジュール取り外しのサポートを有効にしてビルドされていないかもしれません。
185255 .RE
186256 .PP
187257 \fB\-S\fP, \fB\-\-set\-version\fP
188258 .RS 4
189-\fBuname\fP(2) を用いずに、 カーネルバージョンを設定します (これによって、 モジュールを検索するディレクトリを決定します)。
259+カーネルのバージョンを設定します。すなわち、カーネルのバージョン
260+(それによって、モジュールを探しに行く場所が決まります)
261+を判断するのに、\fBuname\fP(2) を使用しません。
190262 .RE
191263 .PP
192264 \fB\-\-show\-depends\fP
193265 .RS 4
194-対象のモジュールそのものも含めて、 依存するモジュール (またはエイリアス) を一覧表示します。 これによって (空リストの場合も含めて)
195-モジュールファイル名のリストを、 1 つにつき 1 行ずつ表示して、 各行の先頭に "insmod" を出力します。 通常これは、
196-initrd/initramfs イメージを生成する際に含めるモジュールの決定のために、 ディストリビューションが利用します。 \fBInstall\fP
197-コマンドが適用されると、 先頭に "install" が出力されます。 これは install コマンドは実行しません。 \fBmodinfo\fP(8)
198-を利用すれば、 モジュール自体から依存モジュールの情報を取得することができますが、 エイリアスや install コマンドについては、
199-何も得ることはできません。
266+あるモジュール (または、エイリアス) の依存関係を、そのモジュール自体も含めて、
267+一覧表示します。モジュールファイル名の集合 (空集合のこともあります) が、1 行に
268+1 ファイルずつ、各行の先頭に "insmod" を付けて、出力されます。
269+このオプションの代表的な使い道は、ディストリビューションが initrd/initramfs
270+イメージを作成するとき、どのモジュールを収録するかを決めるのに使うことです。
271+\fBInstall\fP コマンドが適用されている場合は、"install"
272+という文字列を行頭に置くことで、それを示しますが、そうした install
273+コマンドが実行されるわけではありません。なお、\fBmodinfo\fP(8) を使えば、
274+モジュールの依存関係をそのモジュール自体から取り出すことができますが、
275+\fBmodinfo\fP は、設定ファイルの alias や install といったコマンドについては、
276+何も知らないことに注意してください。
200277 .RE
201278 .PP
202279 \fB\-s\fP, \fB\-\-syslog\fP
203280 .RS 4
204-このオプションを指定すると、 あらゆるエラーメッセージは、 標準エラー出力に向けてではなく、 syslog 機能に向けて (ログレベル
205-LOG_NOTICE の LOG_DAEMON として) 出力されます。 この処理はまた、 stderr が利用できない場合には、
206-自動的に有効になります。
281+このオプションを指定すると、エラーメッセージがある場合に、
282+それを標準エラーに送るのではなく、syslog の仕組みを通して出力します
283+(LOG_NOTICE レベルの LOG_DAEMON として扱われます)。
284+このオプションは、標準エラーが使えない場合にも、自動的に有効になります。
207285 .sp
208-このオプションは、 \fBinstall\fP コマンドや \fBremove\fP コマンドを通じて、 環境変数 MODPROBE_OPTIONS 内の別の
209-\fBmodprobe\fP コマンドに受け渡されます。
286+このオプションは、環境変数 MODPROBE_OPTIONS に入れられて、\fBinstall\fP や
287+\fBremove\fP コマンド経由で、ほかの \fBmodprobe\fP コマンドにも渡されます。
210288 .RE
211289 .PP
212290 \fB\-V\fP, \fB\-\-version\fP
213291 .RS 4
214-プログラムバージョンを表示して終了します。
292+プログラムのバージョンを表示して終了します。
215293 .RE
216294 .PP
217295 \fB\-v\fP, \fB\-\-verbose\fP
218296 .RS 4
219-プログラムの処理内容に関するメッセージを出力します。 普通 \fBmodprobe\fP は、 何かが誤っている場合にのみメッセージを出力します。
297+プログラムが何をやっているかについてメッセージを表示します。通常
298+modprobe がメッセージを出すのは、何かがうまく行かなかったときだけです。
220299 .sp
221-このオプションは、 \fBinstall\fP コマンドや \fBremove\fP コマンドを通じて、 環境変数 MODPROBE_OPTIONS 内の別の
222-\fBmodprobe\fP コマンドに受け渡されます。
300+このオプションは、環境変数 MODPROBE_OPTIONS に入れられて、\fBinstall\fP や
301+\fBremove\fP コマンド経由で、ほかの \fBmodprobe\fP コマンドにも渡されます。
223302 .RE
224303 .SH 環境変数
225304 .PP
226-環境変数 MODPROBE_OPTIONS は、 \fBmodprobe\fP への引数受け渡しにも利用されます。
305+環境変数 MODPROBE_OPTIONS は、\fBmodprobe\fP
306+コマンドに引数を渡すためにユーザが使用することもできます。
227307 .SH 著作権
228308 .PP
