VSSLog2Trac

はじめに

VSSLog2Tracは、Visual SourceSafe 2005でファイルをチェックインする際に、XML-RPCを使って、指定したTracのチケットを自動的に更新するVSSのプラグインです。このツールを使うと、Visual Studioで開発する際などに、Tracでバグ管理し、そのバグに対してチェックイン履歴を関連付けて、バグトラッキングができるようになります。

前提条件

マシンに以下のソフトが事前にインストールされている必要があります。

  • .NET Framework 2.0
  • Visual SourceSafe 2005

ソースコード

sf.jpのSVNリポジトリから取得できます。

インストール

1.セットアップファイルの実行

VSSLog2Trac.msiを実行し、インストールします。

2.ssaddin.iniの追加

VSSLog2Tracのインストールフォルダ(既定ではC:\Program Files\VSSLog2Trac)にある、ssaddin.iniをVSSのインストールフォルダ(既定ではC:\Program Files\Microsoft Visual SourceSafe)へコピーします。

すでにssaddin.iniがVSSのインストールフォルダに存在する場合は、すでに存在するssaddin.iniに以下の1行を追加してください。

    VSSLog2Trac=1

3.環境変数の追加

接続するTracのURLや、接続のためのユーザID・パスワードは環境変数に入れる必要があります。

Windowsの環境変数として、"TRAC"という変数を追加し、以下の要領で値を追加してください。

    [TracのXML-RPC用のURL];[ユーザID];[パスワード]

    http://localhost/trac/SampleProject/login/xmlrpc;scott;tiger

EnvVar.jpg

これで利用することができるようになりました。

利用方法

VSSへのチェックイン時に、以下のようにコメントを記入します。

    #[連携したいチケット番号][改行]
    [コメント]

    #3
    クラスを編集

CheckIn.jpg

チェックインすると、チケットが更新されています。

Ticket-1.jpg