[Fswiki-dev] Re: 未だに引っかかっている部分が・・・

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あき attin****@kk*****
2005年 4月 27日 (水) 00:39:42 JST


あきです。

> kuwaです。
> 
> > 私は、「Wikiは初心者に使ってもらってこそナンボの世界」だと思っています。
> 
> 私がFreeStyleWikiで運営しているVkDB.jpの訪問者は主に女子中高生なのですが、
> そのせいか、テンプレートを用意していても使われませんし、書式無視の投稿が
> 殆どです(ページが存在しない事を表す「?」の意味すら分かってもらえないの
> で、「それは確かな情報だから?を外してください。」という様なコメントも多
> いです)。
> 正しく投稿する為に覚えなければならない事があるとは言え、
> 覚えなくても投稿できてしまいますし、投稿する側としてはそれで何の問題も
> ありません。要は使う側にその気が無ければシステム側で何をどうしようが解決
> できる問題ではないと思います。だからと言ってそこであきらめる事が正しい
> と言っている訳ではないのですが、例えWYSIWYGであっても期待通りに使っても
> らえるとは現時点で思えません。

「Wikiは初心者に使ってもらってこそナンボ」と書きましたが、WYSIWYGに走る
ことだけがその解だとは思っていません。
今後、Wiki業界はそういった方向にシフトしていくらしいですが、FSWikiに関し
ては、私はそれを望みません。
なぜなら、FSWikiはドキュメンテーションツールだから。
Wikiでドキュメントを作成する最大の恩恵の一つは、文章を構造化して管理でき
る部分にあると認識しています。
『見た目ではなく、意味合いで文章を装飾する』、これはとても重要な要素だと
思っています。
(太字で装飾しようとするのはその文字を強調したいからで、強調表示がされる
なら、それは拡大文字であろうが色付き表示であろうが構わないだろう、という
のが私の考えです)
WYSIWYGエディタで見た目先行で文章を作成していくと、こういった重要な要素
が打ち消されてしまいます。
(誰にも参加してもらえるが、そうやってできあがったサイトは見た目の部分で
も統一感のないものになってしまう。人によっては強調文字を斜体にしたりフォ
ントを変えたりするでしょうから)

Wikiの文法がエレガントだとは思いませんが、素のテキストだけで見てもさほど
違和感のない文章として見ることができる、というところに私は魅力を感じてい
ます。
むしろ、プレーンテキストで書かれたドキュメントをWiki書式変換を通すことで、
見事な見栄えのするドキュメントに生まれ変わらせてやりたい、というのが私の
究極の目標です。
無理やり訳の分からない文法を押しつけるのではなく、たとえWiki文法を知らな
い人間が書いた適当な文章でも、それなりに見栄えのする装飾が施されて表示
される、そういったものを私は望みます。
「Wiki文法なんて知らなかったけど、適当に書いていたら適当にWiki文法に
ヒットして綺麗に表示された」という驚きを大切にしたい。
そのためには、初心者には暗号のようにしか見えないプラグインのような記述は
できる限り排除したい、と願っています。
(特殊なことをしたい場合はプラグインを使わないことにはどうにもなりません
が、通常の文章を作成するのにプラグインは使わせたくないのです)

他に、Wiki文法に溶け込んで頂くために、システム側でできる工夫というものも
あるかと思います。
今思いつくので言えば、目に触れやすい箇所に主要な文法を表示しておいたり、
新規ページを作成しようとした時にデフォルトでサンプルとなる文章を埋め込ん
でおく、というのも手かもしれません。
もう少し発展させて、予めいくつかのテーマでサンプル文書を準備しておき、
新規ページ作成時にそれらの中から一つを選択させ、それをベースにページを
作成を開始させる、という手もあるかと思います。

まず、システム側でもできることがあると思います。
私が言う「初心者に易しく」はこういったところです。


ページが存在しない事を表す「?」についてですが、例えば、その単語の隣に
「?」を表示させるのではなく、ページの最後等に、非リンク一覧というのを
表示させ、そこをクリックするとそのページを作成する画面にジャンプできる、
という仕様なんかどうでしょう?
と言いましても、この案が可か不可かという話に持って行きたいのではありませ
ん。
そうではなく、こういった方向での考え方(初心者にとってどういった仕様だと
分かりやすいのだろうかという考え方)が重要なのではないかということです。

引用させて頂いた文章に対する回答ではなくなってしまった感もありますが、
私の思い描いている方向性、というものがこれで理解して頂けたのではないかと
思います。





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