229-この man ページの元々の著作権表記は Copyright 2002, Rusty Russell, IBM Corporation です。 現在は
230-Jon Masters その他により保守されています。
309+このマニュアルページの最初の版は、"Copyright 2002, Rusty Russell,
310+IBM Corporation" でした。現在では、Jon Masters ほか数名によって保守されています。
231311 .SH 関連項目
232312 .PP
233313 \fBmodprobe.d\fP(5), \fBinsmod\fP(8), \fBrmmod\fP(8), \fBlsmod\fP(8), \fBmodinfo\fP(8)
--- a/manual/kmod/release/man8/rmmod.8
+++ b/manual/kmod/release/man8/rmmod.8
@@ -13,7 +13,29 @@
1313 .\"
1414 .\"*******************************************************************
1515 .\"
16-.\" translated for 29, 2022-05-31 ribbon <ribbon@users.osdn.me>
16+.\" Japanese Version Copyright (C) 2005 Suzuki Takashi,
17+.\" and 2022 ribbon,
18+.\" and 2022 Chonan Yoichi,
19+.\" all rights reserved.
20+.\" Translated (module-init-tools) Sat Jul 9 16:58:55 JST 2005
21+.\" by Suzuki Takashi <JM@linux.or.jp>.
22+.\" New Translation (kmod version 29) Tue May 31 2022
23+.\" by ribbon <ribbon@users.osdn.me>
24+.\" Modified Tue Oct 25 09:28:07 JST 2022
25+.\" by Chonan Yoichi <cyoichi@maple.con.ne.jp>
26+.\"
27+.\" This program is free software: you can redistribute it and/or modify
28+.\" it under the terms of the GNU General Public License as published by
29+.\" the Free Software Foundation, either version 2 of the License, or
30+.\" (at your option) any later version.
31+.\"
32+.\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
33+.\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
34+.\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the
35+.\" GNU General Public License for more details.
36+.\"
37+.\" You should have received a copy of the GNU General Public License
38+.\" along with this program. If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.
1739 .\"
1840 .TH RMMOD 8 2021/01/29 kmod rmmod
1941 .ie \n(.g .ds Aq \(aq
@@ -36,41 +58,46 @@
3658 .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
3759 .\" -----------------------------------------------------------------
3860 .SH 名前
39-rmmod \- Linux カーネルからモジュールを削除する簡単なプログラム
61+rmmod \- Linux カーネルからモジュールを取り外す単純なプログラム
4062 .SH 書式
4163 .HP \w'\fBrmmod\fR\ 'u
4264 \fBrmmod\fP [\fB\-f\fP] [\fB\-s\fP] [\fB\-v\fP] [\fImodulename\fP]
4365 .SH 説明
4466 .PP
45-\fBrmmod\fP は、 (モジュールのアンロード機能がサポートされている場合に) カーネルからモジュールを削除する簡単なプログラムです。
46-たいていのユーザーは、 これではなく、 \fBmodprobe\fP(8) に \fB\-r\fP オプションを使うことになるはずです。
67+\fBrmmod\fP は、カーネルから (モジュールをアンロードする機能がサポートされている場合に)
68+モジュールを取り外すささやかなプログラムです。ほとんどのユーザが \fBrmmod\fP よりも
69+\fBmodprobe\fP(8) に \fB\-r\fP オプションを付けて使いたいと思うことでしょう。
4770 .SH オプション
4871 .PP
4972 \fB\-v\fP, \fB\-\-verbose\fP
5073 .RS 4
51-プログラムの処理内容に関するメッセージを出力します。 普通 \fBrmmod\fP は、 何かが誤っている場合にのみメッセージを出力します。
74+プログラムが何をやっているかについてメッセージを表示します。通常
