Akitoshi Manabe
akito****@gmail*****
2007年 10月 24日 (水) 02:27:23 JST
A_M です Wiki based CMS は興味深いですね。 > FSWiki をベースに,CMS 的活用を実践されている方は多いようですが,やはり専用品で > はありませんので,苦労も多いかと思います. 「CMSとしてWikiの機能をそのまま活用しちゃおう」という試みは、サービス系のアクション プラグインの作成で実現出来そうにも思っていましたが、仰るとおりC専用品でない為、CMS的な 活用をする場合は、ネックに感じる部分もあります。 > ただ、本格的なCMSと比べると、ワークフローがない、ユーザ& > 権限管理が弱い、パーソナライズド機能がない、といった欠点も > あるかと思います。 ネックに感じているのは、正にこの部分でして、私が考えるCMSの凄く欲しい機能が弱さとして 目立っていると思います。 MLを拝読し、こうした部分を補ったシステムを再設計するのかな。など、想像が膨らみます。 > Wikiって本来、管理(Management)を手放した存在 考えようによっては、そうなのかな。と思いましたが、それでも、「文書をHTMLにする」内部的な ところでは、しっかり管理されていますよね。Wikiには独特の記法がある点で、「運用面での管理を ラクにする管理法(内部的なルール)」がWikiなのかもしれません。…ややこしいですね(笑) > - 既存のFSWikiをCMSとして利用されている方が、使いやすいor使いにくいと > 感じられるFSWikiの機能や仕様はどこでしょう? FSWikiをカスタマイズしてCMS的に活用していますが、Wikiは表示支援のコアとして考えています。 公開されたプラグインでは、データソースはWikiページに限定した使い方が殆どです。 Wikiページのページ名や本文に記述した内容を情報源として再利用できる為、「シームレス」に利用 できる利点もあると思います。 ただ、これだけに拘らず、最近では、他のCMSのように情報をDBに登録し、ペ−ジ生成の為にDB内の 登録情報を抽出表示するような機能を、記法拡張のプラグインで実装して活用を試みています。 こうすると、Wikiを理解する人には、編集が早くなったりします。 表示件数や、抽出回数が増えると、動作速度に影響しますが…。 逆に、Wikiになれていない人には、細かなページ作成は管理者に任せ、 単に閲覧、データ入力も専用の登録フォームがあった方が早い。 Wiki記法を覚えていなくても、従来のCMS同様、早く作業を済ませられます。 > -- 従来のCMSは何を管理しているのだろう? > -- Wiki based CMSとした時に、それはどうアレンジされるのだろう? CMSの核となっているのは、特にユーザの管理機能ではないでしょうか?私はそのように考えています。 実用に耐える物とするため、「グループウェアの代用として進展を遂げてきた」のが、俗にCMSと 呼ばれるソフトウェア群だと思います。 CMSの管理するものはユーザ管理機能は、ID、PASS、権限類が核となり、関連する コンテンツとして、その他のDB+表示の機能が拡張されているに過ぎないと思うのです。 * ユーザ管理 * HTML出力を規格化させる枠組(テンプレートとなるHTMLやCSS) * 各種コンテンツ(掲示板、スケジュール、ファイル添付等) 全てが、独立したデータベースで管理されていると思います。 > mixiは、ログインした時、自分のホームに、さまざまな属性の新着情報が > 表示される、あれが、癖になりますね。 たしか、各ユーザに合った内容をピックアップして表示していますよね。 同様に、Amazonなどのショッピング系サイトも、ユーザ毎にマッチした情報を自動で 表示しています(過去にチェックした、商品ページの一覧など)。 自動化されているのだけれど、閲覧者の求めそうな情報を表示している。 こうした機能は、ユーザを虜にしてしまうチカラを秘めていると思います。 先日、BugTrack-plugin/358 (やっつけになっています)として公開させていただいたのが、 「セッションの管理仕様の変更」を提案するものですが、「ユーザ毎にマッチした情報」 を取り扱う場合、FSWikiも再検討しなければならない点と思うのです。 Wiki based CMS には興味をもちつつも、「FSWiki+見せ方+プラグイン」で、 どうにかならないかなと、公開させていただきました。