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2011年 3月 13日 (日) 13:27:55 JST


2 new revisions:

Revision: b9914bf1b6
Author: INADA Naoki  <inada****@klab*****>
Date: Sat Mar 12 20:25:39 2011
Log: 2.6.6: library/re.rst
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=b9914bf1b6

Revision: dddf55462a
Author: INADA Naoki  <inada****@klab*****>
Date: Sat Mar 12 20:26:00 2011
Log: マージ
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=dddf55462a

==============================================================================
Revision: b9914bf1b6
Author: INADA Naoki  <inada****@klab*****>
Date: Sat Mar 12 20:25:39 2011
Log: 2.6.6: library/re.rst
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=b9914bf1b6

Modified:
  /library/re.rst

=======================================
--- /library/re.rst	Sat Nov 27 10:59:46 2010
+++ /library/re.rst	Sat Mar 12 20:25:39 2011
@@ -1,4 +1,3 @@
-
  :mod:`re` --- 正規表現操作
  ==========================

@@ -202,8 +201,8 @@
     :const:`re.M` (MULTILINEモード), :const:`re.S` (DOTALLモード),
     :const:`re.U` (Unicode依存), :const:`re.X` (冗長) ) を設定します。
     (フラグについては、 :ref:`contents-of-module-re` に記述があります)
-   これは、もし *flag* 引数を :func:`compile` 関数に渡さずに、そのフラグを 
正規表現の一部として
-   含めたいならば役に立ちます。
+   これは、もし *flag* 引数を :func:`re.compile` 関数に渡さずに、そのフラグ 
を
+   正規表現の一部として含めたいならば役に立ちます。

     ``(?x)`` フラグは、式が構文解析される方法を変更することに注意して下さ 
い。
     これは式文字列内の最初か、あるいは1つ以上の空白文字の後で使うべきです。
@@ -310,8 +309,9 @@
     (backspace)文字を表します。

  ``\B``
-   空文字列とマッチしますが、それが単語の先頭あるいは末尾に *ない* 時だけで 
す。これは ``\b`` の
-   ちょうど反対ですので、 ``LOCALE`` と ``UNICODE`` の設定にも影響されま 
す。
+   空文字列とマッチしますが、それが単語の先頭あるいは末尾に *ない* 時だけで 
す。
+   これは ``\b`` のちょうど反対ですので、同じように ``LOCALE`` と  
``UNICODE``
+   の設定に影響されます。

  ``\d``
     :const:`UNICODE` フラグが指定されていない場合、任意の十進数とマッチしま 
す;これは集合
@@ -422,7 +422,7 @@

        result = re.match(pattern, string)

-   と同じ意味ですが、 :func:`compile` を使ってその結果の正規表現オブジェク 
トを\
+   と同じ意味ですが、 :func:`re.compile` を使ってその結果の正規表現オブジェ 
クトを
     再利用した方が、その式を一つのプログラムで何回も使う時にはより効率的で 
す。

     .. note::
@@ -502,7 +502,8 @@

     .. note::

-      もし *string* のどこかにマッチを位置付けたいのであれば、代わり 
に :meth:`search` を使って下さい。
+      もし *string* のどこかにマッチを位置付けたいのであれば、代わりに
+      :func:`search` を使って下さい。


  .. function:: split(pattern, string[, maxsplit=0])
@@ -619,6 +620,13 @@
     マッチしたいとき、役に立ちます。


+.. function:: purge()
+
+   .. Clear the regular expression cache.
+
+   正規表現キャッシュをクリアします。
+
+
  .. exception:: error

     ここでの関数の一つに渡された文字列が、正しい正規表現ではない時 (例えば、 
その括弧が対になっていなかった)、あるいはコンパイルや
@@ -630,86 +638,135 @@
  正規表現オブジェクト
  --------------------

