oota toshiya
ribbo****@users*****
2006年 4月 25日 (火) 13:26:36 JST
Index: docs/modules/File-Log-1.02/Log.pod diff -u /dev/null docs/modules/File-Log-1.02/Log.pod:1.1 --- /dev/null Tue Apr 25 13:26:36 2006 +++ docs/modules/File-Log-1.02/Log.pod Tue Apr 25 13:26:36 2006 @@ -0,0 +1,279 @@ +## POD DOCUMENTATION ## + + +=head1 名前 + +Log - シンプルなオブジェクト指向のログ出力機能 + +=head1 概要 + + use File::Log; + + # 全てのパラメータを含む完全な形式 + my $log = File::Log->new({ + debug => 4, # デバッグレベルの設定 + logFileName => 'myLogFile.log', # ログファイル名の指定 + logFileMode => '>', # '>>' で追加、 '>' で上書き指定 + dateTimeStamp => 1, # ログデータエントリに時刻を追加 + stderrRedirect => 1, # ログファイルにSTDERRをリダイレクト + defaultFile => 1, # ログファイルを既定値のファイルハンドルにする + logFileDateTime => 1, # ログファイル名にタイムスタンプを付加 + appName => 'myApplicationName', # アプリケーションの名前 + PIDstamp => 1, # ログデータにプロセスIDを付加 + storeExpText => 1, # 内部的な全ての例外テキストを格納 + }); + + # 最小のインスタンス、ログファイル名はアプリケーションベース + my $log = File::Log->new(); + + # 標準的な使い方、デバッグレベルとログファイル名を指定(configファイルから指定) + my $log = Log->new(debug => $debugLevel, logFileName => $logFileName,); + + # debug >= 2 の時にメッセージをログファイルに出力 + $log->msg(2, "Add this to the log file if debug >= 2 \n"); + + # 例外(error)メッセージをログファイルに出力 + $log->exp("Something went wrong\n"); + + # ログファイルをクローズ(終了時のオプション) + $log->close(); + + # デバッグレベルを変更し、古い値を取得 + $oldDebugValue = $log->debugValue($newDebugValue); + + $currentDebugValue = $log->debugValue(); + + # 全ての例外テキストを取得(そのため、全てのエラーで何か(たとえばメールの発信)ができる) + $allExceptions = $log->getExpText(); + + $numberErrors = $log->expCnt(); # $log->exp が何回呼ばれたか + +=head1 説明 + +I<Log> は、ファイルにデータをロギングするためのメソッドを提供するクラスである。ログシステムの設定を変更するために、いくつかのパラメータを渡すことができる。 + +=head1 必要なモジュール + +Carp (confess が必要), FindBin と Symbol; + +=head1 メソッド + +クラスメソッドはなく、以下のオブジェクトメソッドのみである。 +プライベートなクラスメソッドは下線 '_' で始まり、I<Private> として +扱われる。 + +=head2 new + +I<Log> オブジェクトを生成するために呼ばれる。以下の、オプションの名前が付いた +パラメータは無名ハッシュ(anonymous hash)を経由してコンストラクタに渡すことが +できる。 + +=over 4 + +=item debug + +デバッグレベルを設定するのに使われる。既定値は 9 である。デバッグレベルは +データがログに書き込まれるか否かを決定する、他のメソッドで使われる。 +C<msg> と C<exp> メソッドを参照のこと。 + +=item logFileName + +ログを書き込むファイルの名前とパス名を定義する。もしも定義されていなければ、 +appNameに'.log'を付加したものが使用される。もしもappNameがコンストラクタ中に +定義されていなければ、BinFindがアプリケーションの名前を定義するのに使われる。 + +=item logFileMode + +ログファイルを、追加モードか上書きモードかにするかを決めるのに使う。 +既定値は追加である。有効な値は、'>' が上書きモード、'>>'が追加モードである。 + +=item dateTimeStamp + +もしも真ならば(既定値は偽)、C<msg> と C<exp> メソッドにおいて、日付と時刻が +各々のエントリのデータの前に付加され、ログに書き込まれる。 + +=item stderrRedirect + +もしも真ならば、(既定値は真)、STDERRがログファイルにリダイレクトされる。 + +=item defaultFile + +もしも真ならば(既定値は偽)、選択されたログファイルは既定の出力ファイルになる。 + +=item logFileDateTime + +もしも真ならば(既定値は偽)、ログファイルの、'.log' の前に、日付と時刻が付加 +されたファイル名になる。日付と時刻の形式は、 _YYYYMMDD-HHMMSS である。 + +=item appName + +もしもlogFileNameが未定義ならば、appNameはログファイル名のベースとして使用 +される。もしもappNameが未定義ならば、FindBinモジュールが、アプリケーション +の名前を決めるのに使われ、appNameハッシュ値に格納される。 + +=item PIDstamp + +もしも真ならば(既定値は偽)、プロセスIDがC<msg> と C<exp> メソッドにおいて、 +ログに書かれるデータの前に付加される。これは、同じログファイルに複数のプロ +セスが書き込む場合に便利である。 + +=item storeExpText + +もしも真ならば(既定値は偽)、C<exp>メソッドで書かれるデータは、C<getExpText> +メソッドであとで検索されるために内部に保存される。保存されたデータは、 +C<clearExpText>メソッドで初期化することもできる。