[Ultramonkey-l7-develop 27] l7vsadm表示改善(InActConn表示反映)について

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Hideaki Kondo kondo****@oss*****
2007年 6月 7日 (木) 09:46:32 JST


UM-L7開発MLの皆様

近藤と申します。
お世話になっております。

l7vsadm表示改善(InActConn表示反映)のための
l7vs-0.6.0-0用パッチを作成してみました。
ご確認の程よろしくお願いします。
問題等なければ、次回以降のリリース時に反映して
いきたいと考えております。

これまでのバージョンでは、l7vsadmのInActConnには
常に0と表示される状況になっておりましたが、
このパッチ適用により、各リアルサーバに対して
どれだけコネクション接続を行なったかの累計を
表示できるようになります。

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<実装方式>
・既存l7vsadmのActiveConn表示で使われている
 l7vs_dest->nactive(ActiveConnカウンタ)が
 rsコネクションクローズ時に減算するタイミングに
 同期してl7vs_dest->ninact(InActConnカウンタ)を
 加算(累計)する方式

 ※UltraMonkey(L4)のLVSの場合、InActConnのカウンタは
  コネクションクローズしてTIME_WAIT状態から破棄される
  まで加算保持している仕様となっているが、l7vsdはユーザ
  空間プロセスでありTIME_WAIT状態までは直接管理していない
  ので同じ加算方式は流用できない。
  従って、どれだけの数のコネクションを接続し終えたかを
  累計して表示する方式としている。
  (ちなみにTCPSカーネルモジュールではTIME_WAIT状態も
   意識されておりましたが、現在TCPSはデフォルト不要
   という位置付けですので。)

<制約条件>
・l7vs_dest->ninactは、int型定義となっているため、
 int型正数最大値(INT_MAX; limits.hで定義されている)を
 上限として、最大値に達した時点でゼロクリアするように
 している。
 尚、"l7vsadm -D"や"l7vsadm -d"などで仮想サービスや
 振分け先サーバを削除してもカウンタはゼロクリアする。

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本パッチを適用する際は、
l7vs-0.6.0-0ディレクトリ内にl7vs-0.6.0-0_inactconn.patch
を配置し、l7vs-0.6.0-0ディレクトリ内で以下の通りコマンドを
実行していただければOKです。

# patch -p1 < l7vs-0.6.0-0_inactconn.patch

以上よろしくお願いします。
--
Hideaki Kondo(近藤 秀明)

-------------- next part --------------
テキスト形式以外の添付ファイルを保管しました...
ファイル名: l7vs-0.6.0-0_inactconn.patch.gz
型:         application/octet-stream
サイズ:     548 バイト
説明:       無し
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