[groonga-dev,04809] [ANN] Groonga 10.0.3

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Horimoto Yasuhiro horim****@clear*****
2020年 5月 30日 (土) 00:18:44 JST


こんばんは。堀本です。

Groonga 10.0.3 をリリースしました!

    http://groonga.org/ja/docs/news.html#release-10-0-3

変更点一覧:

    http://groonga.org/ja/blog/2020/05/29/groonga-10.0.3.html

## 主な変更内容

* 予めトークナイズされたデータから転置インデックスを構築できるようになりました。

* [select] 関数の引数に vector を指定できるようになりました。

* [select] 動的カラムに新しいステージ result_set を追加しました。

  * このステージは、結果セットのテーブルにカラムを作ります。
    したがって、 query か filter が存在しない場合は作られません。

    * query や filter が存在しない場合は、結果セットのテーブルが作られないためです。

  * このステージでは _value は使用できません。
    result_set ステージの値は score_column に格納されます。

* [vector_slice] 重み付きベクターの重みに Float32 型が使えるようになりました。

* [select] drilldowns の動的カラムのステージに filtered と output を追加しました。

  * drilldowns[Label].stage filtered や drilldowns[Label].stage output のように
    drilldowns の動的カラムのステージに filtered と output を使えます。

* [select] ドリルダウンでの集計に Float 型の値をサポートしました。

  * MAX 、 MIN 、 SUM を使って Float 型の値の最大値、最小値、合計値を集計できます。

* [query]、[geo_in_rectangle]、[geo_in_circle]
  query() と geo_in_rectangle() と geo_in_circle() に新しいオプション score_column を追加しました。

* [Windows] クラッシュしていないくてもエラー時にはバックトレースが出力されるようになりました。

* [Windows] 古いWindowsのサポートをやめました。

  * 10.0.3から、Windows 8 (Windows Server 2012) 以降を要求します。

* [select] 参照可能なソートキーとそうでないソートキーが混在しているときのソートパフォーマンスを改善しました。

* [select] 全てのソートキーが参照可能なキーの時のソートのパフォーマンスを改善しました。

* [select] _socre = column1*X + column2*Y + ... の場合のスコアラーのパフォーマンスを改善しました。

  * この最適化は、 _score 内に多くの + または * がある場合に効きます。
  * 現状、 + と * に対してのみ効果があります。

* [select] フレーズ近傍検索をサポートしました。

* [ベクターカラム] 重み付きベクターの重みに float32 型を追加しました。

* 複数のスレッドから、同時にモジュール(トークナイザー、ノーマライザー、トークンフィルター)
  が使われた場合にクラッシュする問題を修正しました。

* Float32 の値を表示する際の精度を修正しました。

  * 10.0.3から Float32 の値の精度は、 8桁から7桁になります。

* 動的カラムのパラメーターだけが違うクエリーが実行された時に
  Groongaが誤ったキャッシュを使用していた問題を修正しました。


以上です。
それでは、Groongaでガンガン検索してください!



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