これは、もしも、1つの +テキスト行として(ログファイル中以外に)複数の例外を報告したいという場合に +便利である。 + +=back + + +=head2 _init とプライベートメソッド + +構成の時にオブジェクトを初期化するI<Private> メソッドである。C<new()> によって +呼ばれる。全ての I<Private> メソッドは、 B<_> で始まり、 PRIVATE として扱わ +れる。その他の、プライベートメソッドは文書化されていない(それがプライベートで +あったとしても)。 + +=head2 msg + +C<msg> メソッドは、ログファイルにログメッセージを書き込むのに使用される。 +C<msg> の最初の B<POSITIONAL> 引数は、"デバッグレベル" で、"デバッグレベル" +が、インスタンスの"debug level"より等しいか小さい場合、ログファイルにメッセージ +が追加される。 + +2番目とその後に続くオプショナルな引数は、ログファイルに出力されるテキストとして +扱われる。 + +例. $log->msg(2, "もしも 'debug' が2以上ならば、ログファイルに出力\n"); + +改行文字は、メソッドによって自動的にB<付加されない>ことにB<注意>。 + +=head2 exp + +C<exp> は例外を報告するのに使われる。これには"デバッグレベル"パラメータはなく、 +ログファイルに出力される、1つまたはそれ以上のテキスト文字列のみである。 +テキストは、各行の先頭に"**" が付加されるタイムスタンプまたはPID値の前に)。 + +改行文字は、メソッドによって自動的にB<付加されない>ことにB<注意>。 +. + +=head2 close + +ログファイルのファイルハンドルをクローズする。 + +=head2 DESTROY + +C<DESTROY> は、ログファイルのファイルハンドルをクローズして定義する。 +C<DESTROY> is defined and closes the file handle associated with the log file. + + +=head2 PIDstamp + +C<PIDstamp> メソッドは、I<PIDstamp>インスタンス値を取得したり設定するのに +使われる。もしも、パラメータ無しで呼ばれた場合には、現在のI<PIDstamp>インス +タンス値が戻る。 +もしも、パラメータ付きで呼ばれた場合、パラメータが、I<PIDstamp>インスタンス値 +に設定され、古い値が戻る。 + +更なる情報は、C<new>メソッドの情報を参照のこと。 + +=head2 dateTimeStamp + +C<dateTimeStamp> メソッドは、I<dateTimeStamp>インスタンス値を取得したり設定 +するのに使われる。もしも、パラメータ無しで呼ばれた場合には、現在の +I<dateTimeStamp>インスタンス値が戻る。 +もしも、パラメータ付きで呼ばれた場合、パラメータが、I<dateTimeStamp>インス +タンス値に設定され、古い値が戻る。 + +更なる情報は、C<new>メソッドの情報を参照のこと。 + + +=head2 debugValue + +C<debugValue> メソッドは、I<debugValue>インスタンス値を取得したり設定するのに +使われる。もしも、パラメータ無しで呼ばれた場合には、現在のI<debugValue> +インスタンス値が戻る。 +もしも、パラメータ付きで呼ばれた場合、パラメータが、I<debugValue>インスタンス +値に設定され、古い値が戻る。 + +更なる情報は、C<new>メソッドの情報を参照のこと。 + +=head2 expText + +C<expText> メソッドは、I<expText>インスタンス値を取得したり設定するのに +使われる。もしも、パラメータ無しで呼ばれた場合には、現在のI<expText> +インスタンス値が戻る。 +もしも、パラメータ付きで呼ばれた場合、パラメータが、I<expText>インスタンス +値に設定され、古い値が戻る。 + +更なる情報は、C<new>メソッドの情報を参照のこと。 + +=head2 getExpText + +C<expText> メソッドは、"Exception Text"インスタンスの値として格納された +値を検索するのに使われる。 + +=head2 clearExpText + +C<clearExpText> メソッドは、"Exception Text"インスタンスの値として格納さ +れた、値を消去するのに使われる。 + +=head2 expCnt + +C<expCnt> メソッドは、このオブジェクトのために呼ばれた exp メソッドの回数 +を検索するのに使われる。 + +=head2 getFileName + +C<getFileName> は、このオブジェクトのために使われた真のログファイル名を +検索するのに使われる。 + +=head1 プロパティ + +C<new> メソッドを参照のこと。 + +=head1 既知の問題 + +特にない。しかし、もしも何か問題を発見したら、gng****@cpan***** に +連絡を下さい。可能な限りすみやかに調べて対応します。 + +もしも、何らかの拡張について助言があるのであれば、メールを下さい。 +助言を試してみます。 + +=head1 作者 + + Greg George, IT Technology Solutions P/L, Australia + Mobile: +61-404-892-159, Email: gng****@cpan***** + +=head1 ライセンス + +Copyright (c) 1999- Greg George. All rights reserved. +このプログラムは、フリーソフトウェアである。Perlそれ自身と同じように +再配布、変更ができる。 + +=head1 CVS ID + +$Id: Log.pod,v 1.1 2006/04/25 04:26:36 ribbon Exp $ + +=head1 変更履歴 + + $Log: Log.pod,v $ + Revision 1.1 2006/04/25 04:26:36 ribbon + + add First version. + + Revision 1.2 2004/10/08 23:10:14 Greg + - Changed new() to allow named argument as well as the anonymous hash reference. + + Revision 1.1.1.1 2004/07/29 11:15:06 Greg + - Initial release to CPAN + +=head1 翻訳者 + + 太田俊哉 <ribbo****@users*****> + +=cut + + +#---< End of File >---#