TOKUNAGA Hiroyuki
tkng****@xem*****
2004年 1月 6日 (火) 03:22:25 JST
uim 0.2.3をリリースしました。 uim 0.2.3は以下のURLからダウンロードできます。 http://freedesktop.org/Software/UimDownload/uim-0.2.3.tar.gz md5sum: e420f6bcbff03392f3cb02eb128c8155 uim-0.2.3.tar.gz 0.2.2からの変更点は以下の通りです。 * helper-toolbar - ポップアップメニューが画面からはみ出さないようにした。 - メニューから現在のモードを変更できないバグを修正。 * scm/generic.scm - 改行を入力できる様にした。 * uim-anthy - ツールバーのメニューからカタカナモードに変更できないバグを修正。 * uim-tutcode - propertyに対応(木原 英人さんによります) ヤマケンさんのdocumentation patchも当ててあります。というか、そろそろ ちゃんとドキュメント書かねば…。 求む凄腕というjapan.linux.comの記事 (*) にanthyやuimの話がちらっとでて きています。uimの紹介は「Anthyのフロントエンドuim」となっていて、ちょっ と (´・ω・`)ショボーン です。 (*) … http://japan.linux.com/opensource/04/01/04/1858244.shtml uimはたしかにAnthyのフロントエンドで"も"ありますが、それよりもむしろ、 アプリケーション側(というか、OSやGUIツールキット)から見えるAPIの統一と いう点に意義があります。しかし、八田さんが「Anthyのフロントエンドuim」と 書くぐらいですから、まだまだ説明が足りていないということなのでしょう。 uimはレイヤーでいうと現在のXIMを置き換えるものですが、サーバーではなく 単なるライブラリです。「なぜサーバーを置き換えるのにライブラリなの?」と いうのが人々を混乱させる原因の1つなのではないか、と今これを書いていて思 い当たりました。というわけで、思い当たったので、なぜライブラリなのかを説 明します。 それは単に、共有ライブラリで必要十分だからです。XIMが設計された時代に はメモリ容量を節約したいとかこれからはネットワーク透過性だとか、そういっ たサーバー/クライアント方式を取るに足る理由があったのだと思いますが、 PDAですら64MBのメモリを積む現在では多少のメモリの節約は大した意味を持た ないし、今となってはサーバー/クライアント方式を取る理由は特にない、と言 い切っちゃっていいと思います。というわけで、uimはライブラリなのです。 うわー、説明短いな。 -- 徳永拓之