Windowsへのインストール

WindowsへSplintをインストールする手順:

  1. http://lclint.cs.virginia.edu/downloads/binaries/splint-3.1.1.win32.zipをダウンロードしてください。
    ※訳注:https://github.com/maoserr/splint_win32/downloadsにある方が最新のようです。
    ※訳注:このページではzip版をダウンロードした場合のインストール手順を説明していますが、上記のページにはインストーラパッケージ(splint_installer-3.1.2.msi)も置いていますので、そちらを使用してください。

  2. パッケージを解凍してください。WinZipなどの任意のunzipユーティリティを使用して行うことが出来ます。zipファイルには、いくつかのディレクトリが含まれています。

    その後、C:splint-3.1.1へ展開した場合、環境変数を設定する必要はありません。Splintのバイナリはbinsplint.exeです。

    いくつかの他のディレクトリに展開した場合は、以下に示す環境変数を設定する必要があります。Windows2000の場合、[スタート]ボタンから [システム] - > [コントロールパネル] - [設定]を選択して環境変数を設定できます。システムパネルで、[詳細設定]タブを選択し、[環境変数]ボタンをクリックします。ダイアログボックスが開きます。[ユーザー環境変数]ボックスで、[新規作成...]を選択します。新しい環境変数を追加します。

    次に、環境変数を追加します:

    LARCH_PATH - Splintライブラリと初期化ファイルの検索パス。通常、これは次のようになります。<Splintをインストールしたディレクトリ>lib

    LCLIMPORTDIR - lclインポートファイルを含むディレクトリ。通常、これは次のようになります。<Splintをインストールしたディレクトリ>imports

    include - システムのインクルードファイル(例えば、stdio.hがこのパスで見つかる必要がある)を検索するためのパス。コンパイラをインストールしている場合、おそらく設定済みです。

    Windowsのバージョンが異なる場合は、異なる方法で設定します。Windowsで環境変数を設定する方法を見つけることが出来ない場合は、代わりに、splint.rcファイル内のフラグ-larchpath-lclimportdirを使うことが出来ます。

    splint.exeを含むディレクトリを含むようにPATHを設定するか、コマンドパス上のディレクトリにバイナリを移動して下さい。

  3. http://www.splint.org/lists.htmlへアクセスし、Splintのメーリングリストを購読してください。

Microsoft Developer Studio

出力ウィンドウでの実行

IDE内でスプリントを実行するために、Developer Studioのためのカスタムツールを追加することが可能です。[ツール] - [カスタマイズ]を選択してください。コマンドリストに新しいコマンドを追加します。コマンド編集ボックスで、Splint(例えば、Splint)を実行するコマンドを入力します。引数の編集ボックスで、コマンドライン引数を(例えば、*.c)を入力します。"出力ウィンドウを使用"にチェックを入れます。

初期化

VC++のヘッダファイルは、いくつかの標準ではない型を使用します。それらのファイルの解析の問題を解決するため、Arjan van Vughtはこの.splintrcを使うことを提案しています。

メッセージフォーマット

+parenfileformatフラグを使用してDevStudioで解析することができるメッセージを生成するようにSplintを設定することができます。(これは、Win32バイナリにデフォルトで設定されています。)DevStudioが自動的にメッセージテキストをラップするので、Splintが行を分割せず、十分に長い行の長さを設定するように-linelen 999を使用してもかまいません。

このドキュメントはSplint(英)のサイトを元に作成しました