-コンパイルされた正規表現オブジェクトは、以下のメソッドと属性をサポートしま 
す:
-
-
-.. method:: RegexObject.match(string[, pos[, endpos]])
-
-   もし *string* の先頭の 0 個以上の文字がこの正規表現とマッチすれば、対応 
する :class:`MatchObject` インスタンスを返します。
-   もし文字列がパタンーとマッチしなければ、 ``None`` を返します;これは長さ 
ゼロのマッチとは異なることに注意して下さい。
-
-   .. note::
-
-      もしマッチを *string* のどこかに位置付けたければ、代わり 
に :meth:`search` を使って下さい。
-
-   省略可能な第2のパラメータ *pos* は、文字列内の検索を始めるインデッスクを 
与えます;デフォールトでは ``0`` です。これは、文字列のスライシングと
-   完全に同じ意味だというわけではありません; ``'^'`` パターン文字は、文字 
列の実際の先頭と改行の直後とマッチしますが、
-   それが必ずしも検索が開始するインデックスであるわけではないからです。
-
-   省略可能なパラメータ *endpos* は、どこまで文字列が検索されるかを制限しま 
す;あたかもその文字列が *endpos* 文字長であるかのように
-   しますので、 *pos* から ``endpos - 1`` までの文字が、マッチのために検索 
されます。もし *endpos* が *pos* より小さければ、
-   マッチは見つかりませんが、そうでなくて、もし *rx* がコンパイルされた正規 
表現オブジェクトであれば、 ``rx.match(string, 0, 50)``
-   は ``rx.match(string[:50], 0)`` と同じ意味になります。
-
-      >>> pattern = re.compile("o")
-      >>> pattern.match("dog")      # "o" は文字列 "dog." の先頭にないた 
め、マッチしません
-      >>> pattern.match("dog", 1)   # "o" が文字列 "dog" の2番目にあるの 
で、マッチします
+.. class:: RegexObject
+
+   :class:`RegexObject` クラスは以下のメソッドと属性をサポートします:
+
+   .. method:: RegexObject.search(string[, pos[, endpos]])
+      .. Scan through *string* looking for a location where this regular  
expression
+         produces a match, and return a corresponding :class:`MatchObject`  
instance.
+         Return ``None`` if no position in the string matches the pattern;  
note that this
+         is different from finding a zero-length match at some point in  
the string.
+
+      *string* を走査して、この正規表現がマッチする場所を探し、対応する
+      :class:`MatchObject` インスタンスを返します。
+      string のどこにもマッチしない場合は ``None`` を返します。これは、  
string
+      内のどこかで長さ0でマッチした場合と異なることに注意してください。
+
+      .. The optional second parameter *pos* gives an index in the string  
where the
+         search is to start; it defaults to ``0``.  This is not completely  
equivalent to
+         slicing the string; the ``'^'`` pattern character matches at the  
real beginning
+         of the string and at positions just after a newline, but not  
necessarily at the
+         index where the search is to start.
+
+      省略可能な、2つ目の引数 *pos* は、 string のどこから探し始めるかを指 
定する
+      index で、デフォルトでは 0 です。これは、文字列をスライスしてから検索 
するのと、
+      完全には同じではありません。パターン文字 ``'^'`` は本当の文字列の先頭 
と、
+      改行の直後にマッチしますが、検索を開始する index がマッチするとは限り 
ません。
+
+      .. The optional parameter *endpos* limits how far the string will be  
searched; it
+         will be as if the string is *endpos* characters long, so only the  
characters
+         from *pos* to ``endpos - 1`` will be searched for a match.  If  
*endpos* is less
+         than *pos*, no match will be found, otherwise, if *rx* is a  
compiled regular
+         expression object, ``rx.search(string, 0, 50)`` is equivalent to
+         ``rx.search(string[:50], 0)``.
+
+      省略可能な引数 *endpos* は string のどこまでを検索するかを制限しま 
す。
+      これは string の長さが *endpos* 文字だった場合と同じように動作しま 
す。
+      つまり、 *pos* から ``endpos - 1`` の範囲の文字に対してパターンマッチ 
します。
+      *endpos* が *pos* よりも小さい場合は、マッチは見つかりません。
+      それ以外の場合は、 *rx* がコンパイルされた正規表現として、
+      ``rx.search(string, 0, 50)`` は ``rx.search(string[:50], 0)`` と同じ 
です。
+
+      >>> pattern = re.compile("d")
+      >>> pattern.search("dog")     # Match at index 0
        <_sre.SRE_Match object at ...>
-
-
-.. method:: RegexObject.search(string[, pos[, endpos]])
-
-   *string* 全体を走査して、この正規表現がマッチする位置を探して、対応す 
る :class:`MatchObject`
-   インスタンスを返します。もし文字列内にパターンとマッチする位置がないなら 
ば、 ``None`` を返します;
-   これは文字列内のある点で長さゼロのマッチを探すこととは異なることに注意し 
て下さい。
-
