Akihiro MOTOKI
amoto****@gmail*****
2011年 9月 14日 (水) 23:15:34 JST
元木です。こんばんわ。 私も昨晩読んだのですが、長南さんとほとんど同じところと同じあたりでした。 長南さんと重なるところも多いので、少し整理して出したいと思います。 At Wed, 14 Sep 2011 18:21:02 +0900, Masakazu Takahashi wrote: > > 2011/9/14 長南洋一 <cyoic****@maple*****>: > > 基本的に増補・改訂部分だけですが、「パラメータ」セクションの > > 前までざっとチェックしました。 > > チェックありがとうございます。 > 以下のとおり修正しました。 > > なお、修正したものは随時 GitHub 上のものに反映していますが、 > メーリングリストにも都度流したほうがよいでしょうか? GitHub に登録されている方も original が埋め込まれていますが、 ML に投稿されるものも同じでしょうか。 個人的には、GitHub のページはかなり読みやすいので、 ページの URL を投稿頂いてもかまいません。 (raw を選択すればダウンロードもできますし) https://github.com/emasaka/bash-jman/blob/fd2702243bf835524789995300e46e8289158b01/bash.1 変更しましたもコミットの URL を流すのもいいかもしれません。 他の皆さんはいかがでしょうか? > >> .BI \-c "\| string\^" > >> .\"O If the > >> .B \-c > >> .\"O option is present, then commands are read from > >> .\"O .IR string . > >> オプションが指定されると、コマンドが > >> .IR string > >> から読み込まれます。 > > > > 前訳では .IR string ではなく、 .I string になっています。 > > マクロ .IR は man 7 man によれば、「(後に続く引き数を) イタリック > > (下線) とローマンを交互に (して、表示する)」ということです > > (つまり、原文なら、string をイタリックに、ピリオドをローマンにする)。 > > 一方、マクロ .I の方は、後に続く引き数を全部イタリックにするです。 > > ですから、前訳の .I string の方が正しい表記なのですが、この場合 > > どちらでも表示に変わりがなさそうなので、.IR string のままでも > > 構わないと思います。 > > roff 形式がよくわかっていないのですが、これは、続く引き数が 1 つであれ > ば .I が正しいという理解でよろしいでしょうか。 > > 私の理解が追いついていないので、単純なルールが適用できるのであれば変更 > しますし、判断が必要で実害がなければ原文準拠が安全かと思っています > (安全側に倒れる、という意味で)。 基本的には、引き数が一つであれば .I や .B で十分です。 ただし、.IR や .BR のように書いたとしても、影響はありません。 2番目の roman になる文字列がないだけなので、得られる文字列は 何も変わりません。 どちらに揃えたいかは個人の好みかなと思っています。 > >> .\"O If \fIshopt_option\fP is not supplied, the names and values of the shell > >> .\"O options accepted by \fBshopt\fP are printed on the standard output. > >> .\"O If the invocation option is \fB+O\fP, the output is displayed in a format > >> .\"O that may be reused as input. > >> \fIshopt_option\fP を指定しない場合、 > >> \fBshopt\fP で指定できるオプションの名前と値が標準出力に表示されます。 > >> このとき、入力として再利用できる形で出力されます。 > > > > If the invocation option is \fB+O\fP の訳が抜けています。 > > ここは、引き数なしの bash -O と bash +O の違いを説明しているんでしょう。 > > なるほど、bash -O と bash +O で挙動が違うんですね。 > 「\fB+O\fP では、」を追加しました。 私もやったことがなかったので、実行してみました。おもしろいですね。 bash -O の場合 ------------------------------ shift_verbose off sourcepath on xpg_echo off ------------------------------ bash +O の場合 ------------------------------ shopt -u shift_verbose shopt -s sourcepath shopt -u xpg_echo ------------------------------ > > それから、何故原文が used ではなく、reused を使っているのか、わたしには > > わかりません。少なくとも、日本語では「再利用」ではなく、「利用」だけで > > よいような気がしますが、どうなんでしょうか。 > > 出力した内容をリサイクルするイメージではないでしょうか。 すでに設定されている内容を、設定ファイルなどに使い回すことなどを 想定しているのではないでしょうか。 > >> .B \-\-debugger > >> .\"O Arrange for the debugger profile to be executed before the shell > >> .\"O starts. > >> シェルの実行を開始する前に、デバッグモードを準備します。 > > > > 要約のしすぎのような気もします。もっとも、debugger profile の > > 説明がこのマニュアルにはないようですから、こう訳すよりなかった > > のかもしれませんが。 > > 直訳調でいくと「デバッガー設定」とでもなるでしょうか。 > ここについては、よい代案がなければ、今のままにしておきます。 よく分かりませんね。 extdebug のあたりを読んで分かったらコメント致します。 > >> .\"O When the shell is in \fIposix mode\fP, \fBtime\fP > >> .\"O may be followed by a newline. In this case, the shell displays the > >> .\"O total user and system time consumed by the shell and its children. > >> シェルが \fIposix モードのときには、\fBtime\fP の直後が改行でもかまいません。 > >> この場合、シェルと子プロセスが消費したユーザ時間とシステム時間を出力します。 > > > > ここでも \fIposix の後ろ (あるいは、「モード」の後ろ) に \fP が > > ありません。 > > 修正しました。 > > > total が訳から抜けています。もっとも、なくても大体わかりますけれど。 > > 「消費した」の前に「それまでに」を追加しました。 シェルと子プロセスが消費した時間の「合計」を出力するという意味で total と書かれているのだと思います。 今 bash-4.2 の実行環境がないのですが、どんな感じで表示されるのでしょうか。 > > 「( と ) と違い」は「( や )」の方が自然だと思います。「{ と }」は > > 「と」でも「や」でもよさそうです。もっとも、「と」と「や」では > > ニュアンスがちょっと違いますけれど。 > > > > 「と」を使うのであれば、「( と ) の組 (あるいは、対) とは違い」とか、 > > 「( と ) はメタ文字だが」とするところでしょう。 > > 「( と ) の組」に変更しました。 > 直後の「{ と }」も「{ と } の組」としました。 「組」という表現には私は違和感を感じます。 { と } のそれぞれが予約語であり、ペアが予約語という訳ではないと思います。 もちろん使うときには、ペアで使用しますが。 メタ文字である ( や ) と値が違い、 { と } は予約語であり・・・ などはいかがでしょうか。長南さんの最初の案と同じです。 -- Akihiro MOTOKI <amoto****@gmail*****>