75+\fBrmmod\fP がメッセージを出すのは、何かがうまく行かなかったときだけです。
5276 .RE
5377 .PP
5478 \fB\-f\fP, \fB\-\-force\fP
5579 .RS 4
56-このオプションは極めて危険です。 カーネルのコンパイル時に CONFIG_MODULE_FORCE_UNLOAD 設定していなかった場合、
57-これは動作しません。 このオプションを使えば、 利用中のモジュールや、 削除されるように設計されていないモジュールを削除することができます。
58-また安全ではない (unsafe) として印づけられたものを削除することができます。
80+このオプションは、きわめて危険なことがあります。
81+カーネルのコンパイル時に CONFIG_MODULE_FORCE_UNLOAD
82+を有効にしていないと、このオプションは効果を持ちません。このオプションを使うと、
83+現在使用中のモジュールや、取り外せるように作られていなかったり、
84+取り外すのは危険だとマークされているモジュールを取り外すことができます
85+(\fBlsmod\fP(8) を参照してください)。
5986 .RE
6087 .PP
6188 \fB\-s\fP, \fB\-\-syslog\fP
6289 .RS 4
63-エラーの出力先を、 標準エラー出力ではなく syslog とします。
90+エラーメッセージを標準エラーではなく、syslog に送ります。
6491 .RE
6592 .PP
6693 \fB\-V\fP \fB\-\-version\fP
6794 .RS 4
68-プログラムバージョンを表示して終了します。
95+プログラムのバージョンを表示して終了します。
6996 .RE
7097 .SH 著作権
7198 .PP
72-この man ページの元々の著作権表記は Copyright 2002, Rusty Russell, IBM Corporation です。 現在は
73-Jon Masters その他により保守されています。
99+このマニュアルページの最初の版は、"Copyright 2002, Rusty Russell,
100+IBM Corporation" でした。現在では、Jon Masters ほか数名によって保守されています。
74101 .SH 関連項目
75102 .PP
76103 \fBmodprobe\fP(8), \fBinsmod\fP(8), \fBlsmod\fP(8), \fBmodinfo\fP(8) \fBdepmod\fP(8)
--- a/manual/kmod/translation_list
+++ b/manual/kmod/translation_list
@@ -1,11 +1,11 @@
1-○:kmod:29:2021/05/20:depmod.d:5:2021/12/30::::
2-○:kmod:29:2021/05/20:modprobe.d:5:2021/12/30::::
3-○:kmod:29:2021/05/20:modules.dep:5:2021/12/30::::
4-○:kmod:29:2021/05/20:modules.dep.bin:5:2021/12/30::::
5-○:kmod:29:2021/05/20:depmod:8:2021/12/30::::
6-○:kmod:29:2021/05/20:insmod:8:2021/12/30::::
7-○:kmod:29:2021/05/20:kmod:8:2021/12/30::::
8-○:kmod:29:2021/05/20:lsmod:8:2021/12/30::::
9-○:kmod:29:2021/05/20:modinfo:8:2021/12/30::::
10-○:kmod:29:2021/05/20:modprobe:8:2021/12/30::::
11-○:kmod:29:2021/05/20:rmmod:8:2021/12/30::::
1+○:kmod:29:2021/01/29:depmod.d:5:2022/10/25::cyoichi@maple.ocn.ne.jp:Chonan Yoichi:
2+○:kmod:29:2021/01/29:modprobe.d:5:2022/10/25::cyoichi@maple.ocn.ne.jp:Chonan Yoichi:
3+○:kmod:29:2021/01/29:modules.dep:5:2022/10/25::cyoichi@maple.ocn.ne.jp:Chonan Yoichi:
4+@:kmod:29:2021/01/29:modules.dep.bin:5:modules.dep:5:
5+○:kmod:29:2021/01/29:depmod:8:2022/10/25::cyoichi@maple.ocn.ne.jp:Chonan Yoichi:
6+○:kmod:29:2021/01/29:insmod:8:2022/10/25::cyoichi@maple.ocn.ne.jp:Chonan Yoichi:
7+○:kmod:29:2021/01/29:kmod:8:2022/10/25::cyoichi@maple.ocn.ne.jp:Chonan Yoichi:
8+○:kmod:29:2021/01/29:lsmod:8:2022/10/25::cyoichi@maple.ocn.ne.jp:Chonan Yoichi:
9+○:kmod:29:2021/01/29:modinfo:8:2022/10/25::cyoichi@maple.ocn.ne.jp:Chonan Yoichi:
10+○:kmod:29:2021/01/29:modprobe:8:2022/10/25::cyoichi@maple.ocn.ne.jp:Chonan Yoichi:
11+○:kmod:29:2021/01/29:rmmod:8:2022/10/25::cyoichi@maple.ocn.ne.jp:Chonan Yoichi:
Afficher sur ancien navigateur de dépôt.