-   省略可能な *pos* と *endpos* パラメータは、 :meth:`match` メソッドのもの 
と同じ意味を持ちます。
-
-
-.. method:: RegexObject.split(string[, maxsplit= 0])
-
-   :func:`split` 関数と同様で、コンパイルしたパターンを使います。
-
-
-.. method:: RegexObject.findall(string[, pos[, endpos]])
-
-   :func:`findall` 関数と同様で、コンパイルしたパターンを使います。
-
-
-.. method:: RegexObject.finditer(string[, pos[, endpos]])
-
-   :func:`finditer` 関数と同様で、コンパイルしたパターンを使います。
-
-
-.. method:: RegexObject.sub(repl, string[, count=0])
-
-   :func:`sub` 関数と同様で、コンパイルしたパターンを使います。
-
-
-.. method:: RegexObject.subn(repl, string[, count=0])
-
-   :func:`subn` 関数と同様で、コンパイルしたパターンを使います。
-
-
-.. attribute:: RegexObject.flags
-
-   flags 引数は、RE オブジェクトがコンパイルされたとき使われ、もし flags が 
何も提供されなければ ``0`` です。
-
-
-.. attribute:: RegexObject.groups
-
-   パターンにあるキャプチャグループの数です。
-
-
-.. attribute:: RegexObject.groupindex
-
-   ``(?P<id>)`` で定義された任意の記号グループ名の、グループ番号への辞書マ 
ッピングです。もし記号グループが
-   パターン内で何も使われていなければ、辞書は空です。
-
-
-.. attribute:: RegexObject.pattern
-
-   RE オブジェクトがそれからコンパイルされたパターン文字列です。
+      >>> pattern.search("dog", 1)  # No match; search doesn't include  
the "d"
+
+   .. method:: RegexObject.match(string[, pos[, endpos]])
+
+      .. If zero or more characters at the *beginning* of *string* match  
this regular
+         expression, return a corresponding :class:`MatchObject`  
instance.  Return
+         ``None`` if the string does not match the pattern; note that this  
is different
+         from a zero-length match.
+
+      もし *string* の **先頭の** 0 個以上の文字がこの正規表現とマッチすれ 
ば、
+      対応する :class:`MatchObject` インスタンスを返します。
+      もし文字列がパタンーとマッチしなければ、 ``None`` を返します。
+      これは長さゼロのマッチとは異なることに注意して下さい。
+
+      .. The optional *pos* and *endpos* parameters have the same meaning  
as for the
+         :meth:`~RegexObject.search` method.
+
+      省略可能な引数 *pos* と *endpos* 引数は、 :meth:`~RegexObject.search`
+      メソッドと同じ意味を持ちます。
+
+      .. .. note:
+         If you want to locate a match anywhere in *string*, use
+         :meth:`~RegexObject.search` instead.
+
+      .. note::
+
+         *string* のどこにでもマッチさせたければ、代わりに
+         :meth:`~RegexObject.search` を使って下さい。
+
+      >>> pattern = re.compile("o")
+      >>> pattern.match("dog")      # "o" は文字列 "dog." の先頭にないた 
め、マッチしません
+      >>> pattern.match("dog", 1)   # "o" が文字列 "dog" の2番目にあるの 
で、マッチします
+      <_sre.SRE_Match object at ...>
+
+
+   .. method:: RegexObject.split(string[, maxsplit= 0])
+
+      :func:`split` 関数と同様で、コンパイルしたパターンを使います。
+      ただし、 :meth:`match` と同じように、省略可能な *pos*, *endpos*
+      引数で検索範囲を指定することができます。
+
+
+   .. method:: RegexObject.findall(string[, pos[, endpos]])
+
+      :func:`findall` 関数と同様で、コンパイルしたパターンを使います。
+      ただし、 :meth:`match` と同じように、省略可能な *pos*, *endpos*
+      引数で検索範囲を指定することができます。
+
+
+   .. method:: RegexObject.finditer(string[, pos[, endpos]])
+
+      :func:`finditer` 関数と同様で、コンパイルしたパターンを使います。
+      ただし、 :meth:`match` と同じように、省略可能な *pos*, *endpos*
+      引数で検索範囲を指定することができます。
+
+
+   .. method:: RegexObject.sub(repl, string[, count=0])
+
+      :func:`sub` 関数と同様で、コンパイルしたパターンを使います。
+
+
+   .. method:: RegexObject.subn(repl, string[, count=0])
+
+      :func:`subn` 関数と同様で、コンパイルしたパターンを使います。
+
+
+   .. attribute:: RegexObject.flags
+
+      RE オブジェクトがコンパイルされたとき使われた flags 引数です。
+      もし flags が何も提供されなければ ``0`` です。
+
+
+   .. attribute:: RegexObject.groups
+
+      パターンにあるキャプチャグループの数です。
+
+
+   .. attribute:: RegexObject.groupindex
+
+      ``(?P<id>)`` で定義された任意の記号グループ名の、グループ番号への辞書 
マッピングです。もし記号グループが
+      パターン内で何も使われていなければ、辞書は空です。
+
+
+   .. attribute:: RegexObject.pattern
+
+      RE オブジェクトがそれからコンパイルされたパターン文字列です。


