長南です。 提案があります。翻訳率 80% 以上でないと、出力しないというのは、 po4a のデフォルトでしょう。80% がそういうものなら、それにとらわれずに、 LDP man-pages 5.10 については、翻訳率がもっと低くても リリースしてよいのではないでしょうか。ribbon さんが改訂版を投稿して くださるとして、3.79 のマニュアルの中に、それだけ 5.10 というのも 変なものですし、セクション 2 や 3 のマニュアルは、一般に、英語混じりでも、 新しい方がよいのでしょう。元木さんが original と po ファイルを 5.10 に折角バージョンアップしてくださったのですから、それを生かさずに、 タンスの肥やしならぬリポジトリの肥やしにしてしまうのは、もったいないと 思います。この際、3 分の 2 ぐらい (つまり、66%) 日本語化してあれば、 まあ用が足りるだろうということで、5.10 版を出してしまったらどうでしょうか。 取りあえず、英語混じりのものをリリースしておいて、「翻訳してくださる方は、 日本語 100% を目指してください」という行き方にするわけです (英語混じりで 満足してしまう人が多いでしょうけれど)。 untrans.html を awk で処理したら、翻訳率とマニュアル数は こんな風になりました。かなりいい加減な計算ですが、目安にはなると 思います。 翻訳率 マニュアル数 100%: 0 over 80%: 302 over 70%: 589 over 66%: 734 over 60%: 835 over 50%: 915 total: 1045 66% (2/3) に深い意味はありません。70% だと、公開するマニュアルが 少なすぎるだろうし、60% だと、マニュアルの見かけが英語だらけに なるのではないか、ぐらいの感覚的な判断です。 ただ、66% だと、たとえば printf.3 は翻訳率 62.43%、sync.2 は 65.22% ですから、どちらもリリースに含まれません。そういう基本的な 関数やシステムコールについては、*.cfg で個別的に対応してもよいでしょうし、 あるいは、全体の閾値を 60% にしてしまってもよいと思います。 ある程度日本語部分があれば、それだけでも取っ付きやすいだろうと考えるなら、 マニュアルすべてについて、50% 以下の翻訳率でも構わないかもしれません。 皆さんはどうお考えでしょうか。LDP man-pages は、翻訳率が低くても 公開したほうがよいでしょうか。公開する場合、翻訳率はどのくらいが 適切でしょうか。 それから、もう一つ。 バージョン 3.79 と 5.10 の両方を公開して、どちらを利用するかは ユーザ (あるいは、ディストリビューションのパッケージマネージャー) に選んでもらうようには、できないのでしょうか。 JM のサイトでも、選択して読めるとよいと思います。 ところで、ribbon さんは、どのマニュアルの改訂をなさっているのですか。 伺っておいたほうがよいような気がします。 -- 長南洋一