[Ultramonkey-l7-users 448] Re: 最大同時接続数の設定につきまして

Back to archive index

雲雀 路朗 hibar****@nttco*****
2011年 10月 14日 (金) 12:04:50 JST


酒井様

雲雀です。

maxconn < session_thread_pool_size となるように
設定する必要があります。
maxconnを1000に設定したい場合はsession_thread_pool_sizeは
1000以上とすることで、期待する動作になるかと思います。

じゃあ、maxconnで上限設定しないで、最初からsession_thread_pool_size
だけ設定すればOKなのでは?と感じるかもしれませんので、以下、細かい話
ですが、参考までに。

session_thread_pool_sizeは通信処理を行うスレッド数の
設定値となります。

スレッドの動作はざっくり、以下の動作になります。
1. スレッドを起動する
2.クライアントからの接続受付
3.振り分け先のリアルサーバを選択
4. リアルサーバに接続
5.クライアント・リアルサーバ間の通信処理
6.クライアント・リアルサーバとの通信終了
7.スレッドを待機状態にする

上記処理の中で、"4〜6の処理を行っているスレッド数=ActiveConn"
です。

通信処理以外の1〜3、7の処理も並列で実行しているほうがパフォーマンス
がよくなると思いますので、maxconnより少し多めの値を
session_thread_pool_sizeに設定しておくことをお勧めします。

あと、複数のVirtualServiceを登録する際に、session_thread_pool_sizeは
すべてのVirtualServiceで同じ値になります。
VirtualServiceごとに異なる最大同時接続数を設けたい場合はmaxconnオプショ
ンを設定するのが便利です。


 
(2011/10/14 11:20), 酒井 聡司 wrote:
> こんにちは。酒井と申します。
> Ultramonkey-L7に対して、負荷試験を実施しています。
> 同時接続数を50で実施しl7vsadmで確認すると
> ActiveConnの合計が最大32までになってしまいます。
> 
> 同時接続数を100,200にしても結果は同じです。
> 以下2点を変更して試してみましたが、接続合計数32のままでした。
> 
> --- l7directord.cf ---
> virtual  = 以下の箇所
>          maxconn     = 1000      ←0,1000に変更
> 
> --- l7vs.cf ---
> session_thread_pool_size    = 32  ←1〜256まで変更
> 
> この他に関わる設定箇所はありますか?
> 
> 負荷ツールはJmeterとApache Benchで検証しています。
> Ultramonkey-l7は3.0.1、CentOS5.5を使用しています。
> 
> よろしくお願いいたします。
> 
> _______________________________________________
> Ultramonkey-l7-users mailing list
> Ultra****@lists*****
> http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/ultramonkey-l7-users
> 
> 


-- 
==============================================
NTTコムウェア株式会社
品質生産性技術本部 技術SE部 基盤ソフトSE・OSS部門
雲雀 路朗(ひばり みちろう)
E-Mail:hibar****@nttco*****
TEL:043-211-2452
==============================================





Ultramonkey-l7-users メーリングリストの案内
Back to archive index