Shinichiro HIDA
shini****@stain*****
2005年 11月 15日 (火) 22:43:30 JST
飛田です。 ;; すみません、長くなってしまいました。 >>>>> In <20051****@linux*****> >>>>> 鈴木 佑 <tasuk****@linux*****> wrote: > 鈴木です。 > MLの参加&動作報告ありがとうございます。 > &返信がおくれてすいません。 ありがとうございます。 > > Debian Sarge (3.1, kernel-2.6.14, k7) 上で tar.gz を展開しコンパイルし > > てみました。気づいた点がいくつかありますので報告致します。 > > > > 1 についてですが、Debian Sarge (stable) では automake1.4 〜 > > automake1.9 まであり、共存可能で、update-alternatives で > > /usr/bin/automake を指す用になっています。もし通るなら (すみません、確 > > 認せずに勝手に書いてます) "automake1.6 以上" とかに出来ればユーザは多少 > > 楽かもしれません。 > automakeのバージョンに関してですが、正直よくわかっていないです。 > なので、特定のバージョンに依存したり、制限したりということはしていないので、 > KDEの一般的なアプリケーションがコンパイルできるならKreetingKardもできるはず > と思っております。 単に 0.6.1.tar.gz を展開して ./configure で Makefile を生成すると やはり automake-1.6, aclocal-1.6 を呼ぶように見えます。 0.6.1.tar.gz を展開し、automake-1.6 が無い状態で ./configure; make すると、 [...] cd . && /bin/sh /home/shinichiro/tmp/kreetingkard/kreetingkard-0.6.1/admin/missing --run aclocal-1.6 /home/shinichiro/tmp/kreetingkard/kreetingkard-0.6.1/admin/missing: line 46: aclocal-1.6: command not found WARNING: `aclocal-1.6' is missing on your system. You should only need it if you modified `acinclude.m4' or `configure.in'. You might want to install the `Automake' and `Perl' packages. Grab them from any GNU archive site. [...] となり、止まります。このメッセージは、 $SOURCE/admin/missing の の 90 行目から aclocal について、また、142 行 目から automake について、 automake) if test -z "$run" && ($1 --version) > /dev/null 2>&1; then # We have it, but it failed. exit 1 fi [...] WARNING: [...] という部分でチェックし、WARNING を出しているようです。 $SOURCE/admin/acinclude.m4.in 4512 行目あたりから、automake のバージョ ンによる動作の違いがコメントされており、これが automake のバージョン依 存の根っ子に見えます。 ;; 出来れば、 ;; ./configure --automake=/usr/bin/automake-1.9 ;; とかで指定出来ると良いのではないかと思うのですが... > ちょっと記憶が不確かなのですが、automake に関する部分は > admin というディレクトリだけだったような気がするので、 > 他の(コンパイルが通っている)KDEのアプリケーションのものに > 丸ごと入れ換えてしまって、 これは _入れ換えずに_ そのまま、 > $ cd $SOURCE > $ make -f Makefile.cvs << 追加 > $ ./configure > $ make > $ su > # make install として kreetingkard-0.6.1.tar.gz をコンパイルした所、問題なく通りました。 make -f Makefile.cvs で生成される configure では、 $ cat configure |grep am__api am__api_version="1.9" ACLOCAL=${ACLOCAL-"${am_missing_run}aclocal-${am__api_version}"} AUTOMAKE=${AUTOMAKE-"${am_missing_run}automake-${am__api_version}"} となっていますが、単に 0.6.1.tar.gz を展開した段階での configure は、 $ cat configure |grep am__api am__api_version="1.6" ACLOCAL=${ACLOCAL-"${am_missing_run}aclocal-${am__api_version}"} AUTOMAKE=${AUTOMAKE-"${am_missing_run}automake-${am__api_version}"} となっていますので、configure を生成する段階で入るこの部分が automake-1.6 を必要とする原因だと思われます。 ;; m4 マクロではないかと思うのですが、どこでこれが呼ばれているのかまで ;; は追いかける事が出来ていません。 automake1.(6|7) がなく、automake1.9 が存在する状態では、"./configure の 前に" `make -f Makefile.cvs' を行なう事でコンパイルが通り、make install した物が動作する事を確認しました。 -- Shinichiro HIDA shini****@stain***** GPG fingerprint = 5F2D 1656 FFF6 F691 A51C 5E61 E416 D398 470C 1CE9