[Ultramonkey-l7-users 205] Re: 冗長化時の構成について

Back to archive index

Shinya TAKEBAYASHI takeb****@oss*****
2009年 7月 9日 (木) 20:14:39 JST


前野 さま


  竹林です.
  
> Active-Standby以外に、Active-Activeは可能でしょうか?

  Active-Active 構成とは下記の構成と考えていますが,よろしいでしょうか.
  一言で言えば,「たすき掛け」の構成です.
  
    (1) 通常運用時
      ・LB-1: 仮想サービス(1)が立ち上がっている
      ・LB-2: 仮想サービス(2)が立ち上がっている
    
    
    (2) LB-1 故障時
      ・LB-1: ダウン
      ・LB-2: 仮想サービス(1)と仮想サービス(2)が立ち上がっている
    
    (3) LB-2 故障時
      ・LB-1: 仮想サービス(1)と仮想サービス(2)が立ち上がっている
      ・LB-2: ダウン


> また、UltraMonkey(L4)では複数の複数のActiveノードに対応しているようですが、
> 複数Activeノード+ 1Standbyノード、または3ノード以上のActive-Activeに対応してい
> ますでしょうか?

  Heartbeat バージョン 2 を使用する事で,N-Act,N+1 の構成で
構築することも可能であると考えます.
# ちなみに L4 で使用しているのは Hearbeat バージョン 1 です
  
  ただし,Heartbeat の設定が煩雑になることや,UltraMonkey-L7 の
動作を監視する RA(Resource Agent)の改造が必要になりますし,
検証したことがないため,確実に「大丈夫」とは言えない状況です.


  おそらくは下記の対処で可能です.
  
    (1) l7directord 用の RA を改造する
    
        ultramonkey-l7-hbra_hb2.1.4.tar.gz の中の L7directord(RA)の
      monitor をしている関数で,ps コマンドを発行したときの出力に
      grep をかけてプロセス数が 1 つであることを確認しています.
        N-Act になるとプロセス数が複数になるので,この部分を修正する
      必要があります.
      
        また,start の関数の中で,l7directord に仮想サービス個別の
      設定ファイルを指定して起動するように修正する必要があります.
      
      
    (2) Heartbeat の設定
    
        cib.xml の中で仮想サービス事に ResourceGroup を作って
      それぞれ constraints のところで,各 ResourceGroup と
      ノードとの括り付けを行う必要があります.


  手元に試せる環境がないので曖昧な回答になってしまいますが,
ご確認をお願い致します.

-----------------------------------------------------------
Shinya TAKEBAYASHI

E-mail: takeb****@oss*****
GPG ID: 395EFCE8
GPG FP: 58B2 B5D0 A692 1BD8 328B  E31E E027 AC35 395E FCE8
-----------------------------------------------------------





Ultramonkey-l7-users メーリングリストの案内
Back to archive index