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日本語表現

わかりやすい表現を目指すべき用語

一般に漢語(音読み)に基づく表現よりも大和ことば(訓読み)に基づく表現の方がわかりやすい。 このことを意識して大和ことばでの表現を心がける。 ここですべてを列記することは困難であるため、別途用語集を用意することを目標とする。

採用表記不採用表記
○ 使う、用いる× 使用する

表記の統一を要する語句

接続詞、助詞、その他

接続詞、助詞などにおいて平明なひらがな表記と漢字表記のいずれかが用いられることがあるため、統一することが必要である。 以下においては、分かりやすさを考えてひらがな表記を原則とする。ここですべてを列記することは困難であるため、別途用語集を用意することを目標とする。

採用表記不採用表記
○ あらかじめ× 予め
○ いずれ× 何れ
○ かつ× 且つ
○ ~かもしれない× かも知れない
○ ~ください× 下さい
○ ~してみる× ~して見る
○ ~しやすい× ~し易い
○ さまざまな× 様々な
○ さらに× 更に
○ したがって× 従って
○ すなわち× 即ち
○ たびたび× 度々
○ たとえば× 例えば
○ できる× 出来る
○ ~のために× ~の為に
○ または× 又は
○ まったく× 全く
  • 接続詞の「したがって」はひらがな表記を行う。ただし動詞「従う」の場合は漢字表記を用いる。
  • 参考:
    • JTF日本語標準スタイルガイド (翻訳用)
    • 「<英→日>技術翻訳の A to Z」、小坂貴志、研究社