From makoto @ kanon-net.jp Fri Nov 23 18:21:03 2007 From: makoto @ kanon-net.jp (Shinya TAKEBAYASHI) Date: Fri, 23 Nov 2007 18:21:03 +0900 Subject: [Ultramonkey-l7-develop 95] Re: =?iso-2022-jp?b?W1BBVENIXSBjaW5zZXJ0IBskQiViJTglZSE8JWsbKEI=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCJE4bKEIgWC1Gb3J3YXJkZWQtRm9yIBskQkJQMX4lUSVDJUEbKEI=?= In-Reply-To: <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI@nttcom.co.jp> References: <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI@nttcom.co.jp> Message-ID: 田沼 様 竹林です. お疲れ様です. > プロキシを多重で経由した場合などに、全てのIPアドレスを > 残すためだと思いますが、RFC のどこで定義されているのかが > 見つかりません…。 X-Forwarded-For をはじめ,X で始まるヘッダはローカル拡張ヘッダであって RFC には明記されていません. Squid で付けていて,それが慣例的に広まった・・・と思っています. MUA がよく付ける X-Mailer も,RFC には定義されていませんし. もちろん X-Moe なんてのもありません. # X-Mailer は RFC2076 には Non Internet Standard として載っているだけで # 詳細については解説していません クライアントからのリクエスト中にすでに X-Forwarded-For がある 場合のことは,考慮する必要がありますね. Cisco のサイトにある情報 [1] によると,プロクシを通過するごとに 「後ろに追記」されていくようです. たとえば Client - Squid - UM - RS とある場合は,X-Forwarded-For は 「X-Forwarded-For: Client, Squid」 となるみたいですね. [1] http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/cnw/acns/acnscmd/chapter15/8091_01_15.shtml Squid をフォワードプロクシとして使っている場合,大抵は 実クライアントの IP アドレスは教えたくない(X-Forwarded-For を付けない) 場合が多いでしょうから,実装のプライオリティは低いかと思います. ただ,リバースプロクシが間に挟まれている場合などが考えられ, すべての場合で不要かと言われればそうでもない気がするので, 時間があるときに実装してみます. > あと、X-Forwarded-For と似たようなヘッダフィールドとして > Via がありますので、こちらについても実装の必要があるのか > 検討したいですね。 Via は最後に通ったプロクシの情報を入れるところですね. Squid では IP アドレスやポート番号,バージョン情報を入れて 返してくれるようですが,LB の場合はあまり必要ない気がします. どのみち LB 通過後の src ip は LB になるわけですから, Via に LB の IP アドレスが入っていても,嬉しいことは少ないかな,と. Apache 側でもクライアントの IP アドレスに LB が入っていて, X-Forwarded-For に実クライアントの IP アドレスが入っているので どちらの IP アドレスもログに残すことができます. ---------------------------------------------------------------- Shinya TAKEBAYASHI E-mail(Office) : takebayashi.shinya @ nttcom.co.jp E-mail(private): makoto @ kanon-net.jp GPG ID : FFD20D1F GPG FP : 7B5B E0FC B785 7457 683C 47D6 5564 DDDD FFD2 0D1F CC FP : 7456 70EE 0A68 BC95 B1FC F78F C6A9 3E0E F798 A218 ---------------------------------------------------------------- *** Kouhei TANUMA wrote in message <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI @ nttcom.co.jp > *** Subject: [Ultramonkey-l7-develop 93] Re: [PATCH] cinsert モジュールの X- Forwarded-For 対応パッチ *** Date: Wed, 21 Nov 2007 18:07:48 +0900 > 竹林 様 > > 田沼です。 > > X-Forwarded-For のパッチいいですね。 > たしか squid では、X-Forwarded-For が既に存在する場合に、 > > X-Forwarded-For: client-ip, old-x-forwarded-for-data > > のようにしていたと思います。(順番が逆かも…) > プロキシを多重で経由した場合などに、全てのIPアドレスを > 残すためだと思いますが、RFC のどこで定義されているのかが > 見つかりません…。 > > あと、X-Forwarded-For と似たようなヘッダフィールドとして > Via がありますので、こちらについても実装の必要があるのか > 検討したいですね。 > > > On Tue, 20 Nov 2007 04:14:37 +0900 > Shinya TAKEBAYASHI wrote: > > > 竹林です. > > お疲れ様です. > > > > > > 以前から懸案していたことですが,リアルサーバにクライアントの > > IP アドレスを渡せるようにした方が良いですね. > > > > http://bcube.jp/blog/?p=3 > > > > こちらの方が L7-LB を導入しようとして,結局 Pound に > > 落ち着いているようです. > > > > X-Forwarded-For ヘッダにクライアントの IP アドレスを放り込む > > ようにすれば解決できそうですね. > > > > ・・・という訳で,l7vsd-1.0.0-0 の cinsert で X-Forwarded-For を > > 入れるパッチを作りました. > > Set-Cookie を入れる関数を流用しているので,コード上は綺麗では > > ありませんが,とりあえず動きます. > > > > リクエストヘッダの最後尾に X-Forwarded-For: 192.168.0.2 のように > > クライアントの IP アドレスがくっつくので,リアルサーバの Apache で > > このフィールドを出力するように Custom Log の設定をすることで > > クライアントの IP アドレスも記録できるようになります. > > > > 自宅の環境ではとりあえず動いていて,Apache にクライアントの > > IP アドレスを記録させることも出来ています. > > > > 少し時間をとって検証してみたいですね. > > ---------------------------------------------------------------- > > Shinya TAKEBAYASHI > > > > E-mail(Office) : takebayashi.shinya @ nttcom.co.jp > > E-mail(private): makoto @ kanon-net.jp > > GPG ID : FFD20D1F > > GPG FP : 7B5B E0FC B785 7457 683C 47D6 5564 DDDD FFD2 0D1F > > CC FP : 7456 70EE 0A68 BC95 B1FC F78F C6A9 3E0E F798 A218 > > ---------------------------------------------------------------- From makoto @ kanon-net.jp Fri Nov 23 18:21:03 2007 From: makoto @ kanon-net.jp (Shinya TAKEBAYASHI) Date: Fri, 23 Nov 2007 18:21:03 +0900 Subject: [Ultramonkey-l7-develop 96] Re: =?iso-2022-jp?b?W1BBVENIXSBjaW5zZXJ0IBskQiViJTglZSE8JWsbKEI=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCJE4bKEIgWC1Gb3J3YXJkZWQtRm9yIBskQkJQMX4lUSVDJUEbKEI=?= In-Reply-To: <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI@nttcom.co.jp> References: <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI@nttcom.co.jp> Message-ID: 田沼 様 竹林です. お疲れ様です. > プロキシを多重で経由した場合などに、全てのIPアドレスを > 残すためだと思いますが、RFC のどこで定義されているのかが > 見つかりません…。 X-Forwarded-For をはじめ,X で始まるヘッダはローカル拡張ヘッダであって RFC には明記されていません. Squid で付けていて,それが慣例的に広まった・・・と思っています. MUA がよく付ける X-Mailer も,RFC には定義されていませんし. もちろん X-Moe なんてのもありません. # X-Mailer は RFC2076 には Non Internet Standard として載っているだけで # 詳細については解説していません クライアントからのリクエスト中にすでに X-Forwarded-For がある 場合のことは,考慮する必要がありますね. Cisco のサイトにある情報 [1] によると,プロクシを通過するごとに 「後ろに追記」されていくようです. たとえば Client - Squid - UM - RS とある場合は,X-Forwarded-For は 「X-Forwarded-For: Client, Squid」 となるみたいですね. [1] http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/cnw/acns/acnscmd/chapter15/8091_01_15.shtml Squid をフォワードプロクシとして使っている場合,大抵は 実クライアントの IP アドレスは教えたくない(X-Forwarded-For を付けない) 場合が多いでしょうから,実装のプライオリティは低いかと思います. ただ,リバースプロクシが間に挟まれている場合などが考えられ, すべての場合で不要かと言われればそうでもない気がするので, 時間があるときに実装してみます. > あと、X-Forwarded-For と似たようなヘッダフィールドとして > Via がありますので、こちらについても実装の必要があるのか > 検討したいですね。 