[LE-talk-ja 78] Re: ISO-2022-JP-MS について

Back to archive index

MORIYAMA Masayuki moriy****@mirac*****
2006年 4月 14日 (金) 22:02:39 JST


森山です。

Kazuhiro Kazama <kazam****@mac*****> wrote:

> また,メールに関しては,ISO-2022-JPというのは,「どのコンピュータでも 
> 正しく情報交換ができるようにする」ことを目的に作られた情報交換用の符号 
> 化文字集合なので,それに関しては機種依存文字を送らないのが正しい動作と 
> 言えます.
> 
> しかし,万が一システム内部に閉じた形で異なるJIS符号化を使う必然性が 
> あったとします.その場合のためにMicrosoftから提案されているのが, 
> CP50220, CP50221, CP50222です.
> 
> そこで,ISO-2022-JP-MSの問題は,
> 
> 1) CP5022Xと同じにした場合は,存在意味がない.
> 2) CP5022Xと異なる場合には,互換性に問題があるかもしれない.
> 
> ということです.
> 
> ようするに,「すでにMicrosoftのオフィシャルな解決方法があるのに,なぜ 
> わざわざ別の方法を別の名前で使う必要があるのか?」ということです.もし 
> 必要ならオフィシャルな解決方法を使う方がよくないですか?

Windows の CP50221 に限りなく近いものを実装してもよいのであれば、そう
したい所です。

その場合、ユーザ定義文字の扱いも Windows 互換にするのは問題なのでは?
(Unicode → CP50221 の変換でユーザ定義文字も Windows 互換で変換すると
いう意味)

という所が気がかりな点です。

Windows とは非互換な実装にするのであれば、CP50221 という名前を使わない
ほうがいいのではないかと考えました。

CP5022X の仕様が明確になっていないという所が一番の問題ではありますけれ
ども。

libiconv のパッチで実装した ISO-2022-JP-MS のユーザ定義文字の扱いに関
しては、異論のある部分でしょうから、これを取り除いたものにしても良いと
考えています。

--
森山 将之 moriy****@mirac*****
ミラクル・リナックス株式会社




Legacy-Encoding-talk-ja メーリングリストの案内
Back to archive index