Akihiro MOTOKI
amoto****@gmail*****
2012年 4月 10日 (火) 01:19:04 JST
JM と doc-ja のみなさん 元木です。こんばんわ。 「JM の今後の進め方について」のメールには 赤星さんから反応頂いただけで、 他には何もなかったので、ちょっとさびしかったのですが、 近況をお知らせしておきます。 > > > (1) 配布物の見直し > > > (3) マニュアルのステータスを外部から見えて分かりやすくする。 (1)(3) の目的のために、 パッケージごとの翻訳版バージョンとオリジナルのバージョン、翻訳状況、 必要性などを書き出しているところです。 これを見て、皆さんに必要性などをコメント頂ければと思っています。 今週末くらいに投稿しようと思います。 > > > (2) 翻訳支援ツールの導入 LDP man-pages に po4a を導入してみています。 * 既存の翻訳の po4a による取り込み & ja.po への移行 → 完了 * po4a によるオリジナルのバージョンアップ → 動作確認済 * LDP man-pages の pot 化は debian alioth の perkamon を使うことにしました。 perkamon のスクリプトを使うと、適度な粒度で po ファイルを分割してくれます。 po ファイルによる翻訳はある程度グループ化してファイル数を減らした方が 同じ変更をまとめて反映できるので、効率的だろうと判断したのが理由です。 翻訳のチェックをどうやってやるかという課題が残っていますが、 それ以外はほぼ準備できました。 > > [JM:00518] 試作品: manpage 比較用 HTML 生成スクリプト > > http://sourceforge.jp/projects/linuxjm/lists/archive/discuss/2011-November/000517.html > > > > で投稿したスクリプトの精度を上げて活用できないかなと考えています。 赤星さんのスクリプトを遅ればせながら、拝見しました。 あれくらいでかなりのことができるのですね。 # 最近 Python 屋さんになったのもあり、すんなり読めました。 manpage を比較する際に、roff で見比べる方法と、 きちんと整形して比較する方法があると思います。 - 赤星さんのスクリプト http://linuxjm.sourceforge.jp/tmp/result.html - man2html をフレームで並べる http://linuxjm.sourceforge.jp/tmp/frame.html (ヘッダ、フッタがいい加減なのはご了承を) どちらも一長一短あり、両方のいいとこ取りができると いいのですが、もう少し考えてみます。 赤星さんのスクリプト Pros. original と翻訳がいつも対応付けが取れるので、みやすい。 Cons. roff のままに近いので、ちょっと読みにくいところがある。 man2html のフレーム版 Pros. 整形済なので読みやすい。 Cons. フレームで、オリジナルと翻訳をそれぞれスクロールする必要がある。 > > > (4) 配布物は UTF-8 に変更する アナウンスしていなくて申し訳ありませんが、これは行いました。 manpage を含めて UTF-8 化しました。 おかしなところがあれば御連絡下さい。 > > (5) 「翻訳の指針」の見直しについて検討 ほとんど手がついていません。 これをやり始めると翻訳意欲がなくなる人が出てしまうと嫌なので、 当面は自主性に任せようと思います。 # coreutils の --help でも、「ですます」と「である」が混じっている # 状況なので、まずは日本語版を作る方でいいかなと思っています。 # 今、coreutils の manpage の翻訳をしていますが、 # こちらは「ですます」調でやってみています。 とりあえず、こんな感じです。 -- Akihiro MOTOKI <amoto****@gmail*****> At Fri, 23 Mar 2012 01:11:13 +0900, Akihiro MOTOKI <amoto****@gmail*****> wrote: > > 元木です。 > > コメントありがとうございます。 > 赤星さんからは以前からいろいろと御提案頂いているのに > なかなか対応できず申し訳ありません。 > > 全体的には緩い方向付けで、活動する人が増える方向になれば > よいと思っています。 > > 以下、インラインで。 > > At Fri, 23 Mar 2012 00:40:47 +0900, > Yasumichi Akahoshi <yasum****@vinel*****> wrote: > > > > 赤星です。私自身は全然貢献できていないところですが、全体的に賛成です。 > > > > > (1) 配布物の見直し > > > > > (2) 翻訳支援ツールの導入 > > > > > > original (upstream) に追従していく作業をやりやすくするためにも > > > po4a などのツールを導入していきたいと思います。 > > > > > > po4a は導入したいと考えています。po4a を使うと、オリジナルの変更点を > > > 取り込むのが楽になることを確認済みです。 > > > > 特に bash のような長い man ページでは、将来的に威力を発揮するのではないかと > > 期待しています。 > > 先のメールで書き忘れてしまいましたが、 > 翻訳をチェックする際には po で見ても効率的ではないので、 > チェック方法は考える必要があると思っています。 > 以下で赤星さんから提案も頂いていますが、そのあたりのツール化は必要です。 > この辺りは好きなので、自分でも考えてみようと思います。 > > > > デメリットとしては、元のページとの対応関係が取りにくくなる、 > > > 新しいやり方を覚えないといけない、といった点もあります。 > > > > デメリットかどうか分かりませんが、マークアップが一部変更されてしまうという点もあります。 > > なお、元のページとの対応関係が取りにくくなるという部分について、 > > > > [JM:00518] 試作品: manpage 比較用 HTML 生成スクリプト > > http://sourceforge.jp/projects/linuxjm/lists/archive/discuss/2011-November/000517.html > > > > で投稿したスクリプトの精度を上げて活用できないかなと考えています。 > > このスクリプトはなかなかおもしろい試みだと思っています。 > 発展させると、code review tool みたいになるかなとも、 > 妄想してしまいました。 > > # ちょうど仕事が火の車だったときだったので、 > # 一度見たままになっていました。すみません。 > > > > (3) マニュアルのステータスを外部から見えて分かりやすくする。 > > > (4) 配布物は UTF-8 に変更する > > > > 追加として > > > > (5) 「翻訳の指針」の見直しについて検討 > > > > Sun によるスタイルガイドをもとにオープンソースプロジェクトの > > ドキュメント向けに作成された日本語スタイルガイド > > > > https://blogs.oracle.com/reiko/entry/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89 > > > > などを参考に「翻訳の指針」の見直しを検討する。 > > > > を追加していただけるとありがたいです。 > > 現在の JM の基準も out-of-date かつメンテされていない状態なので、 > 参照できるものはそれを利用していくのがよいと思います。 > 自分たちでメンテナンスもできませんし。 > > 現状だと、皆さん上記のスタイルガイドが基準になっているのでしょうか。 > > > > Windows のヘルプや Solaris の man ページなどは、常体 (「である」調)ではなく、 > > 敬体(「です」「ます」調)で書かれているものと認識しており、JM もそちらへ > > シフトした方が良いと考えています。 > > > > # プロジェクトごとに翻訳スタイルが異なっているのも人的リソース集中できない > > # 一因ではないでしょうか? > > # 影響が大きいので must ではないですが… > > 「である」「です、ます」問題は、全部変更するのは大変なので、 > 新しいものから進めていこうと思います。 > > 個人的には、内容の方が優先だと思っていますので、 > すでにあるものまで変更する必要はなく、常体、敬体混じりも > 仕方がないかなと思っています。 > > 他には、長音問題や中点問題とかもありますね。 > > ポインタ vs ポインター > ファイルディスクリプタ vs ファイル・ディスクリプター vs ファイル記述子 > > > いずれにせよ、ドラスティックにやるのは問題があると思うので、 > パッケージごとなど、徐々に進めていきたいと思っています。 > > > 今後、他のプロジェクト (GNOME 日本語チーム、日本 KDE ユーザ会…etc)との連携を > > 模索できるとより査読者を増やせるのではと考えています。 > > > > > > また、(po4a を導入した場合は当然、削除される条項になると思われますが) > > 原文のコメント化は、原文の更新による翻訳の更新をより面倒にしている気が > > します。 > > 原文との対応付けは po4a を導入した場合は不要だろうと考えています。 > > 歴史的経緯を振り返っても、原文のコメント化をしている理由は > 査読時の読みやすさだけだったと記憶しています。 > 別のチェック方法があれば、原文のコメント化の必要性はないと考えています。 > > # ひそかに coreutils 翻訳中です。 > # 全部を一つの po にしたのは間違いだったか。 > -- > Akihiro MOTOKI <amoto****@gmail*****>