Via は最後に通ったプロクシの情報を入れるところですね. Squid では IP アドレスやポート番号,バージョン情報を入れて 返してくれるようですが,LB の場合はあまり必要ない気がします. どのみち LB 通過後の src ip は LB になるわけですから, Via に LB の IP アドレスが入っていても,嬉しいことは少ないかな,と. Apache 側でもクライアントの IP アドレスに LB が入っていて, X-Forwarded-For に実クライアントの IP アドレスが入っているので どちらの IP アドレスもログに残すことができます. ---------------------------------------------------------------- Shinya TAKEBAYASHI E-mail(Office) : takebayashi.shinya @ nttcom.co.jp E-mail(private): makoto @ kanon-net.jp GPG ID : FFD20D1F GPG FP : 7B5B E0FC B785 7457 683C 47D6 5564 DDDD FFD2 0D1F CC FP : 7456 70EE 0A68 BC95 B1FC F78F C6A9 3E0E F798 A218 ---------------------------------------------------------------- *** Kouhei TANUMA wrote in message <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI @ nttcom.co.jp > *** Subject: [Ultramonkey-l7-develop 93] Re: [PATCH] cinsert モジュールの X- Forwarded-For 対応パッチ *** Date: Wed, 21 Nov 2007 18:07:48 +0900 > 竹林 様 > > 田沼です。 > > X-Forwarded-For のパッチいいですね。 > たしか squid では、X-Forwarded-For が既に存在する場合に、 > > X-Forwarded-For: client-ip, old-x-forwarded-for-data > > のようにしていたと思います。(順番が逆かも…) > プロキシを多重で経由した場合などに、全てのIPアドレスを > 残すためだと思いますが、RFC のどこで定義されているのかが > 見つかりません…。 > > あと、X-Forwarded-For と似たようなヘッダフィールドとして > Via がありますので、こちらについても実装の必要があるのか > 検討したいですね。 > > > On Tue, 20 Nov 2007 04:14:37 +0900 > Shinya TAKEBAYASHI wrote: > > > 竹林です. > > お疲れ様です. > > > > > > 以前から懸案していたことですが,リアルサーバにクライアントの > > IP アドレスを渡せるようにした方が良いですね. > > > > http://bcube.jp/blog/?p=3 > > > > こちらの方が L7-LB を導入しようとして,結局 Pound に > > 落ち着いているようです. > > > > X-Forwarded-For ヘッダにクライアントの IP アドレスを放り込む > > ようにすれば解決できそうですね. > > > > ・・・という訳で,l7vsd-1.0.0-0 の cinsert で X-Forwarded-For を > > 入れるパッチを作りました. > > Set-Cookie を入れる関数を流用しているので,コード上は綺麗では > > ありませんが,とりあえず動きます. > > > > リクエストヘッダの最後尾に X-Forwarded-For: 192.168.0.2 のように > > クライアントの IP アドレスがくっつくので,リアルサーバの Apache で > > このフィールドを出力するように Custom Log の設定をすることで > > クライアントの IP アドレスも記録できるようになります. > > > > 自宅の環境ではとりあえず動いていて,Apache にクライアントの > > IP アドレスを記録させることも出来ています. > > > > 少し時間をとって検証してみたいですね. > > ---------------------------------------------------------------- > > Shinya TAKEBAYASHI > > > > E-mail(Office) : takebayashi.shinya @ nttcom.co.jp > > E-mail(private): makoto @ kanon-net.jp > > GPG ID : FFD20D1F > > GPG FP : 7B5B E0FC B785 7457 683C 47D6 5564 DDDD FFD2 0D1F > > CC FP : 7456 70EE 0A68 BC95 B1FC F78F C6A9 3E0E F798 A218 > > ---------------------------------------------------------------- From makoto @ kanon-net.jp Fri Nov 23 18:21:03 2007 From: makoto @ kanon-net.jp (Shinya TAKEBAYASHI) Date: Fri, 23 Nov 2007 18:21:03 +0900 Subject: [Ultramonkey-l7-develop 97] Re: =?iso-2022-jp?b?W1BBVENIXSBjaW5zZXJ0IBskQiViJTglZSE8JWsbKEI=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCJE4bKEIgWC1Gb3J3YXJkZWQtRm9yIBskQkJQMX4lUSVDJUEbKEI=?