[JM:00064] Re: [POST:DP] GNU_findutils find.1

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長南洋一 cyoic****@maple*****
2010年 12月 4日 (土) 11:55:33 JST


長南です。

立花さん、白方さん、ご意見ありがとうございます。

白方さんのメールより [JM:00063]
> 
> (2010/12/04 0:58), R4000 2.2 wrote:
> > |>  ここでコメントすべきことではないかもしれませんが、
> > |>  predicate の定番の訳は「述語」なのですが、
> > |>  個人的にはどうも「述語」という訳に違和感を覚えます。
> > | たしかに、「述語」はピンと来ない言葉ですね。わたしは、
> > | 何も考えずに「述語」と訳したんだろうと思います。それでも、
> > | 多少は気になったのでしょう。初出の箇所で「訳注: 述語とは、
> > | 式を構成するオプション、テスト式、アクション式などの基本語彙を
> > | 言う」と定義しています。でも、manpage はリファレンスとして
> > | 使うことが多いものですから、全文を最初からちゃんと読んで
> > | もらえるとは期待できませんし……。
> > 「述語」を初出の箇所で訳注として載せているので、他の言葉で
> > 書き換えてしまうのはどうもわかりにくくなってしまいそうな気が
> > します。
> 
>  predicate(述語)は論理学用語ですね。
>  定訳の決まっている単語なので、訳自体を変えるというのは
>  自分としては違和感があります。
>  いきなり出てきて分かりにくい、ということなら訳注を追加する
>  あたりが落としどころかなあ、という気がします。

論理学の用語でもあるんですね。わたしは文法用語だとばかり
思っていました (辞書には、【文法】、【論】と書いてある
のだから、辞書を引かなかったことがバレてしまった)。

「訳注を追加する」というのは、訳注を一ヶ所だけでなく、
要所要所で繰り返すということですか (まあ、二、三個所で
しょうが)。全体を読み直すときに、その手も考えてみます。

著者もいわば比喩として「述語」という言葉を使っているので
しょうから、状況にピッタリした言葉であれば、predicate の
訳語から外れても、よいのではないか、とも思います。
また、info では「primary」を使っていますから、primary の
訳語で置き換えてもかまわないでしょうし。

「動作、動作語、用言、基本語、主要語、主要語彙、要素、基本要素」。
うーん、どれをとっても、「述語」よりましとは言えなさそうで ……。
> 
> > | # 「動作」で思い出したのですが、side effect(s) をどう訳すかでも
> > | # 迷っています。現行の翻訳は「付加的な作用」で、これで充分に
> > | # 意味が通じると思いますが、もっとピッタリした訳がないものか。
> > | # 「副作用」「副次作用」「二次的な作用」、何かよいお考えは
> > | # ありませんか。
> > 「副作用」がいちばん素直かなぁ、と。
> 
>  私も「副作用」に一票です。

ええ、それが一番素直なのですが、わたしの場合、「副作用」と
言うと、まず薬の副作用を考えてしまい (つまり、悪い意味を
連想してから)、それから「そうだよな、こういうのも確かに
副作用って言えば副作用だよな」と納得することになるので。

そんなわけで、「副次作用」が好みなのですが、「付加的な作用」と
入れ替えるほどよいとも思いませんし。

-- 
長南洋一




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