デモ版でLiferayの機能を試された後に、Liferayを実際に利用することになった場合は、Webサーバの導入と類似して導入計画から始めることを推奨します。
個人用のサーバであれば、Liferayのデモ版に組織やコミュニティを追加して、ページを作成することでも充分な場合はありますが、企業用のポータルをして利用する場合は性能、保守、セキュリティも考慮する必要があります。
Liferayを実運用で利用される場合の多くは3階層で行われます。 # プレゼンテーション層:Webサーバ(例:Apache) # アプリケーション層:Liferay + J2EEコンテナ(例:Tomcat、JBoss) # データ層:データベース(例:MySQL、Oracle、PostgreSQL) + 検索エンジン(例:Solr、Lucene)、リポジトリ(例:Alfresco、Jackrabbit、共有ディレクトリ)
高い信頼性が必要な場合は、各層の部品毎にクラスタすることができます。
Liferayは2種類の配布ファイルで配布されています:①デモ用にLiferay + アプリケーションサーバ + デモ用データを同梱しているデモ版と、②Liferayのwarファイル。一通りでソフトウエアすべてが同梱されている①の配布ファイルを利用して必要に応じて環境設定を変更することはできますが、同梱されているソフトウエアの管理などやエラーが発生したとくの対応などを考えると、実運用では②の配布ファイルを利用することを推奨します。