Akihiro Motoki
amoto****@gmail*****
2014年 4月 14日 (月) 23:06:01 JST
JM の元木といいます。 せっかくご意見を頂いたのに全然お返事できず申し訳ありません。 ボランティアベースでサイトを運用しているため、なかなか JM に割く時間がなかったことをご理解頂ければと思います。 新しい年度になり、すでにご立場が変わってしまったかもしれませんが、 やっと少し余裕ができたので、参考になる点があればと思い、お返事させて頂きます。 頂いたご意見を読んで、普通に man を利用するには?、といった情報が ホームページに欠けているなと思ったのは事実です。ありがとうございます。 以下、インラインでコメント致します。 2013-12-28 3:22 GMT+09:00 wellbeings . <hamle****@gmail*****>: > はじめまして。突然の投稿にも関わらず失礼な投稿で申し訳ありません。 > また、連絡の方法がコチラでは不適切かもしれません。重ねてお詫びいたします。 > > 私は現在学生で、これまでLinuxなどは興味はありましたが、専門でもなかったためほとんど触ったことがありませんでした。 > > 今回機会があって勉強を始め、manという素晴らしいマニュアルを皆さんが更新していらっしゃることを知り、是非利用をしたくインストールを試みましたが、Linuxを触り始めたばかりの私には正直どのようにインストールを進めればいいのか分からず、manをインストールするのにmanの解説がほしいほどでした(汗。 最近は man コマンドを一からインストールするよりも、 RHEL/CentOS/Debian/Ubuntu などの Linux ディストリビューションのパッケージを yum や apt などのツールを使ってインストールするのが一般的になっていると思います。 その意味では、 JM の man のインストール方法は時代遅れのものが残っていて、 かえって混乱させてしまったかもしれません。 > 結果、おそらく、なんとかインストールはできたのですが、きっと私のように本当に皆さんに更新して頂いているプロジェクトを必要としている方にとって、現在の公式webページの情報だけでは利用に至るまでに挫折を覚えるのではないかと思いました。 > > 例として下に挙げているような疑問は、どれも検索をかければ出てくるようなものかもしれませんが、初心者にとっては検索に出た情報の正誤の判断もつかず、また初めて聞く言葉があまりに多いため、理解したくとも理解し難いものがあります。 > > このような素晴らしいマニュアルを皆さんの善意で提供して頂いているにも関わらず、公式webの情報を理解できないという理由だけで、利用される機会がみすみ す失われてしまうのはあまりにももったいないと思い今回このようなメールさせていただきました。 > > 例として、私がつまずいてしまったのは以下の点です。特に下2つについては現在も解決しておりません。 > ・hack.6とは?hackはセクション6に属するという意味でしょうが、セクションという概念そのものが馴染みないものだったので、それがセクションを表しているとはしばらく分かりませんでした。 後ろの数字は何を意味するのか、といった「セクションの概念」はさすがに どこまで説明しておけばよいのかは私もよく分かりません。 man コマンドはセクション名なしで実行できますし、ウェブ経由で参照する場合も セクション番号を意識する場面はそこまで多くないと思います。 [「セクションとは?」という説明でもダメでしょうか? > ・LDP, GNU cupsの違い。説明が初めて触る者にとっては難しすぎる気がします。 > ・各インデックスの分類方式が理解できない(例:「bzip2 (Version 1.0.6)」とはどのような意味を持つカテゴリなのか?)。 LDP, GNU cups, bzip2 などは、元のプログラムの配布単位に基づいています。 cups はプリンター周りのプログラムですし、bzip2 は圧縮プログラムですので、 分類の単位としては自然だと思います。 基本的には、man で情報を参照する際には、こういった分類は意識せず、 man <コマンド名>, man <システムコール名>, man <関数名> といった形で 利用することが多いので、こうした分類を意識することは自分も少ない気がします。 下記の5点に関しては密接に関係しているように思います。 私の知る範囲では、最近の JM の使い方としては、以下のどちらかのように思います。 ・ディストリビューションのパッケージを使ってインストールする ・ウェブ経由で利用する (Google などの検索エンジンから辿られる方が多いようです) インストールする場合は、現在はディストリビューションのパッケージを使って、 man コマンドも man-pages も翻訳版の man page もインストールするのが一般的だと思います。 その点で混乱させてしまったようであれば申し訳なく思います。 ディストリビューション経由でインストールするのが一般的となってしまったため、 JM の配布物がディストリビューションのパッケージを作る人向け前提になってしまっているかなと思います。 > ・そもそもJM Projectで配布して頂いているアーカイブがlinuxのmanとして利用できることが分からなかった。 > ・JM Projectのmanを導入する際に、オリジナルのmanはインストールしておく必要はあるのか。 > ・インストール中に現れる選択肢はどれを選べばいいのか判断がつかない。 選択肢自体が、Linux ディストリビューションのパッケージや、開発元を知っている人向けに なっています。パッケージの名前とはだいたい対応しているので、これは仕方ないかなと思っています。 いかがでしょうか? > ・インストール中、Enterを押し続ければデフォルト値がすべて設定され、正しくインストールできるのでしょうか? はい。 ただ、自分でも JM の配布物を直接インストールすることは少なく、 パッケージ経由でインストールしているので、めったに使うことはありません。 > ・whatisを日本語化する方法が分からない(CentOS6.5minimalで、manをインストールした状態で/usr/sbin/makewhatisを実行しても英語の解説しか出てこない)。 whatis って最近動くのかよくわからないのが正直なところです。 whatis を日本語化すること自体が古い情報のような気がします。 > Linux JM Projectの成果物が、ますます多くの人に利用されることを願っております。 こんなところです。 ほとんど、私一人で管理している状態なので、 どこまで改善できるか分かりませんが、暖かく見守っていただけると幸いです。 # そういう自分さえこういう状況ですが・・・ -- Akihiro Motoki