[JM:00133] Re: man1/manの誤訳

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長南洋一 cyoic****@maple*****
2011年 2月 22日 (火) 09:50:51 JST


長南です。

岩井さんのメールより [JM:00130]
> 
> 事実については素のman(1)の環境を用意するための時間は
> 今のところ割けそうにはないので申し訳ないですが私の方では
> (少なくともすぐには)確認しないということで。
> 
> Vine Linux的には5.2/i386では画面の幅いっぱいには使わないことを
> 確認していますが、そもそもMANWIDTH自体が効かないので、
> そこの切り分けからやっていこうかとは思っています。
> # 何が報告できそうなことがあれば報告すると思います。

Vine の BTS を見てきました。BTS:824 の問題なんですね。
わたしのところにも Vine 4.2 (i386) と Vine 5.2 (x86_64) が
あるので、試してみました。確かに Vine 4.2 では問題がないのに、
5.2 では、MANWIDTH を指定しても無効だし、ターミナルエミュレータの
幅を広げて man を実行しても、man が全画面を使ってくれません。
つまり、man の実際の動作が、マニュアル訳文の記述とは違って
しまったということですね (原文は should や may を使って、
ぼかして書いているので、こういう変化にも対応していると言えば
言えます)。

うちの場合、4.2 は man-1.5o-0vl3 で、5.2 は man-1.5o-6vl5 です。
これは、元になった man プログラムのソースは同じだということ
でしょうか。そうだとしたら、man-1.5o-6vl5 を作るときに、
何かが起きたのでしょうか。groff や端末ソフトの影響があるのかも
しれないし、調査は大変だろうと思います。

全画面を使う方はともかく、MANWIDTH で表示の横幅を指定する方は、
あった方がよい機能ですから、プログラムの側で元の動作に戻すことが
できれば、それが一番よいだろうと思います。

とは言え、プログラム側で問題が解決できたとしても、マニュアルを
改訂することに反対なわけではありません。その場合、今の
マニュアルでも、誤訳というほどではないだろうと思っているだけです。
より正確な、よりわかりやすいマニュアルになるのなら、たいへん
結構なことです。

-- 
長南洋一




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