日本語環境における新しいラップトップ配列
日本語機能をマージした jpNewLaptop スナップショットを作ってみました。
キーボード設定で「ラップトップ」にして、NVDAキーとピリオド2回で「説明モード」「読みかたモード」の切り替え、NVDA+L で現在行の読みあげ、NVDA+矢印キーでレビューカーソルの移動ができることを確認しました。
ただ、英語キーボードでしか試していないので、日本語キーボードでも検証する必要があると思います。
スナップショットのダウンロード
https://dl.dropbox.com/u/62564469/nvda_snapshot_bzr-jpNewLaptop-5617.exe
なお、この作業は本家のどのリリースに反映されるか、まだ決まっていません。
ラップトップ配列のブランチを本家が main ブランチにマージしたので 2013.1 の新機能になります。
日本語版の開発スナップショットに反映させますので、日本語キーボードでの使い勝手の確認をしましょう。
一時的に、コマンドクイックリファレンスをHTMLにして下記に置きました。
https://dl.dropbox.com/u/62564469/keyCommands-jpdev130205.html
本家がベータ版を出したら日本語ベータ版を出す予定ですが、日本語版の開発スナップショットを早く試したいかたは、NVDA日本語チームのメーリングリストにご参加ください。
いくつかの言語で、角カッコ開きと角カッコ閉じがキーとして独立していないため、マウスエミュレーションが操作できないということで、特定の言語専用のジェスチャーマップの追加が行われています。
日本語のキーボードでは問題なく使えると思われるので、ラップトップ配列については特別な追加作業をしない予定です。
ただし、バージョンアップをして最初に1回だけ表示される「ラップトップ配列変更のお知らせ」ダイアログで「最新情報を見る」ボタンがあるので、これが関連づけされたウェブブラウザではなく、MSHTMLコンポーネントの独自ブラウザになるように、追加の修正をしたいと思います。
いままでユーザーガイドの閲覧などを、一時ファイルとしてHTAファイルを作ってシェルで実行する、というやりかたで独自ブラウザ化していました。
しかし、Visual Studio がインストールされているとHTAファイルがそちらに関連づけされてしまうようです。
wxPython のブラウザウィジェットを使う方法がありそうなので、検討してみます。
関連チケット #26454 デフォルトのブラウザの設定によってヘルプが読めない場合がある
ラップトップ配列については問題がなさそうなので完了とします。
チケット #26454 「デフォルトのブラウザの設定によってヘルプが読めない場合がある」の作業の見直しは、このチケットで扱わないことにします。
本家チケット804にて「新しいラップトップ配列のスナップショットを試作したので評価して欲しい」という話が出ています。
http://www.nvda-project.org/ticket/804#comment:44
上記チケットにスナップショット版のリンクもあります。
2013.1 がターゲットかどうかはまだ未定です。
もしキーボードの制約でうまく動かない場合は、ロケールごとにジェスチャーマップをカスタマイズする機能が活用できるとのことです。
日本語キーボードで問題がでるかどうか、このチケットで検討します。
以下、ラップトップ配列の現時点での変更です:
なお、デスクトップ配列の変更はありません。それから上記の翻訳は暫定的なもので、現在の日本語のユーザーガイドの翻訳と必ずしも一致していません。