  .. _match-objects:
@@ -717,170 +774,189 @@
  MatchObject オブジェクト
  ------------------------

-:class:`MatchObject` は、常に真偽値 :const:`True` を持ちます。
-そのため、例えば :func:`match` がマッチしたかどうかを if 文で確認することが 
できます。
-:class:`MatchObject` は以下のメソッドと、属性を持ちます。
-
-
-.. method:: MatchObject.expand(template)
-
-   テンプレート文字列 *template* に、 :meth:`sub` メソッドがするようなバッ 
クスラッシュ置換をして得られる文字列を返します。
-   ``\n`` のようなエスケープは適当な文字に変換され、数値の後方参照  
(``\1`` 、 ``\2``) と名前付きの後方参照 (``\g<1>`` 、
-   ``\g<name>``) は、対応するグループの内容で置き換えられます。
-
-
-.. method:: MatchObject.group([group1, ...])
-
-   マッチした1個以上のサブグループを返します。もし引数で一つであれば、その 
結果は一つの文字列です;複数の引数があれば、
-   その結果は、引数ごとに一項目を持つタプルです。引数がなければ、 *group1*  
はデフォールトでゼロです(マッチしたもの
-   すべてが返されます)。もし *groupN* 引数がゼロであれば、対応する戻り値 
は、マッチする文字列全体です;
-   もしそれが範囲 [1..99] 内であれば、それは、対応する丸括弧つきグループと 
マッチする文字列です。もしグループ番号が
-   負であるか、あるいはパターンで定義されたグループの数より大きけれ 
ば、 :exc:`IndexError` 例外が発生します。
-   グループがマッチしなかったパターンの一部に含まれていれば、対応する結果 
は ``None`` です。グループが、複数回マッチ
-   したパターンの一部に含まれていれば、最後のマッチが返されます。
-
-      >>> m = re.match(r"(\w+) (\w+)", "Isaac Newton, physicist")
-      >>> m.group(0)       # マッチした全体
-      'Isaac Newton'
-      >>> m.group(1)       # ひとつめのパターン化されたサブグループ
-      'Isaac'
-      >>> m.group(2)       # ふたつめのパターン化されたサブグループ
-      'Newton'
-      >>> m.group(1, 2)    # 複数の引数を与えるとタプルが返る
-      ('Isaac', 'Newton')
-
-
-   もし正規表現が ``(?P<name>...)`` シンタクスを使うならば、
-   *groupN* 引数は、それらのグループ名によってグループを識別する文字列であ 
っても構いません。
-   もし文字列引数がパターンのグループ名として使われていないものであれば、
-   :exc:`IndexError` 例外が発生します。
-
-   適度に複雑な例題:
-
-      >>> m = re.match(r"(?P<first_name>\w+) (?P<last_name>\w+)", "Malcom  
Reynolds")
-      >>> m.group('first_name')
-      'Malcom'
-      >>> m.group('last_name')
-      'Reynolds'
-
-   名前の付けられたグループは、そのインデックスにより参照できます。
-
-      >>> m.group(1)
-      'Malcom'
-      >>> m.group(2)
-      'Reynolds'
-
-   もし、グループが複数回マッチする場合、最後のマッチだけが利用可能となりま 
す。:
-
-      >>> m = re.match(r"(..)+", "a1b2c3")  # 3回マッチする
-      >>> m.group(1)                        # 最後のマッチだけが返る
-      'c3'
+.. class:: MatchObject
+
+   :class:`MatchObject` は、常に真偽値 :const:`True` を持ちます。
+   そのため、例えば :func:`match` がマッチしたかどうかを単純な if 文で確認 
する
+   ことができます。
+   :class:`MatchObject` は以下のメソッドと、属性を持ちます。
+
+
+   .. method:: MatchObject.expand(template)
+
+      テンプレート文字列 *template* に、 :meth:`~RegexObject.sub` メソッド 
が
+      するようなバックスラッシュ置換をして得られる文字列を返します。
+      ``\n`` のようなエスケープは適当な文字に変換され、数値の後方参照
+      (``\1``, ``\2``) と名前付きの後方参照 (``\g<1>``, ``\g<name>``) は、
+      対応するグループの内容で置き換えられます。
+
+
+   .. method:: MatchObject.group([group1, ...])
+
+      マッチした1個以上のサブグループを返します。
+      もし引数で一つであれば、その結果は一つの文字列です。複数の引数があれ 
ば、
+      その結果は、引数ごとに一項目を持つタプルです。引数がなければ、  
*group1*
+      はデフォールトでゼロです(マッチしたものすべてが返されます)。
+      もし *groupN* 引数がゼロであれば、対応する戻り値は、マッチする文字列
+      全体です。
+      もしそれが範囲 [1..99] 内であれば、それは、対応する丸括弧つきグループ 
と
+      マッチする文字列です。もしグループ番号が負であるか、あるいはパターン 
で
+      定義されたグループの数より大きければ、 :exc:`IndexError` 例外が発生し 
ます。
+      グループがマッチしなかったパターンの一部に含まれていれば、対応する結 
果は
+      ``None`` です。グループが、複数回マッチしたパターンの一部に含まれて
+      いれば、最後のマッチが返されます。
+
+         >>> m = re.match(r"(\w+) (\w+)", "Isaac Newton, physicist")
+         >>> m.group(0)       # マッチした全体
+         'Isaac Newton'
+         >>> m.group(1)       # ひとつめのパターン化されたサブグループ
+         'Isaac'
+         >>> m.group(2)       # ふたつめのパターン化されたサブグループ
+         'Newton'
+         >>> m.group(1, 2)    # 複数の引数を与えるとタプルが返る
+         ('Isaac', 'Newton')
+
+      もし正規表現が ``(?P<name>...)`` シンタックスを使うならば、 *groupN*
+      引数は、それらのグループ名によってグループを識別する文字列であっても
+      構いません。
+      もし文字列引数がパターンのグループ名として使われていないものであれ 
ば、
+      :exc:`IndexError` 例外が発生します。
+
+      適度に複雑な例題:
+
+         >>> m = re.match(r"(?P<first_name>\w+)  
(?P<last_name>\w+)", "Malcom Reynolds")
+         >>> m.group('first_name')
+         'Malcom'
+         >>> m.group('last_name')
+         'Reynolds'
+
+      名前の付けられたグループは、そのインデックスによっても参照できます。
+
+         >>> m.group(1)
+         'Malcom'
+         >>> m.group(2)
+         'Reynolds'
+
+      もし、グループが複数回マッチする場合、最後のマッチだけが利用可能とな 
ります。
+
+         >>> m = re.match(r"(..)+", "a1b2c3")  # 3回マッチする
+         >>> m.group(1)                        # 最後のマッチだけが返る
+         'c3'


