7.1. フォーカスによる移動

NVDAによるWindows操作の最も一般的な方法は、通常のキーボードコマンドによる移動、 すなわちTabキーとShift+Tabキーによる前後移動、Altキーによるメニューバー呼び出しとメニュー操作、Alt+Tabキーによるアプリケーション間の移動です。 これらの操作を行うと、NVDAはフォーカスされているものを通知します。 NVDAがオブジェクトにフォーカスされた時、通常はオブジェクトの名前、タイプ、状態、値、説明、キーボードショートカット、位置情報を通知します。 これは他のスクリーンリーダーと全く同様です。 しかしながら、オブジェクトのタイプは少し異なっている場合があります。

フォーカスで移動すると役に立ついくつかのキーコマンドがあります:

  • NVDA+Tabキー - 現在フォーカスされているオブジェクトを通知する
  • NVDA+Bキー - 現在フォーカスされているウィンドウ全体を通知する(ダイアログボックスを読むのに便利)
  • NVDA+Tキー - 現在フォーカスされているウィンドウのタイトルを通知する