[Ludia-users 203] Ludia1.5.0をリリースしました

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iwasa****@nttda***** iwasa****@nttda*****
2008年 3月 25日 (火) 14:20:11 JST


岩崎です。こんにちは。


Ludia1.5.0をリリースしました。

残念ながら今回のリリースでは、
PostgreSQL8.3のVACUUMに **対応していません** 。
PostgreSQL8.3でHOT機能を追加するために行われた変更に起因して、
VACUUM対応はこれまでと同じやり方では実現できず、
大きな改造が必要になることが分かったため、
そのまえにSenna最新版対応とバグフィックスの反映を含むバージョンを
リリースすることになりました。

PostgreSQL8.3で利用した場合、
全文検索インデックス対象カラムへの更新が累積すると、
検索条件に一致しないような行が返される可能性がでてきます。
(VACUUM対応する以前のLudiaと同じ状態になります。)

Ludia1.5.0は以下の変更を含んでいます。


Senna1.1.2対応
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- 文字列の正規化を行うpgs2norm関数を追加。
- pgs2indexinfoのシグネチャ変更への対応。
  (合計サイズが4Gbyte以上の場合に対応できない問題への対応)


Snippet関数の改善
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  - 文字列の連結を正しく扱えない問題の修正
  - pgs2snippet1関数でキーワードが存在しない場合にNULLを返却する。
  - pgs2snippet1で全角空白の扱いがSennaのクエリと異なる問題の修正。


その他の改善
------------

  - 同時に使用できるインデックス数が
    max_n_index_cacheではなく(max_n_index_cache - 1)となっていた問題の修正。
  - VACUUM FULLを正常に実行できない問題の修正。
  - 配列型インデックスで配列の要素がNULLの場合に対応。
  - Mac OS Xでビルドスクリプトが正常に実行できない問題の修正。
  - pgs2contains関数でGUCパラメータを正常に取得できない問題の修正
  - Windows版インストーラでインストール済みのMeCabと共存可能に。


PostgreSQL8.3対応
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- 演算子を@@から%%に変更。
- GUCパラメータの初期化部分の修正。
- pgs2contain関数に高めのコストを設定。
- VACUUM実行時の処理を抑制。



-- 
岩崎 正剛 / IWASAKI Masatake
mailto:iwasa****@nttda*****




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