-.. method:: MatchObject.groups([default])
-
-   1からどれだけ多くであろうがパターン内にあるグループ数までの、マッチの、 
すべてのサブグループを含む
-   タプルを返します。 *default* 引数は、マッチに加わらなかったグループ用に 
使われます;それは
-   デフォールトでは ``None`` です。 (非互換性ノート:オリジナルの Python  
1.5 リリースでは、
-   たとえタプルが一要素長であっても、その代わりに文字列を返すことはありませ 
ん。
-   (1.5.1 以降の)後のバージョンでは、そのような場合には、シングルトンタプル 
が返されます。)
-
-   例えば:
-
-      >>> m = re.match(r"(\d+)\.(\d+)", "24.1632")
-      >>> m.groups()
-      ('24', '1632')
-
-   もし、整数部にのみ着目し、あとの部分をオプションとした場合、マッチの中に 
現れないグループがあるかも
-   知れません。
-   それらのグループは、 *default* 引数が与えられていない場合、デフォルトで 
は ``None`` になります。:
-
-      >>> m = re.match(r"(\d+)\.?(\d+)?", "24")
-      >>> m.groups()      # ふたつめのグループはデフォルトでは None になる
-      ('24', None)
-      >>> m.groups('0')   # この場合、ふたつめのグループのデフォルトは 0 に 
なる
-      ('24', '0')
+   .. method:: MatchObject.groups([default])
+
+      マッチの、1からパターン内にある全グループ数までのすべてのサブグループ 
を
+      含むタプルを返します。
+      *default* 引数は、マッチに加わらなかったグループ用に使われ、
+      デフォールトでは ``None`` です。
+      (非互換性ノート:オリジナルの Python 1.5 リリースでは、
+      たとえタプルが一要素長であっても、その代わりに文字列を返していまし 
た。
+      (1.5.1 以降の)後のバージョンでは、そのような場合には、要素がひとつの
+      タプルが返されます。)
+
+      例えば:
+
+         >>> m = re.match(r"(\d+)\.(\d+)", "24.1632")
+         >>> m.groups()
+         ('24', '1632')
+
+      もし、整数部にのみ着目し、あとの部分をオプションとした場合、
+      マッチの中に現れないグループがあるかも知れません。
+      それらのグループは、 *default* 引数が与えられていない場合、デフォルト 
では
+      ``None`` になります。
+
+         >>> m = re.match(r"(\d+)\.?(\d+)?", "24")
+         >>> m.groups()      # ふたつめのグループはデフォルトでは None にな 
る
+         ('24', None)
+         >>> m.groups('0')   # この場合、ふたつめのグループのデフォルトは  
0 になる
+         ('24', '0')


