使用方法

LILIB を使用するユーザプログラム src.cpp をコンパイルするには、

  • src.cpp
  • lilib.h
  • libli.a

の三つのファイルが必要です。

ライブラリファイル libli.a は、zip ファイルを展開したディレクトリで、 make コマンドを実行すると生成されます。

src.cpp の冒頭に、

  1. #include "lilib.h"
と書いてください。

クラス LongFloat, LongMatrix, LongInterval, LongIntervalMatrix を使用する前(変数の宣言より前)に、関数

  1. void lilib::setPrecision(int precision)
を一度だけ呼んでください。 precision は、使用したい多倍長演算の精度(10進数の桁数)です。

関数 setPrecision によって、指定された桁数以上の精度の多倍長演算が可能になります。 実際に扱える桁数は、関数

  1. int lilib::getPrecision()
によって取得できます。

例えば GCC の場合、コンパイルは以下のように行います。

g++ src.cpp libli.a