[PeerCast-Admin @ jp:78] [User's Notebook]

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peerc****@lists***** peerc****@lists*****
2003年 5月 6日 (火) 23:39:16 JST


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MODE = Modify
REMOTE_ADDR = 218.221.175.20
REMOTE_HOST = 
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LIMBO-54
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とりあえずの作りかけです。
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> 1.準備期間について

音声配信とP2Pの検討は2002年4月開始、
PeerCastの具体的な検討は2002年12月開始です。
平沢進インタラクティブ・ライブ・ショー2003"LIMBO-54"の
公演は4月28日開始ですから、準備期間は4か月以上です。

> 2.なぜPeerCastを選んだのか?

理由は3つあります。

最初の理由は、開発者リーダのGiles Goddardさんが、
Amigan(Amigaに深くかかわった人)だったことです。
われわれもAmiganですから、同じAmiganが作った技術なら
きっと相性が良いはずという予感がありました。

次の理由は、実際にPeerCastを使って見つけました。
PeerCastには、リレー網構築が完全無欠ではない、
という一見弱みに見える強みがあったんです。
これは、人同士のコミュニケーションが入る余地があることを
意味しており、たいへん魅力的でした。
予感的中です。

最後の理由は、ご質問をはみ出してしまいますが、
もっとも重要かつ本当の理由です。
なぜPeerCastを選ぶことができたのか?
平沢進さんと著作権管理会社である(株)イーライセンスが、
P2P配信の可能性という扉を開けてくださったからです。
この扉がなければ、PeerCastが表に出ることはありませんでした。

今回がテストケースとなり、アーティストと大勢のファンが
PeerCastを通じてコミュニケーションを図れるようになると良いなと思います。

> 3.機材について

リアルタイムエンコードと配信に使ったのは
Athlon XP 2000+ のPCで、OSはWindowsXPです。
中継には商用レンタルサーバや協力者のPCを使いました。

> 4.ライセンス問題を抱えてるmp3を選択した理由

大勢の方々を対象にOggVorbisとmp3で配信テストを行ないました。
OggVorbisで受信可能な方もいらっしゃいましたが、
mp3でしか受信できない方が少なくないことがわかりました。

受信できない理由は、デジタルデータをサウンドに変換する際
OggVorbisの方が変換の負荷が高いためでした。
(その分、音質がよいわけですが)
今でもOggVorbisを大勢の方々に使ってもらいたいので、
PeerCast開発者グループに、変換負荷が小さい低転送レートの
サポートをリクエストする予定です。 

> 5.著作隣接権というか、配信関係の権利関係とそのクリアへの方法など

今回の使用楽曲は(株)イーライセンスが著作権管理しています。
(株)イーライセンスは著作権管理について、著作権者の意向に従います。
今回のケースは著作権者である平沢進さん自身のイベントでもあるため、
平沢進さんが「著作権を主張するよりも、PeerCastによる配信の
素材となるほうが有意義である」と判断してくださり、
(株)イーライセンスに管理対象としないよう申し出てくださいました。

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