-
-.. method:: MatchObject.groupdict([default])
-
-   すべての *名前つきの* サブグループを含む、マッチの、サブグループ名でキー 
付けされた
-   辞書を返します。 *default* 引数はマッチに加わらなかったグループに使われ 
ます;
-   それはデフォールトでは ``None`` です。例えば、
-
-      >>> m = re.match(r"(?P<first_name>\w+) (?P<last_name>\w+)", "Malcom  
Reynolds")
-      >>> m.groupdict()
-      {'first_name': 'Malcom', 'last_name': 'Reynolds'}
-
-
-
-.. method:: MatchObject.start([group])
-            MatchObject.end([group])
-
-   *group* とマッチしたサブ文字列の先頭と末尾のインデックスを返します;  
*group* は、デフォルトでは
-   (マッチしたサブ文字列全体を意味する)ゼロです。 *group* が存在してもマッ 
チに寄与しなかった場合は、
-   ``-1`` を返します。マッチオブジェクト *m* および、マッチに寄与しなかった 
グループ *g* があって、
-   グループ *g* とマッチしたサブ文字列 ( ``m.group(g)`` と同じ意味ですが )  
は、
-
-      m.string[m.start(g):m.end(g)]
-
-   です。もし *group* がヌル文字列とマッチすれば、 ``m.start(group)`` が  
``m.end(group)``
-   と等しくなることに注意して下さい。例えば、 ``m =  
re.search('b(c?)', 'cba')`` の後では、
-   ``m.start(0)`` は 1 で、 ``m.end(0)`` は 2 であり、 ``m.start(1)`` と  
``m.end(1)`` は
-   ともに 2 であり、 ``m.start(2)`` は :exc:`IndexError` 例外を発生します。
-
-   例として、電子メールのアドレスから *remove_this* を取り除く場合を示しま 
す :
-
-      >>> email = "tony @ tiremove_thisger.net"
-      >>> m = re.search("remove_this", email)
-      >>> email[:m.start()] + email[m.end():]
-      'tony****@tiger*****'
-
-
-.. method:: MatchObject.span([group])
-
-   :class:`MatchObject` *m* については、 2-タプル ``(m.start(group),  
m.end(group))`` を
-   返します。もし *group* がマッチに寄与しなかったら、これは ``(-1, -1)``  
です。また *group*
-   はデフォルトでゼロです。
-
-
-.. attribute:: MatchObject.pos
-
-   :class:`RegexObject` の :func:`search` あるいは :func:`match`  メソッド 
に渡された
-   *pos* の値です。
-   これは RE エンジンがマッチを探し始める位置の文字列のインデックスです。
-
-
-.. attribute:: MatchObject.endpos
-
-   :class:`RegexObject` の :func:`search` あるいは :func:`match`  メソッド 
に渡された
-   *endpos* の値です。これは RE エンジンがそれ以上は進まない位置の文字列の 
インデックスです。
-
-
-.. attribute:: MatchObject.lastindex
-
-   最後にマッチした取り込みグループの整数インデックスです。もしどのグループ 
も全くマッチしなければ ``None``
-   です。例えば、 ``(a)b``, ``((a)(b))`` や  ``((ab))`` といった表現が  
``'ab'`` に適用された場合、
-   ``lastindex == 1``  となり、同じ文字列に ``(a)(b)`` が適用された場合に 
は ``lastindex == 2``
-   となるでしょう。
-
-
-.. attribute:: MatchObject.lastgroup
-
-   最後にマッチした取り込みグループの名前です。もしグループに名前がないか、 
あるいはどのグループも全くマッチ
-   しなければ ``None`` です。
-
-
-.. attribute:: MatchObject.re
-
-   その :meth:`match` あるいは :meth:`search` メソッドが、こ 
の :class:`MatchObject`
-   インスタンスを生成した正規表現オブジェクトです。
-
-
-.. attribute:: MatchObject.string
-
-   :func:`match` あるいは :func:`search` に渡された文字列です。
+   .. method:: MatchObject.groupdict([default])
+
+      マッチの、すべての *名前つきの* サブグループを含む、サブグループ名で 
キー付けされた
+      辞書を返します。 *default* 引数はマッチに加わらなかったグループに使わ 
