アドオン版KGSドライバーの検討
本家が(おそらく 2013.1 で)点字ドライバのシリアルポート選択を実装したときに、現在独自にCOMポート選択を追加している KGS ドライバを本家アドオンとして動かせるようにしたいと思います。
github で下記のドライバのコードが公開されています。
scons やローカライズの方法などが参考になります。
NVDA Driver for the BrailleNote classic notetaker
本家が 2013.1 に向けて点字ディスプレイのシリアルポート選択の実装をするブランチを作りました。
http://bzr.nvaccess.org/nvda/braillePorts/
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アドオン版KGSドライバーのリリースは、NVDA日本語版のベータ版、正式版と並行して進めさせてください。
マイルストーンは本家 2013.1 ではなく 2013.1jp に合わせたいと思います。
残った作業として directbm.dll を lib ディレクトリから brailleDisplayDrivers ディレクトリに移す予定で、これは miscdep の更新を伴う作業です。
下記の git コミットで、KGS ドライバーを本家 NVDA 2013.1 のアドオンとして動くように修正しました。
jpbranch e46e85c
(ブランチ release-2013.1jp での作業は終了し、本家 master に対応する作業ブランチは jpbranch になりました)
nvdajp をソースから実行した場合、nvdajp を launcher から実行した場合、本家版 NVDA のアドオンとして実行した場合のいずれにおいても DirectBM.dll の path が正しく認識され、LoadLibrary に失敗しないようにしています。
本家版 NVDA とアドオン版 KGS ドライバーを組み合わせただけだと日本語の点字出力ができないので、あくまでも KGS 社の点字ディスプレイを日本語以外の(NVDAでサポートされている)言語で使いたいという目的のためのアドオンです。
点字ディスプレイのKGSドライバを、本家版NVDAのアドオンとして実装できるか、という問い合わせがありました。
提供は可能と思いますが、NVDA本家版では日本語点訳エンジンが使えない、という制約があります。
検討すべきこと
(1) DirectBM の DLL をアドオンに含めて配布するために、ディレクトリを移す必要があるか?
(2) 日本語版でない Windows での動作確認。 特に KSG から配布されているドライバーのインストールに関する確認。
現時点では検討にとどめておきます。