デバッグに用いるための「DWARF」ですが、こいつはUnixで一般的に使われている実行ファイルの形式ELFファイルフォーマット形式における、「セクション」というデータの区切り内に、専用のセクションを構えて入れられています。
また、デバッグ情報の種類別に、複数のセクションに分けてさまざまなデータが格納されています。
ということで、以下の表に、どのセクションに、どんなデータが突っ込まれているのか、まとめてみました
No. | ELFセクション名 | 格納されているデバッグ情報 or 目的 | このwikiでの解析ページ |
1 | .debug_abbrev | (作成中) | .debug_abbrevセクションの構造と読み方 |
2 | .debug_info | 関数や引数など、メインのデバッグ情報が入っています。 | - |
3 | .debug_str | (調査中) | - |
3 | .debug_line | 「C言語のソースファイル」と「アセンブルコードのアドレス」の関係が入っています。 この情報を用いることで、今実行しているアセンブルコードのアドレスから、今実行しているC言語のソース行を引き当てることができます | .debug_lineセクションの構造と読み方 |
4 | .debug_frame | (作成中) | .debug_frameセクションの構造 |
6 | .debug_aranges | (作成中) | .debug_arangesセクションの構造 |
7 | .debug_pubnames | (作成中) | .debug_pubnames/.debug_pubtypesセクションの構造 |
8 | .debug_pubtypes | (作成中) | .debug_pubnames/.debug_pubtypesセクションの構造 |
9 | .debug_macinfo | (作成中) | .debug_macinfoセクションの構造 |
10 | .debug_ranges | (調査中) | .debug_rangesセクションの構造(CodeAddress&Range) |
11 | .debug_loc | (調査中) | .debug_locセクションの構造(LocationLists) |
[PageInfo]
LastUpdate: 2013-06-12 22:21:00, ModifiedBy: koinec
[License]
FreeBSD Documentation License
[Permissions]
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