Ikumi Keita
ikumi****@rever*****
2004年 3月 30日 (火) 04:59:00 JST
井汲です。遅くなってしまい、すみません。 >> ■ SunOS 4.1 の cc によるコンパイルエラー > 趣味でSunOS4とかNEWSとかNeXTとか動かしている人はいるかもしれませんが、gccくらい入れているでしょうし、「純正コンパイラを使いた > いんだ!」という人もツール一本で対応できるでしょう。 はい、異存ないです。(だとすると OCHANGES.jp にある「・SunOS 4.1 のコ ンパイラではねられる記述を取り除いた。」の項目は削除するか、何か補足説明 をつけといた方がいいかもしれませんね) >> ■ 付属語辞書が、バイナリ形式からテキスト形式へ変更できない > 手元で実験してみると、問題なくテキスト辞書になります。いじった覚えはないのですが。 私がそそっかしかったようです。お騒がせしました。元のメールは「岩波辞書 for Canna3.2」を3.5b2 で使いたい、という話で、suffix というのもそれに付 属のもののようですが、遡ってメールを読んでみると元発言者は最初「3.5β2の dpbindic とcrxdicとcrfreqを利用して…接尾語の辞書はswd形式であるせいか, 正しくテキスト辞書に戻せず…」と書いています。 ですから、 > 今さん> また、岩波辞書を一度 3.2 でテキストに戻して 3.5 でバイナリに > 今さん> 変換するということでも利用できるかと思われます。(※岩波辞書 > 今さん> の版権/著作権にご注意下さい) > ご忠告ありがとうございます.もし,その方法を使うときには注意します. > この方法を用いるとき,suffixのような付属語辞書のバイナリ辞書をうまく > テキスト辞書に戻すことができません.何か方法はありますでしょうか? というのは、今さんが「3.2 を使え」と指示しているのにもかかわらず、以前の 「3.5b2での dpbindic その他でエラーになった」という経験を繰り返して語っ ているだけのような気がします。 (3.2 で作られた suffix のバイナリ辞書が、3.5b2 で dpbindic しようとする とエラーになる、という現象は起こっても不思議ではない…と思い込んで書い ていますが、これって正しいでしょうか?) それから、バグ報告の追加です。1件は Canna ML の過去ログから、もう1件 は私が気づいた点です。 ■ 単候補モードでの C-k(先頭一文字選択)がおかしい。 [Canna 4736]より。元のメールのキー操作の記述は「C-a」の部分が「Ret」に なっているのですが、多分書き間違いだと判断して修正しました。また、ちょっ とわかりづらい点に補足を加えてあります。 > |わたしはとりです。| [space] > |私は鳥です。| [C-k] > ^^^^ > |私鳥です。| [C-f] > ^^ > |私鳥です。| [space][C-a] > ^^^^^^^^ > |私酉です。| [C-k][space] > ^^ > と入力していくと、画面が > |私酉です。| > ^^ > 1.私 2.私 3.私 > となってしまいます。 井汲補足: この状態を「A」とします。状態 A には問題が2つあって、1つは > この状態になってしまうと、確定後 undo で「読み」にもどしても > 「私」が表示されたまま。|私とりです。| となる。 となることです。 > さらに 状態 A のもう1つの問題は > |私酉です。| > ^^ > ここで「私」に対して [C-k] を実行すると、mule ごと core を > 吐いてお亡くなりになってしまいます。 となることです。 現在の emacs は当時の mule とちょっと違うのか、core は発生しません。代 わりに、私の環境では emacs が固まってしまい、強制終了するしかなくなって しまいます。また、kinput2 だとセグメントエラーで落ちます。 ■ romaji-yuusen & canna-do-function emcws で起きる問題です。 romaji-yuusen を t にしている場合、読みモードで canna-do-function を呼 ぶと、指定した機能が実行されずローマ字かな変換が優先されてしまいます。 例えば (progn (canna-key-proc ?k) (canna-do-function canna-func-quit ?a) canna-henkan-string) を評価すると返り値は "か" になります。canna-func-quit を canna-func-{kakutei,henkan,backward} などに変えても結果は同じで、 canna-do-function の第1引数による機能指定は無視されて、第2引数の「a」 がキー入力として扱われローマ字かな変換に用いられていることがわかります。 canna-do-function の第2引数は省略できるのですが、省略した場合 canna.c 内での if (NILP(ch)) { *buf = '@'; } という処理によって、「@」をキー入力したことにされてしまいます。このため、 例えば default.cbp を用いている場合、 (progn (canna-key-proc ?@) (canna-do-function canna-func-quit) canna-henkan-string) を評価すると、「@@→全角空白」という変換ルールが働いて " " が返り値とな ります。 要するに、romaji-yuusen=t のとき、読みモードで jrKanjiControl(0, KC_DO, (char *)&ksv); をすると、機能指定が無視されてしまうようなのですが、KC_DO では romaji-yuusen を無視するようにはできないものでしょうか。(少なくとも、 kakutei や quit のような機能は、無視しないで実行してほしいのですが…) 井汲 景太