Rob Pike
Bell Labs
Lucent Technologies
rob@plan9.bell-labs.com
Feb 21, 2000
論点
この講演は今日のシステムソフトウエアについて私が感じている悲観的な面を取り出して論じたものである。楽観的な側面を私は話すつもりはない。他のたくさんの人ができるからだ;みんなコンピュータ産業に興奮している。なので、私は現実よりもちょっとばかり暗い考えを披露しよう。しかし、私は状況は本当に悪いし動き出すことが必要だと思う。
主張
システムソフトウエア研究はコンピュータ産業の熱狂の脇に追いやられた。
最後にわくわくする非商業的なデモを見たのはいつの頃だろう?
皮肉にも、コンピューティングがイノベーションと同義だった頃、大学でのソフトウエアとハードウエアは両方、産業界の大多数は視野が狭く、硬直し、的外れになっていく。
それには多くの理由があるし、いくつかは避けらるものだし、いくつかは風土病的である。
この状況を改善できる方法があるかもしれない、しかし、それにはコミュニティ全体に渡る努力が必要だろう。
定義
Systems
Software
Research
Is
Irrelevant
君は”だれがいったい新しいOSを必要とするんだい?”と聞く。
誰もいないだろう、つまりそれが私の主張を支持しているのだ。
”でも、ファイルシステム、パフォーマンス、セキュリティ、ウェブキャッシング、他にもいろいろのたくさん論文が出ているじゃないか”と君はいうだろう。 そうだ、でもさ、研究畑から一歩外に出ればだれが注意を払ってくれるんだい?