れ、
+      デフォールトでは ``None`` です。例えば、
+
+         >>> m = re.match(r"(?P<first_name>\w+)  
(?P<last_name>\w+)", "Malcom Reynolds")
+         >>> m.groupdict()
+         {'first_name': 'Malcom', 'last_name': 'Reynolds'}
+
+
+   .. method:: MatchObject.start([group])
+               MatchObject.end([group])
+
+      *group* とマッチした部分文字列の先頭と末尾のインデックスを返します。
+      *group* は、デフォルトでは(マッチした部分文字列全体を意味する)ゼロで 
す。
+      *group* が存在してもマッチに寄与しなかった場合は、 ``-1`` を返しま 
す。
+      マッチオブジェクト *m* および、マッチに寄与しなかったグループ *g* が 
あって、
+      グループ *g* とマッチしたサブ文字列 ( ``m.group(g)`` と同じ意味です 
が ) は、
+
+         m.string[m.start(g):m.end(g)]
+
+      です。もし *group* が空文字列とマッチすれば、 ``m.start(group)`` が
+      ``m.end(group)`` と等しくなることに注意して下さい。例えば、
+      ``m = re.search('b(c?)', 'cba')`` とすると、 ``m.start(0)`` は 1 で、
+      ``m.end(0)`` は 2 であり、 ``m.start(1)`` と ``m.end(1)`` は
+      ともに 2 であり、 ``m.start(2)`` は :exc:`IndexError` 例外を発生しま 
す。
+
+      例として、電子メールのアドレスから *remove_this* を取り除く場合を示し 
ます。
+
+         >>> email = "tony @ tiremove_thisger.net"
+         >>> m = re.search("remove_this", email)
+         >>> email[:m.start()] + email[m.end():]
+         'tony****@tiger*****'
+
+
+   .. method:: MatchObject.span([group])
+
+      :class:`MatchObject` *m* について、大きさ2のタプル
+      ``(m.start(group), m.end(group))`` を返します。
+      もし *group* がマッチに寄与しなかったら、これは ``(-1, -1)`` です。
+      また *group* はデフォルトでゼロです。
+
+
+   .. attribute:: MatchObject.pos
+
+      :class:`RegexObject` の :meth:`~RegexObject.search` か
+      :meth:`~RegexObject.match` に渡された *pos* の値です。
+      これは RE エンジンがマッチを探し始める位置の文字列のインデックスで 
す。
+
+
+   .. attribute:: MatchObject.endpos
+
+      :class:`RegexObject` の :meth:`~RegexObject.search` か
+      :meth:`~RegexObject.match` に渡された *endpos* の値です。
+      これは RE エンジンがそれ以上は進まない位置の文字列のインデックスで 
す。
+
+
+   .. attribute:: MatchObject.lastindex
+
+      最後にマッチした取り込みグループの整数インデックスです。
+      もしどのグループも全くマッチしなければ ``None`` です。
+      例えば、 ``(a)b``, ``((a)(b))`` や  ``((ab))`` といった表現が  
``'ab'`` に適用された場合、
+      ``lastindex == 1``  となり、同じ文字列に ``(a)(b)`` が適用された場合 
には ``lastindex == 2``
+      となるでしょう。
+
+
+   .. attribute:: MatchObject.lastgroup
+
+      最後にマッチした取り込みグループの名前です。もしグループに名前がない 
か、
+      あるいはどのグループも全くマッチしなければ ``None`` です。
+
+
+   .. attribute:: MatchObject.re
+
+      この :class:`MatchObject` インスタンスを :meth:`~RegexObject.match`
+      あるいは :meth:`~RegexObject.search` メソッドで生成した正規表現
+      オブジェクトです。
+
+
+   .. attribute:: MatchObject.string
+
+      :meth:`~RegexObject.match` あるいは :meth:`~RegexObject.search`
+      に渡された文字列です。