= In-Reply-To: <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI@nttcom.co.jp> References: <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI@nttcom.co.jp> Message-ID: 田沼 様 竹林です. お疲れ様です. > プロキシを多重で経由した場合などに、全てのIPアドレスを > 残すためだと思いますが、RFC のどこで定義されているのかが > 見つかりません…。 X-Forwarded-For をはじめ,X で始まるヘッダはローカル拡張ヘッダであって RFC には明記されていません. Squid で付けていて,それが慣例的に広まった・・・と思っています. MUA がよく付ける X-Mailer も,RFC には定義されていませんし. もちろん X-Moe なんてのもありません. # X-Mailer は RFC2076 には Non Internet Standard として載っているだけで # 詳細については解説していません クライアントからのリクエスト中にすでに X-Forwarded-For がある 場合のことは,考慮する必要がありますね. Cisco のサイトにある情報 [1] によると,プロクシを通過するごとに 「後ろに追記」されていくようです. たとえば Client - Squid - UM - RS とある場合は,X-Forwarded-For は 「X-Forwarded-For: Client, Squid」 となるみたいですね. [1] http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/cnw/acns/acnscmd/chapter15/8091_01_15.shtml Squid をフォワードプロクシとして使っている場合,大抵は 実クライアントの IP アドレスは教えたくない(X-Forwarded-For を付けない) 場合が多いでしょうから,実装のプライオリティは低いかと思います. ただ,リバースプロクシが間に挟まれている場合などが考えられ, すべての場合で不要かと言われればそうでもない気がするので, 時間があるときに実装してみます. > あと、X-Forwarded-For と似たようなヘッダフィールドとして > Via がありますので、こちらについても実装の必要があるのか > 検討したいですね。 Via は最後に通ったプロクシの情報を入れるところですね. Squid では IP アドレスやポート番号,バージョン情報を入れて 返してくれるようですが,LB の場合はあまり必要ない気がします. どのみち LB 通過後の src ip は LB になるわけですから, Via に LB の IP アドレスが入っていても,嬉しいことは少ないかな,と. Apache 側でもクライアントの IP アドレスに LB が入っていて, X-Forwarded-For に実クライアントの IP アドレスが入っているので どちらの IP アドレスもログに残すことができます. ---------------------------------------------------------------- Shinya TAKEBAYASHI E-mail(Office) : takebayashi.shinya @ nttcom.co.jp E-mail(private): makoto @ kanon-net.jp GPG ID : FFD20D1F GPG FP : 7B5B E0FC B785 7457 683C 47D6 5564 DDDD FFD2 0D1F CC FP : 7456 70EE 0A68 BC95 B1FC F78F C6A9 3E0E F798 A218 ---------------------------------------------------------------- *** Kouhei TANUMA wrote in message <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI @ nttcom.co.jp > *** Subject: [Ultramonkey-l7-develop 93] Re: [PATCH] cinsert モジュールの X- Forwarded-For 対応パッチ *** Date: Wed, 21 Nov 2007 18:07:48 +0900 > 竹林 様 > > 田沼です。 > > X-Forwarded-For のパッチいいですね。 > たしか squid では、X-Forwarded-For が既に存在する場合に、 > > X-Forwarded-For: client-ip, old-x-forwarded-for-data > > のようにしていたと思います。(順番が逆かも…) > プロキシを多重で経由した場合などに、全てのIPアドレスを > 残すためだと思いますが、RFC のどこで定義されているのかが > 見つかりません…。 > > あと、X-Forwarded-For と似たようなヘッダフィールドとして > Via がありますので、こちらについても実装の必要があるのか > 検討したいですね。 > > > On Tue, 20 Nov 2007 04:14:37 +0900 > Shinya TAKEBAYASHI wrote: > > > 竹林です. > > お疲れ様です. > > > > > > 以前から懸案していたことですが,リアルサーバにクライアントの > > IP アドレスを渡せるようにした方が良いですね. > > > > http://bcube.jp/blog/?p=3 > > > > こちらの方が L7-LB を導入しようとして,結局 Pound に > > 落ち着いているようです. > > > > X-Forwarded-For ヘッダにクライアントの IP アドレスを放り込む > > ようにすれば解決できそうですね. > > > > ・・・という訳で,l7vsd-1.0.0-0 の cinsert で X-Forwarded-For を > > 入れるパッチを作りました. > > Set-Cookie を入れる関数を流用しているので,コード上は綺麗では > > ありませんが,とりあえず動きます. > > > > リクエストヘッダの最後尾に X-Forwarded-For: 