TAG詳細(その07) 共通ブロック／ネームリスト編 ※common_block、namelist (事実上Fortran専用TAG)

※以下、事実上「Fortran専用」な内容です。ワタクシFortranはほとんどワカラナイのですが。。。まぁ、比較的簡単＋短いえいぶんだったので、ちょこっと翻訳です。

共通ブロック

Fortranの「共通ブロック」は、「DW_TAG_common_block」なTAGで表現されまする。
このエントリは、以下のAttribute君を持っているデス。
- DW_AT_name ：ソース上の共通ブロック名。(NULL文字終り)
- DW_AT_location ：共通ブロックのメモリ領域の開始位置
このTAGは、子DIEとして共通ブロック内に含まれる「変数」をもっています。

Fortran90などの一部の言語では、「ネームリスト」なる概念があって、「宣言されたオブジェクト名で整列されたリスト」になってるらしいです。んで、このリスト自体が変数名のリストの置換に使えるっぽいです。
で、このネームリストですが、DWARFでは以下のよーになってますです。

ネームリストは「DW_TAG_namelist」なるTAGで表現されちゃうみたいです。
- ネームリスト自体が名前を持っている場合は、DW_AT_nameなAttributeにソース上での名前の文字列(NULL文字終り)をもってますです。
ネームリスト内の、それぞれの名前(のアイテム)は、「DW_TAG_namelist_item」なTAGのDIEになるっぽいです。
- 「DW_TAG_namelist_item」のDIEは、「DW_TAG_namelist」なTAGの子DIEになるっぽい。
- 全ての「DW_TAG_namelist_item」なDIEは、ソース上のネームリストの並び順で表現されちゃうみたいです。
- 「DW_AT_namelist_item」なるAttributeを持っていて、こいつの値にはネームリストに登場する名前のオブジェクト自体を宣言しているDIEへの参照をもつみたいです。

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