Akihiro MOTOKI
amoto****@gmail*****
2012年 4月 10日 (火) 18:14:17 JST
元木です。 2012/4/10 K.Shirakata <argra****@ub32*****>: > 白方です。 > ちょっとJMにリソースを回せないのでROMってましたが、 > せっかくなので反応してみます。 ありがとうございます。 必要性やマイナス面も含めて議論できた方がよいので。 > (2012/04/10 1:19), Akihiro MOTOKI wrote: > >>>>> (2) 翻訳支援ツールの導入 >> >> LDP man-pages に po4a を導入してみています。 > > po4aのことを(さらに言えばpo自体も)あまり分かっていないので > 純粋に質問です。 > 文脈によっては同じ原文を違う訳文にする必要がある場合があると > 思うのですが、po(4a)では対応できるのでしょうか? po4a では、だいたい manpage の段落ごとにエントリが作られて、翻訳していく形になります。 ボールドやイタリック表記の部分はひとつの段落の中に含まれます。 したがって、段落のなかであれば、比較的自由に訳文は変えられます。 一方で、原文と違う構成にするのはできません。 原文と違う構成が必要になる場面としては、今までぶち当たったものとしては2つあり、 一つは、訳注を入れたいという場面、 もう一つは、原文が "XXX is equivalent to YYYY" となっていて、 YYYY が .PP などで別段落にされている場合に、「XXXX は YYYY と等価である」と 翻訳できなくて、「XXXX は以下と等価である: YYYY」と訳さざる得ないという場面です。 このあたり文章表現上の po4a の制約と考えています。 また、あまりに複雑な roff 文法を使った manpage は扱えないので、 こういうものは手動で扱うしかないと思います。 例えば groff の man は多分無理だと思っています。 一方で、LDP man-pages などは、バージョンアップの際に機械的な変更箇所の 反映がかなりあるのは事実で、この作業時間がこれまでは馬鹿にならなかったので、 上記の翻訳の表現上の制約と天秤にかけても導入する意味は大きいと考えています。 ただ、表現の自由度は翻訳者の希望によるところも大きいので、 po4a を必須にする気はありません。(何度も po4a と roff -- Akihiro MOTOKI <amoto****@gmail*****>