192.168.0.2 のように > > クライアントの IP アドレスがくっつくので,リアルサーバの Apache で > > このフィールドを出力するように Custom Log の設定をすることで > > クライアントの IP アドレスも記録できるようになります. > > > > 自宅の環境ではとりあえず動いていて,Apache にクライアントの > > IP アドレスを記録させることも出来ています. > > > > 少し時間をとって検証してみたいですね. > > ---------------------------------------------------------------- > > Shinya TAKEBAYASHI > > > > E-mail(Office) : takebayashi.shinya @ nttcom.co.jp > > E-mail(private): makoto @ kanon-net.jp > > GPG ID : FFD20D1F > > GPG FP : 7B5B E0FC B785 7457 683C 47D6 5564 DDDD FFD2 0D1F > > CC FP : 7456 70EE 0A68 BC95 B1FC F78F C6A9 3E0E F798 A218 > > ---------------------------------------------------------------- From makoto @ kanon-net.jp Fri Nov 23 18:21:03 2007 From: makoto @ kanon-net.jp (Shinya TAKEBAYASHI) Date: Fri, 23 Nov 2007 18:21:03 +0900 Subject: [Ultramonkey-l7-develop 98] Re: =?iso-2022-jp?b?W1BBVENIXSBjaW5zZXJ0IBskQiViJTglZSE8JWsbKEI=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCJE4bKEIgWC1Gb3J3YXJkZWQtRm9yIBskQkJQMX4lUSVDJUEbKEI=?= In-Reply-To: <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI@nttcom.co.jp> References: <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI@nttcom.co.jp> Message-ID: 田沼 様 竹林です. お疲れ様です. > プロキシを多重で経由した場合などに、全てのIPアドレスを > 残すためだと思いますが、RFC のどこで定義されているのかが > 見つかりません…。 X-Forwarded-For をはじめ,X で始まるヘッダはローカル拡張ヘッダであって RFC には明記されていません. Squid で付けていて,それが慣例的に広まった・・・と思っています. MUA がよく付ける X-Mailer も,RFC には定義されていませんし. もちろん X-Moe なんてのもありません. # X-Mailer は RFC2076 には Non Internet Standard として載っているだけで # 詳細については解説していません クライアントからのリクエスト中にすでに X-Forwarded-For がある 場合のことは,考慮する必要がありますね. Cisco のサイトにある情報 [1] によると,プロクシを通過するごとに 「後ろに追記」されていくようです. たとえば Client - Squid - UM - RS とある場合は,X-Forwarded-For は 「X-Forwarded-For: Client, Squid」 となるみたいですね. [1] http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/cnw/acns/acnscmd/chapter15/8091_01_15.shtml Squid をフォワードプロクシとして使っている場合,大抵は 実クライアントの IP アドレスは教えたくない(X-Forwarded-For を付けない) 場合が多いでしょうから,実装のプライオリティは低いかと思います. ただ,リバースプロクシが間に挟まれている場合などが考えられ, すべての場合で不要かと言われればそうでもない気がするので, 時間があるときに実装してみます. > あと、X-Forwarded-For と似たようなヘッダフィールドとして > Via がありますので、こちらについても実装の必要があるのか > 検討したいですね。 Via は最後に通ったプロクシの情報を入れるところですね. Squid では IP アドレスやポート番号,バージョン情報を入れて 返してくれるようですが,LB の場合はあまり必要ない気がします. どのみち LB 通過後の src ip は LB になるわけですから, Via に LB の IP アドレスが入っていても,嬉しいことは少ないかな,と. Apache 側でもクライアントの IP アドレスに LB が入っていて, X-Forwarded-For に実クライアントの IP アドレスが入っているので どちらの IP アドレスもログに残すことができます. ---------------------------------------------------------------- Shinya TAKEBAYASHI E-mail(Office) : takebayashi.shinya @ nttcom.co.jp E-mail(private): makoto @ kanon-net.jp GPG ID : FFD20D1F GPG FP : 7B5B E0FC B785 7457 683C 47D6 5564 DDDD FFD2 0D1F CC FP : 7456 70EE 0A68 BC95 B1FC F78F C6A9 3E0E F798 A218 ---------------------------------------------------------------- *** Kouhei TANUMA wrote in message <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI @ nttcom.co.jp > *** Subject: [Ultramonkey-l7-develop 93] Re: [PATCH] cinsert モジュールの X- Forwarded-For 対応パッチ *** Date: Wed, 21 Nov 2007 18:07:48 +0900 > 竹林 様 > > 田沼です。 > > X-Forwarded-For のパッチいいですね。 > たしか squid では、X-Forwarded-For が既に存在する場合に、 > > X-Forwarded-For: client-ip, old-x-forwarded-for-data > > のようにしていたと思います。(順番が逆かも…) > プロキシを多重で経由した場合などに、全てのIPアドレスを > 残すためだと思いますが、RFC のどこで定義されているのかが > 見つかりません…。 > > あと、X-Forwarded-For と似たようなヘッダフィールドとして > Via がありますので、こちらについても実装の必要があるのか > 検討したいですね。 > > > On Tue, 20 Nov 2007 04:14:37 +0900 > Shinya TAKEBAYASHI wrote: > > > 竹林です. > > お疲れ様です. > > > > > > 以前から懸案していたことですが,リアルサーバにクライアントの > > IP アドレスを渡せるようにした方が良いですね. > > > > http://bcube.jp/blog/?p=3 > > > > こちらの方が L7-LB を導入しようとして,結局 Pound に > > 落ち着いているようです. > > > > X-Forwarded-For ヘッダにクライアントの IP アドレスを放り込む > > ようにすれば解決できそうですね. > > > > ・・・という訳で,l7vsd-1.0.0-0 の cinsert で X-Forwarded-For を > > 入れるパッチを作りました. > > Set-Cookie を入れる関数を流用しているので,コード上は綺麗では > > ありませんが,とりあえず動きます. > > > > リクエストヘッダの最後尾に X-Forwarded-For: 192.168.0.2 のように > > クライアントの IP アドレスがくっつくので,リアルサーバの Apache で > > このフィールドを出力するように Custom Log の設定をすることで > > クライアントの IP アドレスも記録できるようになります. > > > > 自宅の環境ではとりあえず動いていて,Apache にクライアントの > > IP アドレスを記録させることも出来ています. > > > > 少し時間をとって検証してみたいですね. > > ---------------------------------------------------------------- > > Shinya TAKEBAYASHI > > > > E-mail(Office) : takebayashi.shinya @ nttcom.co.jp > > E-mail(private): makoto @ kanon-net.jp > > GPG ID : FFD20D1F > > GPG FP : 7B5B E0FC B785 7457 683C 47D6 5564 DDDD FFD2 0D1F > > CC FP : 7456 70EE 0A68 BC95 B1FC F78F C6A9 3E0E F798 A218 > > ---------------------------------------------------------------- From makoto @ kanon-net.jp Fri Nov 23 20:33:47 2007 From: makoto @ kanon-net.jp (Shinya TAKEBAYASHI) Date: Fri, 23 Nov 2007 20:33:47 +0900 Subject: [Ultramonkey-l7-develop 99] Re: =?iso-2022-jp?b?W1BBVENIXSBjaW5zZXJ0IBskQiViJTglZSE8JWsbKEI=?= =?iso-2022-jp?b?GyRCJE4bKEIgWC1Gb3J3YXJkZWQtRm9yIBskQkJQMX4lUSVDJUEbKEI=?= In-Reply-To: References: <20071121175053.193E.TANUMA.KOUHEI@nttcom.co.jp> Message-ID: 竹林です. お疲れ様です. 4 通ほど同じ内容のメールが送られています. 原因は自宅の SMTP サーバでした. lists.sourceforge.jp と正常にやりとりできなかったため, mailqueue から削除されずに retry が走っていたようです. 現在は queue をクリアし,通常の動作に戻っています. ご迷惑をおかけしました. ---------------------------------------------------------------- Shinya TAKEBAYASHI E-mail(Office) : takebayashi.shinya @ nttcom.co.jp E-mail(private): makoto @ kanon-net.jp GPG ID : FFD20D1F GPG FP : 7B5B E0FC B785 7457 683C 47D6 5564 DDDD FFD2 0D1F CC FP : 7456 70EE 0A68 BC95 B1FC F78F C6A9 3E0E F798 A218 ----------------------------------------------------------------