[Tomoyo-dev 1095] パッケージングにおけるLSM版・非LSM版の共存

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hito hitoh****@gmail*****
2009年 6月 13日 (土) 23:19:29 JST


2.6.30でMainlineに無事に入ったわけですが、ここからユーザランドを
ディストリビューションごとに整備してもらう、という作業が必要になります。

Ubuntu 9.10の最新状態でLSM版を試そうとして驚愕したのですが、
早めに手当が必要そうなところが2箇所あります。

「そもそもどーすべきよ?」的なことを(主に原田さんに)考えて頂く必要が
あると思うので、とりあえず問題だけ投下してみます。

1) tomoyo-ccstoolsの「使い方」の差

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問題
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・tomoyo-ccstoolsをインストールしようとすると、なぜか20MBばかり
 ダウンロードが必要。

・これは、↓みたいに非LSM版前提でRecommendsにlinux-patch-tomoyoが
 転がっているため。
$ apt-cache show tomoyo-ccstools |grep Recommends:
Recommends: linux-patch-tomoyo

・LSM版だと要らない上、これから行うArmel版向けのロビー活動に対して
 割と困った感じ。

という感じです。

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対処
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考え方は2つあって、

 a) 不要なので捨てる(Suggestsまで落とす)。
 b) Recommendsなのは事実なので残しておく。

さらにこれを、

 i) Debianでやってしまう
 ii) Ubuntuで独自パッチする

という選択肢があります。

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タスク?
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・他の2.6.30を採用しそうなディストリビューションではどんな感じでしょうか?
・これはどうしたら良いでしょうか?

「これどうする」のデフォルトは、
「sidが2.6.30を採用し、かつCONFIG_SECURITY_TOMOYO=yになったら
Suggestsまで落としてもらう。それがUbuntu 9.10のリリースまでに
行われない場合に備えて、Ubuntuでは独自にLSM版向けに合わせ込んでおく」です。

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2) tomoyo-ccstoolsのREADMEファイルが非LSM版向け

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問題
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Debian, Ubuntuでは /usr/share/doc/tomoyo-ccstools/README.ccs.gz
にインストールされるのですが、こいつは

| This package contains userland programs
| for TOMOYO Linux version 1.6.8 .
| This package is released under the GPLv2.

とか書いてある状態です。実はSourceforgeで配っているccstoolsの
READMEは、現在でも上記のようなことが書いてあります(いやーん)。

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おねがい
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・ccstoolsのドキュメントのアップデートきぼんぬ。




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