  例
@@ -925,8 +1001,7 @@
     "<Match: '354aa', groups=('a',)>"

  どのカードのペアになっているかを調べるため、下記のよう 
に :class:`MatchObject` の
-:func:`group` メソッドを使う場合があります :
-
+:meth:`~RegexObject.group` メソッドを使う場合があります。

  .. doctest::

@@ -1112,9 +1187,9 @@
     ...   random.shuffle(inner_word)
     ...   return m.group(1) + "".join(inner_word) + m.group(3)
     >>> text = "Professor Abdolmalek, please report your absences promptly."
-   >>> re.sub("(\w)(\w+)(\w)", repl, text)
+   >>> re.sub(r"(\w)(\w+)(\w)", repl, text)
     'Poefsrosr Aealmlobdk, pslaee reorpt your abnseces plmrptoy.'
-   >>> re.sub("(\w)(\w+)(\w)", repl, text)
+   >>> re.sub(r"(\w)(\w+)(\w)", repl, text)
     'Pofsroser Aodlambelk, plasee reoprt yuor asnebces potlmrpy.'



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Revision: dddf55462a
Author: INADA Naoki  <inada****@klab*****>
Date: Sat Mar 12 20:26:00 2011
Log: マージ
http://code.google.com/p/python-doc-ja/source/detail?r=dddf55462a




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